☆11月の星空

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2002年11月の星空情報

 11月は日暮れが早く,空は澄んでおり,晴れの日が多く,本格的寒さはまだということで,星を見るにはよい季節です。今年の11月は5日が新月ですから,月の初旬と下旬が星空観望に適しているでしょう。

 上旬に極大を迎えるおうし座南流星群,おうし座北流星群は,二つ合わせると1時間に5〜10個ほど流れる流星群で,火球が出現することもあります。条件もよいですし,写真観測をしてみてもよいでしょう。
 昨年大出現を見せたしし座流星群は,今年は月が大きく,アッシャー氏らによる極大予想も日本からは見えず,条件がよくありません。ただし,しし座流星群には明るい火球が多いため,もしかしたら月明かりの下や昼間の空でも見えるかもしれません。気をつけて見てみましょう。


南中する星座 (秋の星座

 午後8時(20時)に南中を迎える,観察しやすい星座たちです。

 【上旬】 
 【中旬】 きょしちょう座(☆)
 【下旬】 アンドロメダ座 ・ うお座 ・ ちょうこくしつ座

 ☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。

見やすい星雲星団

 【惑星状星雲】 NGC7293 (らせん状星雲,みずがめ座)
 【散開星団】  M34 (ペルセウス座), M52 (カシオペア座), h-χ (二重星団,ペルセウス座)
 【球状星団】  M2 (みずがめ座), M15 (ペガスス座), M30 (やぎ座)
 【銀河(系外星雲)】 M31 (アンドロメダ大星雲,アンドロメダ座), M33(さんかく座), M77(くじら座)


 惑星用語の説明はこちら
天文現象
5新月:05時34分
7
立冬:太陽の黄経が 225度になる。
8
おうし座南北流星群極大。
12上弦:05時52分
14
水星が外合
18
しし座流星群の極大予想(従来方法による予想):05時
19
しし座流星群の極大予想(アッシャーらによる予想):19時
20満月:10時34分
アフリカ・ヨーロッパ・南北アメリカ大陸で半影月食
22
小雪:太陽の黄経が 240度になる。
28下弦:00時46分


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