旧・熊本空港の風景

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2001年作成
2009年7月17日更新
2011年6月1日更新
@旧・熊本空港

 現在の日赤病院付近にあった旧・熊本空港の,1965年末〜1966年前半頃の風景。この旧空港の跡地あたりに,現・熊本空港のNDBがある。

 写真の撮影者である私の父の不確かな記憶によると,長崎(大村)空港〜熊本(健軍)空港〜東京(羽田)の1日1往復の定期便だったとのこと。
 フェンス高さが2歳くらいだった私の背丈程度だったとは,セキュリティがどうのと言われることのない平和な時代だったのかも?

@旧・熊本空港

 写真の飛行機は航空会社も機種も不明で,プロペラが2基あることから,1961〜1970年まで全日空で活躍したイギリス製のビッカース・バイカウント828?とも思ったが,これは東京−大阪に投入されていた飛行機らしいし,形も何か違う。
 その後,どうやら東亜航空塗装の「デ・ハビランド DH.114 タウロン」ではないかと検討がついた。タウロンは,通常型ヘロンとは異なってエンジン吸気口の位置がエンジンの横にあるのだが,写真でもそのように見える。

 DH.114 Tawlon の記録を調べてみると,JA6152・JA6157・JA6162・JA6163 の4機が該当した。この4機のうちのどれかがこの写真の飛行機ということになる。


 ちなみに,2009年現在日本国内でデ・ハビランド DH.114を見られる場所は2箇所。
 JA6159ヘロン(富士航空→日本国内航空)が福岡市東区の貝塚公園に,JA6162タウロン(東亜国内航空)が広島県府中市上下町の中元クリーニング工場屋上に残されているとのことだ。

 2009年9月9日,福岡市の貝塚公園へ行ってみた。

JA6159 DH.114 Heron 1B 日本国内航空 登録1961-03-09 抹消1967-08-26

※写真をクリックすると大きな写真が見られます。
JA6159 ヘロン JA6159 ヘロン JA6159 ヘロン
JA6159 ヘロン JA6159 ヘロン JA6159 ヘロン



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