☆12月の星空

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2007年12月の星空情報

 毎年師走の空を飾るふたご座 α流星群は,今年は21時には月が沈み,よい条件で観測できます。
 ふたご座 流星群は,一晩中コンスタントに流れる安定した流星群で,12月5日頃には活動期に入り,20日頃まで続きます。近年は夏のペルセウス座 流星群をしのぐほどの活発さを見せていますし,火球も増えています。1時間に80〜100個の流星が期待できますので,どうぞ暖かくして空を眺めてみてください。

 19日に最接近し,クリスマスにを迎える火星が南の空高く,観望好期です。火星の軌道は楕円形で,北半球の冬に衝を迎える時は大接近にはなりませんが,2007年は視直径15".8の中接近です。機会がありましたら望遠鏡を向けてみてください。


南中する星座 (冬の星座

 午後8時(20時)に南中を迎える,観察しやすい星座たちです。

 【上旬】 カシオペア座ほうおう座
 【中旬】 くじら座さんかく座
 【下旬】 おひつじ座 ・ みずへび座(☆)・ろ座

 ☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。

見やすい星雲星団 (星雲星団を見よう星雲星団一覧表

 【散光星雲】 M42 (オリオン大星雲,オリオン座)
 【散開星団】  M34 (ペルセウス座), h-χ (二重星団,ペルセウス座), M45 (プレアデス,すばる,おうし座)
 【銀河(系外星雲)】 M31 (アンドロメダ大星雲,アンドロメダ座), M33 (さんかく座), M74 (うお座), M77 (くじら座)


惑星用語の説明

天文現象
1下弦の月のイメージ下弦:21時44分
5
土星が西矩:0時
7
月が最遠:2時(視直径29分25秒)
アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:4時22分
大雪:21時14分。太陽の黄経が 255度になる。
10新月のイメージアルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:1時11分
新月:2時40分
天王星が東矩:7時
12
アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:00時47分
15
ふたご座 α流星群が極大:3時(条件:最良)
17上弦の月のイメージ上弦:19時18分
18
水星が外合:2時
19
火星が地球に最接近(8817万km)
22
冬至:15時8分。太陽の黄経が 270度になる。
月が最近:19時(視直径32分52秒)
23
こぐま座 流星群が極大:12時
木星が:15時
24満月のイメージ満月:10時16分
25
火星が:6時(-1.6等,ふたご座,視直径15.8")
30
アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:2時55分
31下弦の月のイメージ下弦:16時51分

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