☆2009年9月の星空

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2009年9月の星空情報

18日の天王星

 9月になると日没時刻が早くなり,夕方早い時間帯から星が見えるようになってきます。
 お月見の季節ですが,中秋の名月は,今年は10月になります。

 また,9月に入ると明け方の空で黄道光が観望好期に入ります。黄道光は空気の澄んだところでしか見えませんが,山などへ行く機会があったら黄道に沿って光の帯が伸びているのを探してみましょう。

 4日,今年2度目土星環の消失が起こりますが,土星は19日に太陽との合を控えており,日没の直後に沈んでしまいます。観察は難しいでしょう。

 10日〜11日には,月がおうし座 プレヤデス星団を隠す食が見られます。月齢21.2の下弦前の月の暗い部分からプレヤデスの星たちがぽこぽこ現れる様子を楽しんで下さい。
 月は誰にでも位置がわかる天体ですから,初心者にも楽しめる現象です。

 18日にを迎える天王星は,観望好期です。
 天王星は,暗い空ならかろうじて肉眼で確認できますし,小さな双眼鏡などがあれば,さらに見やすくなります。小望遠鏡では面積を持った円盤状に見ることができます。


南中する星座 (秋の星座秋の全天星図

 午後8時(20時)に南中を迎える,観察しやすい星座たちです。

 【上旬】 いて座くじゃく座(☆) ・ ぼうえんきょう座(☆)
 【中旬】 こぎつね座や座わし座
 【下旬】 いるか座けんびきょう座(☆) ・ はくちょう座

 ☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。

見やすい星雲星団 (星雲星団を見よう星雲星団一覧表

 【惑星状星雲】 M27 (あれい状星雲,こぎつね座), M57 (環状星雲,こと座)
 【散光星雲】 NGC7000 (北アメリカ星雲,はくちょう座)
 【球状星団】  M2 (みずがめ座), M15 (ペガスス座), M30 (やぎ座), M56 (こと座)


惑星用語の説明月の形の変化について

天文現象
4
土星の環の消失:22時
5満月のイメージ満月:1時3分
7
白露:20時58分。太陽の黄経が 165度になる。
10
プレヤデス星団の食
12下弦の月ののイメージ下弦:11時16分
宇宙の日
15
アルゴル型食変光星 アルゴル極小:4時45分
16
月が最近:16時56分(視直径32分49秒)
18
アルゴル型食変光星 アルゴル極小:1時33分
天王星が:3時(+5.7等,みずがめ座,視直径3.7秒)
19新月のイメージ土星が:3時
新月:3時44分
20
秋の彼岸の入り
水星が土星の南5度24分を通過:21時
アルゴル型食変光星 アルゴル極小:22時22分
22
小惑星(3)ジュノーがうお座みずがめ座 +7.7等)
23
秋分:6時19分。太陽の黄経が 180度になる。
アルゴル型食変光星 アルゴル極小:19時10分
24
冥王星(134340)が東矩:2時
アンタレス食:14時21分(白昼,+1.1等)
26上弦の月ののイメージ上弦:13時50分
28
月が最遠:12時32分(視直径29分33秒)

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