宮崎市に本社を置くスカイネットアジア航空は，1997年設立，2002年に宮崎−東京の格安便を開設し，2003年8月，新たに熊本−東京便を就航させた。
宮崎便で大成功を収めての熊本便参入だったわけだが，熊本便はリースの飛行機が就航日に間に合わないなど，お世辞にも幸先の良いスタートとは言えなかった。
遅れてやって来た飛行機は，おかげで塗装をする暇もなく真っ白なまま(^^;。ぽつねんと描かれた太陽のマークが，何だかやたら寂しげだ。これを見て「おー珍しい！」と喜ぶのは，一部の飛行機ファンだけだろう。
飛行機たちは毎日働きずくめなわけだから，熊本便のためにやって来たこの子たちが，きちんとデザインされた塗装を施して現れるのは，次回C整備か，もしかするとM整備の後まで待たねばならないのだろうか？
2003年8月2日（JA737C） 写真提供／徳永氏
タラップ車はSNA用のお化粧をしているのだが…。
2003年8月2日（JA737C） 写真提供／徳永氏
飛行機たちは効率よく運行スケジュールをこなさねばならないので，機材運用の都合上，宮崎便塗装機が熊本空港へ飛来することもあれば，逆もある。
しっかりと準備された宮崎便の機体は，宮崎らしい南国ムードバッチリの太陽とフェニックスで見るからに楽しげだ。
おかげで，いつまでも当初のドタバタぶりを象徴し続ける熊本便機の白さが際立って，太陽ロゴの笑顔が健気に思え，ますます不憫な気になってくる。
早く塗ってもらえるといいのにねぇ。
