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2003年11月01日(土) お迎え
午前11時過ぎ,ペットショップへ。Berryは相変わらず毛繕いに忙しそう。
店の人に,餌の時間などを聞き,餌と鳥かごを選んで12時。Berryはとても甘えん坊で,まだ一人で餌を食べてくれないとのこと。成長の目安のためにも誕生がいつ頃か知りたかったのだが,わからないそうで,ちょっとひどいなと思った。店は,この子たちの生まれくらい把握した上で管理しなくてもよいのだろうか?
そろそろ店の餌の時間だったが,13時までに病院へ行きたかったので,すぐに連れて行くことにした。
箱に入れられるベリーを,同じ水槽で飼われていたアルビノオカメの子が「どうしたの?」というように見に来て,ずっとBerryを見送ってくれた。一緒に連れて行ってあげられたらよいのだけど,そういうわけにもいかない。ごめんね,引き離して。今までベリーと仲良くしてくれて,ありがとう。元気でね! 心の中でアルビノの子に話しかけた。
店の人はすぐに家に連れて帰ってくれと言っていたが,車に入るとキャリングケースに移動させ,病院へ。。
病院には朝から電話して確認してあったのだが,健康診断ではそのう検査はしないとのこと。検査をしても99%何も出てこないし,鳥に負担がかかりすぎるのだそうだ。
本にも,飼い鳥サイトにも,必ずそのう検査をするようにと書いてあるし,鳥をきちんと診られる医者かどうかは,そのう検査で分かると書かれているので,やっぱりこの病院は,鳥は看板に掲げているだけで,それほど得意ではないのだな,困ったな,と思ったが,そこは地方都市,選択肢もなく,どうしようもない。
健康診断は,まず聴診器を当てて呼吸器に問題がないかどうか調べ,羽の裏にハダニがいないかどうかチェック。医者が言うには,かなり痩せていて栄養状態が悪いとのこと。あの店では元気な方だと思ったのだったが,私たちに見識がなかっただけで,実はそうではなかったのだ! ベリーがいたペットショップは犬や猫もトラブルの多い店だそうで,医者が実際に見に行っても管理がよい店だとは思わないとのこと。
そんな話をしているうちにベリーがフンをしたので,フンの検査も依頼。幸い寄生虫も見つからず,痩せているけど,食べて太れば元気になるだろうとのことだった。
しかし,医者の話だと,水槽に入れるのは寝るときくらいで,普段はケージの方がよいらしい。「水槽で飼うんですか?」と,不審そうな言い方をされた。店の人はまだケージは要らないと言っていたのだが随分と違う。
温度も店では30〜32℃と言われたが,医者は25℃以上と言い,話が違って困る。ペットショップの人はベリーの生まれも把握せずに育てていたので信用ならないが,温度は急に変えない方がいい気もする。
帰宅後,すぐにベリーを飼育水槽へ移し,しばらくして,店で言われたように粟玉を熱湯でふやかして小松菜の粉を入れたものを与えてみたが,ベリーは全く食べない。口を開けようともしない。もしかして,移動や環境の変化のショックで食べたくないのだろうか?
とりあえず,無理に食べさせるのは止めにして,放っておくことに。
ところが元気だけはあるようで,ベリーはやたらと羽ばたいたり,突っ込んである止まり木をよじ登ったりして水槽から出ようとする。見るからに,こちらへ来たくて来たくて仕方がないという感じだ。
本によると,オカメインコは臆病で,お迎えした日は疲れているし,あまり目を合わさないように静かにそっとしておかなくてはならないらしいのだが,「そっと」どころではない!
ベリーがあまりにも出たがるし,医者もケージがいいと言ってたしということで,Ntoさんが,ケージの周りを囲う保温用の段ボールの覆いの工作を始めると,更にベリーは水槽から出ようとして大騒ぎ。あまり騒ぐので水槽から出してみると,ケージの上でくつろいで,Ntoさんの工作を眺めている。もしかして,かなり物怖じしない,大胆なオカメ?
そのうちケージの上で眠り始めて寒そうだったので,再び水槽へ戻した。
夕方17時頃になって,挿し餌に再挑戦。昼間食べてくれなかったので一日中憂鬱だった。
少し少なめに作って,今度は湯煎して餌の温度が冷めないように工夫する。ふやけた粟玉の匂い(美味しそうな匂いだ)がしたせいか,何と,今度は食べてくれた!
