2003年12月29日撮影。
“テロとの戦い”がテロを呼ぶ状況が続いている世界だが，この年末，成田は近年にない出国ラッシュだった。
熊本からもベトナム航空B767-300のチャーター便が出て，しかも，12月29日と30日の往路，1月2日と3日の復路と合計4日も見られる日があるという豪華版(？)。
年末年始に空港に貼り付いているわけにもいかないが，29日だけ時間を作った。春のチャーター便がSARSの影響で続々と中止されて以来ご無沙汰だったので，スポッティングのためだけに空港へ行くなんて，本当に久しぶり。
この日の予定は9時10分着，10時30分発。到着便はフェリーだ。
ちなみに今回の一連のベトナム航空便は，全て片道フェリー。ツアー料金はけっこう高額だったのでは(^^;？ 東南アジアのエキゾチックさとフランス統治時代が残した洗練された街並みを併せ持つベトナムは昨今人気の destinationと聞いているが，2日連続でチャーター便が出るとは少々驚き。
午前10時に空港へ着くと，まずは国際線ターミナルへ直行。いつものようにレジストリ・ナンバーを確認し，管制塔向かいの農道へ回る。白地に青い線が入った地味な塗装だが，垂直尾翼の上に小さく描かれたベトナム国旗が可愛らしい。
農道から，年末年始へ向かう帰省客を乗せた飛行機たちを見送ったり迎えたりしながらベトナム航空のB767-300がプッシュバックされるのを待った。
ようやくプッシュバックが始まったのは，定刻より約30分遅れの11時。
まず国際線ターミナルの前で飛行機を真横から眺め，タキシングの間に離陸が撮れそうな付近へ移動する。
