航空施設の紹介

※当ページの無断転載・複製は,堅くお断り致します。
© 2001, Mira House.
熊本空港
熊本空港全景

航空機が安全に飛行するためには様々な施設が必要になります。
ここではどのような航空施設があるか紹介します。


管制塔 ご存知管制塔です。管制塔は空港の心臓部で,空港に離着陸する飛行機や,上空を通過する飛行機にコースや高度などを細かく指定します。航空機が安全に飛行できるのはこの管制塔のおかげです。管制官とパイロットの会話は国内線でも英語を使います。
VOR/DME

航空路の交差点にあるVOR/DMEです。ここからは電波が全方向に放射されていて,VORで位置が,DMEで距離がわかります。航空機はVOR/DMEの電波で,どこを飛んでいるか認識します。
写真は熊本空港にあるVOR/DME(コールサイン:KUE)です。 (上空から見た大阪VOR/DME:41kb)(天草空港のVOR/DME:35kb)

別の種類の交差点,NDBです。VORと似ていますが,NDBは方向しかわかりません。写真は熊本市内の住宅地の中にあるNDBです。写ってはいませんが鉄塔が2本あってその間にアンテナが張ってあります。(熊本のNDB全景:53kb)
グライドスロープ 着陸する飛行機を誘導するグライドスロープのアンテナです。ILS ( Instrument Landing System :計器着陸装置 ) のひとつで,着陸時に飛行機が適切な降下をおこなっているかを示します。
ILSのひとつである,ローカライザのアンテナです。着陸時に飛行機を左右方向に誘導します。ローカライザと上のグライドスロープで,飛行機を適切な進入経路に誘導します。
ILSのひとつである,マーカービーコンです。マーカービーコンは進入経路の特定の位置を示します。写真は熊本空港のインナーマーカーと呼ばれるビーコンで,滑走路の直前にあり,最終的に着陸を行うかどうかを決める点(決心高度)を示します。他に滑走路の3500フィート(約1km)手前にあるミドルマーカーや,グライドスロープの電波が届く位置にあるアウターマーカーなどがあります。(小松空港のミドルマーカー:9kb)

Mira House別館】 【ヒコーキ