もー,何と嬉しいことか!
しかし,冷めるとやっぱり食べなくなる。仕方なく何度も湯煎のお湯を取り替え,続けて食べてはくれないので,途中で休ませてはまた食べさせて,本当に大変!
ベリーもお腹がすいていたせいか,すごく興奮して頭を振りながら食べるので,口に入れようとしても大半を周囲にまき散らしてこぼしてしまうし,口に差し込んであげられるほど大きな口を開けてくれないし,どうしたらいいのという感じ。
餌が終わるとすっかり夜になっていたが,今日は一日の餌の量が明らかに少ないので,寝る前にもう一度餌をあげることにして,ホームセンターへ粟穂を買いに行く。粟穂を入れておくと,遊びながら自分で食べることを覚えると本に書いてあったので,それを期待しよう。見かけから判断しても,そろそろ一人餌の次期に達している筈なのだ。
ホームセンターでは,粟穂の他に,ベリーの体重を測るための電子天秤と,ベリーがやってきた記念樹(カルーナの苗)も購入。カルーナも,ベリーと一緒にすくすく育ってくれますように。
帰宅後,餌の前に体重測定をしてみると,何と66g。ひどい!
『ザ・オカメインコ』によると,これは生後13日の体重ではないか! もう一人餌の訓練をし,羽ばたきもしているのだから,80〜90gはあってもいいはずなのに! ショックだった。やっぱり店の管理が良くなかったのね?
どれだけ口に入ったのかわからないが,とにかくもう食べなくなるまで餌を食べさせ,就寝させた。私たちの食事はその後,もう22時を越えていた。疲れた一日だったぞ。ベリーもきっと疲れたね。
2003年11月02日(日) 初飛行!
朝8時15分,ベリーの覆いを外す前にカーテンを開けると,それで起きたらしく,水槽の中から「ピュイ!」と声が聞こえた。
覆いをはずすとすごい勢いで鳴く。餌を欲しがっているのだろう。早速準備。~
餌の前の測定では,体重64g。1時間半もかけて朝の餌を与え,朝からクタクタ。もっとちゃんと食べてよぉ。
そして,この朝の餌の最中に,ベリーは初飛行をした。餌やり用のトレイから,30cmほど離れた私の肩まで飛んできたのだ。本によると,初飛行は生後42日頃で,初飛行する子の体重は92gだよ。どーすんの!
2003年11月03日(月) ケージで就寝
朝食前63g,寝る前69g。
餌は,買ってきた挿し餌用の器具ではなく,アイスクリーム用のプラスティック・スプーンから食べるようになった。この方が食べさせるのも楽。
しかし,自分からはあまり食べていない様子だ。少しは粟穂もついばんでいるようだが,遊んでいるだけで,食べてはいないようだ。
今日は暗くしてもなかなか眠らず,鳴いたり羽ばたいたり。水槽は既にベリーには小さすぎることが分かったので,寝るときも含めてケージ。最初は慣れないので,フン切り網は使わず,キッチンペーパーを敷いて,寝る場所はプラスティックの植木鉢の受け皿にパインチップを作ったものを使用。一応,こちらの思惑通り,その上で眠ってくれた。
ベリーに話しかけると,そのたびに「ギュア!」と言うので,既に名前を把握しつつあるのかもしれない。バッハの無伴奏チェロをかけたら静かになった。人間の心を安らかにする音楽は,ベリーの精神も安らかにするのだろうか。
2003年11月04日(火) 太らない!
朝62g,夜69g。
食が細く痩せていくと,動物病院へ電話をかけて相談。
食べないけど元気だと言うと,「ミカンやリンゴ,ペットショップに売っている卵をまぶした粟玉を試してください,4,5日したら電話で様子を聞かせてください」とのこと。
しかし,ミカンをあげようとしてもそっぽを向く。温めてあげてもダメ。
2003年11月05日(水) 白湯を飲む!
