☆12月の星空

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1999年12月の星空情報

 衝を過ぎた木星と土星が,日暮れから夜半にかけて観望好機です。冬型気圧配置になると晴れても気流が安定しないので,おだやかな小春日和に観望してください。
 また,明け方の空では3日に最大離角を迎える水星が観望しやすくなっています。8日の新月に向けて欠けていく月や,金星との位置関係が楽しめます。4日の朝には金星と細い月が 3.0度まで近づき,6日朝には水星と月が 2.5度まで近づきますので,早起きして観察してみましょう。

 14日のふたご座流星群は,夜8時(20時)が極大。毎年1時間に50個から60個の流星を見せてくれる流星群です。ふたご座はこの時期一晩中見えていますので,流星群も一晩中楽しむことができます。14日は夜半過ぎには月が沈みますので,時間がある人は,是非遅くまで観察してみましょう。


南中する星座 (冬の星座

 午後8時(20時)に南中を迎える,観察しやすい星座たちです。

 【上旬】 カシオペア座 ・ ほうおう座
 【中旬】 くじら座 ・ さんかく座
 【下旬】 おひつじ座 ・ みずへび座(☆)・ろ座

 ☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。


 惑星用語の説明はこちら
曜日天文現象
 水星が西方最大離角(-0.5等,離角20度23秒)。
 大雪:太陽の黄経が 255度になる。
新月:07時32分
14 ふたご座流星群が極大。
16上弦:09時50分
22 冬至:太陽の黄経が 270度になる。
23満月:02時31分
29下弦:23時04分


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