朝62g,夜67g。
初めて白湯を飲んだ。挿し餌に使っているスプーンで口元までもっていってあげると,水だと理解したあと,飲んでくれた。
夜,Ntoさんが1時間ほど粘って乾いた餌とミカンを与えてくれたのだが,仕舞いにはイライラして彼の指をかじる始末(もちろん,息を吹きかけて罰する)。それでもさすがにお腹は空いたらしく,ベリーはイライラと粟穂をつついていた。
その後,体重を量ってみると65gしかないので,仕方なくいつもの餌を与えることにしたのだが,乾いた餌やミカンよりマシと思ったのか,冷たいままでも食べてくれた。
2gしか与えなかったけど30分くらいで終わって,随分楽。いつも湯煎を4回くらい交換し,1回の餌に1時間以上かかっていたので。。。
まだ止まり木の上で方向転換ができないようで,逆向きに留まっているときに「ベリー,おいで」と言うと,一旦ケージの向こうの端へ飛んで壁面にへばりつき,もう一度止まり木へ飛んでくるという間抜けなことをしないとならないようだった。
食後,少しだけ放鳥したが,飛んではふすまや壁にぶつかり,落ちる。
そしてその後,歩いて人の方へやってくる。餌をもらえなくて腹が立ったのか,Ntoさんの指には噛みつこうとするし,人の頭の上に乗ろうとするので,全部やめさせた。
しばらくして「ハウス」と言うと,あっという間に飛んで逃げてしまった。どうやら「ハウス」が何を意味するかも,ベリーは既に把握してるようだ。壁にぶつかって落ちてこちらへ歩いてきたので,抵抗も虚しく?あっというまにハウスさせられた。
2003年11月06日(木) 自分で水を飲む!
朝63g,夜69g。
Ntoさんが夕べからしつこく乾いた餌を食べさせようと努力しているが,ベリーはギャーギャー鳴いて怒るだけ。しかし,そのおかげで冷たくてふやけていない固い粟も,濡れていさえいれば食べるようになった。鍋を洗ったり何度も湯煎のお湯を交換したりする手間がなくなっただけでも,かなり楽…。
本によると,止まり木をつけると留まって食べなくなるらしいので,今日は止まり木をはずして様子を見てみると,固い粟を食べることによって固いものを食べるという行為を思いついたのか,その後見ていると,落ちている大人用のシードも突いて割っていた。粟穂もつついてそれなりに食べているようだ。
そして,嬉しいことに,何と自分で鳥かごの中の水を飲んでくれるようになった! とにかく進歩してくれて嬉しい。
大人になって外で日光浴するとき野鳥の声に怯えると困ると思って,野鳥図鑑についてきた野鳥の鳴き声CDを聞かせると,冠羽を全開にして注意を払っていたが,そのうちに飽きて毛繕いをしたり粟穂で遊んだり始めた。
掃除機も恐がらないし,やっぱりベリーは度胸のあるオカメのような気がする。
で,そこまでは可愛かったのだが…。
夕方から突然ぐずり始めて,濡れた冷たい餌はイヤ,でもお腹空いている,という感じでガーガー鳴き始めた。
外へ出してあげても遊びもしないで,ただ私を見つめてガーガー言うだけ。
餌をあげようとすると,その手の上に上るし,我が儘言い放題って感じ。
それが3時間ほど続いたので,さすがに私も疲れ果てて「ベリーの顔も見たくなければ声も聞きたくない」と思うようになってしまった。
結局食べないまま,寝させなければならない時刻。体重を量ると69gもあって昨日より重いので,おそらく落ちている餌を食べたりしているのだろうと判断し,食べさせるのは諦める。もしかしたら,知能犯でただ甘えているのかもしれない。
暗くして寝させた後もしばらく呼び鳴きしたりして暴れていたが,やがて静かになった。
しかし,Ntoさんが「ベリー」と呼ぶと,暗いケージの中から「ガー」と声が返ってくる。他の時は鳴かないし,3回やって3回とも答えたから,どう考えても名前を把握しているとしか思えない。まだ挿し餌が欲しいヒナのくせに,こんなにあっというまに名前を把握するなんて,やっぱり賢いな。
本日与えた粟玉の量は,だいたい10g程度。>
2003年11月07日(金) シードを洗ってみる
朝64g,夜70g。
昨日に引き続き,朝から水で濡らした粟玉を食べる。水も自分で飲んでいる。
食べさせた粟玉の量は8g程度だが,自分で粟穂を熱心にかじっていたせいか,夜の体重はそれなりにあって,自分で食べてくれた成果だろう。嬉しい。この調子!
昨日に比べるとバタバタやって呼び鳴きをする回数も少なく,餌を与える手に乗って暴れることもなかった。綿棒や割り箸でよく遊ぶので,パンの袋の口を絞るのによくついてくる針金入りのビニールを遊び道具に鳥かごの網につけてやったら,早速ガジガジ噛んで外して遊んでいた。
『ザ・オカメインコ』によると大人用のシードの餌は汚いそうなので,本に書いてあった通りストッキングに入れて洗ってみた。本当に真っ黒! 面倒だけど,きちんと洗ってあげなければね。
2003年11月08日(土)
朝65g,夜71g。
与えた餌は11g。すごい食欲だが,自分ではあまり食べていないので困る。昼間暑かったので日光浴をさせると,自分で水浴びをしていた。
またしてもベリー用の買い物。止まり木を作るための材料に,鳥かごを置く台。物いりですなぁ。
夜の呼び鳴きは随分響くことがわかったので,明日からは20時には寝させる事に決定。20時を過ぎるとぐずりだすし。
2003年11月09日(日) 初ヒマワリ
朝67g,夜74g。
餌はもらうばかりで,決して自分から落ちている餌をつつこうとしない,粟穂までもつつこうとしないので,向日葵の種を3粒ほど洗って与えてみた。
興味を示すが嘴の力が弱くて割れないようなので,1個割って置いてみると,かなり気に入ったようでご執心だった。栄養過多になるので,割って与えたのは2個だけだったが,自分で食べるきっかけになってくれるとよいのだが。
2003年11月10日(月) リンゴ食べろ〜!
朝66g,夜77g。
リンゴを与えてみる。動物病院で言われたように,オカメの頭くらいの大きさで皮付き(もちろん,皮はよく洗って)のまま。
しかし,見向きもされなかった。リンゴって高いのにぃ(;_;)。
2003年11月11日(火) フンは食べなくてよろしい!
朝67g,夜78g。本日与えた餌の量は12g。
体重が増えてきたのはいいのだが,ぜんぜん自分で食べてくれようとしない。いい加減に差し餌の時期は終わりの筈なのに,この子大丈夫なのだろうか!? いつまでも濡れた餌を食べていると,そのうの中でカビが生えて,病気の原因になるらしいのに,心配だ。
相変わらずリンゴなんて見向きもしないし,下を突いているので何しているのかと思って見てみると,突いているものは大抵自分のフン…。しかも,食べている!? お願いだから,フンじゃなくて餌を食べてよぉ〜。
一人で放っておくと,ケージの一番前の辺りに立ってボーッと前を見たまま動かないのもどうして? 別に人が相手をしてあげなくても,人がいるのが見えると安心するらしく,一人で遊んだりするのに。
2003年11月12日(水) 40分もボレー粉を食べ続ける!
朝69g,夜76g。
昨日の最高気温18.8℃,今朝の最低気温11.8℃,朝の室温22.3℃,ベリーの外側27.3℃。
先日洗ったボレー粉が乾いたのでベリーに与えると,何と10分以上も食べ続けていた。ピッピッとご機嫌良く鳴きながら。しばらく休んだあと,さらに30分くらい食べ続けていた。そんなに美味しいのだろーか?! お腹を壊さないかと心配だった。案の定,その後茶色の変な色のフンをしていた。
でも,これが一人餌のきっかけになってくれるといいな,と期待。
しかし,夜になって家に戻ると,ベリーはまず私の顔を見て鼻を鳴らして冠羽を逆立てて怒る。そして凄まじい呼び鳴きで餌をねだる。やっぱり一人では食べられなかったか。。。
4gほどの粟玉をあっという間にたいらげ,その後寝るまで暴れること暴れること。寂しかったのか怒っているのか何なのか。結局夜の体重測定では昨日を下回ってしまったが,昼間留守の間にもフンはしただろうし,朝よりは増えているわけだから少しは何か食べたんだろうな。
『ザ・オカメインコ』によると,初飛行からだいたい十日くらいで挿し餌卒業なんですが。。。
2003年11月13日(木)
朝71g,夜80g。与えた餌の量は,は4+3+3+1=11g。
自分で食べようとしてくれない上に呼び鳴きが激しくて,私の精神が参ってきた。
体重を量ったりするためにケージから出すたびに手に噛みつくし,あまり可愛いとも思えない。絶望的な気分。私にはこんな我が儘な鳥,飼えないのかも。とても家族のような気もしなければ,ペットのような気もしない。
2003年11月14日(金)
朝72g,夜80g。
昨日の最高気温19.1℃,今朝の最低気温℃,朝の室温19.8℃,ベリーの外側24.3℃。最低音時計26.5℃,最高音時計34℃。
与えた餌:4+3+3=10g
2003年11月15日(土)
朝72g,夜75g。
そもそも既に一人で食べられるのだから,ということで,今日は朝から最初の餌を与えた後,夜までヒナ用の餌は与えず放っておいた。
しかし,呼び鳴きのひどいことといったら,こちらの方が参って頭痛がする始末。とにかくベリーは,ある程度お腹が満たされていて,かつ人が自分を見ていてくれる時だけ自分で大人の餌をつつくのだが,お腹がすいてくるともう決して自ら食べようとはぜず,ひたすら気が狂ったように「食べさせろ!!!」と呼び鳴き。
自分で食べる能力は既に持っているのに,どんなにひもじくても人が食べさせてくれないとイヤという,我が儘&極度な甘えん坊なのだ。
結局夕方18時半も過ぎると,呼び鳴きで近所から苦情が来ても困るし,体重も朝より減って71gしかなくなっていたので餌を与えるしかなくなった。
まぁ食べること食べること!
でも,呼び鳴きでよほど疲れたらしく,食べながら,もう目はつぶれて眠る寸前。眠りそうになりながらもかなりの量を食べて,ベリーはようやく温厚な表情になった。
怪我の功名は,餌欲しさのあまり,「おいで」がとても上手になったこと。ケージの出入り口から30cm離れている手の上にも,上手に飛び移れるようになった。
2003年11月16日(日) 糞切り網デビュー
朝70g,夜77g。
底に敷いてあるキッチンタオルとその上にくっついている自分のフンばかり食べて餌を食べてくれないので,仕方なく糞切り網をつけることにした。脚の骨,折らないでよね。
2003年11月17日(月)
朝70g,夜79g。与えた餌の量は4+3+3=10g。
あまりの呼び鳴きのひどさに,私の方が神経衰弱。近所から苦情が来たらどうしようと四六時中ビクビクして過ごしている。
水を取り替えるために水の容器を出して鳥かごを離れるだけで,この世のものとは思えない金切り声をあげて呼び鳴きを続けるので,水を返しに行くことすらできない。「呼び鳴きしたら来てくれる」という関連づけができたら最悪だというので。。。
しかし,私が姿を見せても,物音を立てても呼び鳴きが始まるので,同じ家で生きていくのは困難な気がしてきた。絶望的な気分。飼わなきゃよかった。
2003年11月18日(火) 下に置いた容器から食べる
朝71g,夜79g。
与えた餌は4+3+4-1?=10g?
人が持っている状態の,ヒナ用の濡れた粟玉が入った容器に頭を突っ込んで食べることには慣れたので,今日は下に置いた容器から食べてもらう訓練をした。
お腹を空かせておいて容器を置いたら問題なく食べてくれたが,人が容器を手に持って食べさせるときのように,食べている間中そばにいて「ベリーちゃん,どうぞー」と声をかけてあげることは必須。ちょっと離れようとすると激しく呼び鳴きをして食べるのを止めてしまう。
そして,時々ガーガー言って食べるのを止めて訴えるので,手に持って食べさせていた時のように,容器を取り出してスプーンで混ぜてやると,またジタバタして食べ始める。面倒だが,とにかく人が手に持っていない容器から食べてくれただけ,今日は少し進歩と考えるべきだろう。本当に,何という手のかかる甘えん坊さんなんでしょう!
2003年11月19日(水)
朝73g,夜80g。与えた餌は4+3+4=11g。
呼び鳴きがひどくて,自分はかまわなくても近所から文句が来たらと思うと,本当にこちらの神経が参りそう。
一日中ベリーの側にいるわけにはいかないし,家にいてもベリーにかまってばかりいるわけにはいかない。なのに,ちょっと私の姿が見えるだけで金切り声を上げて呼び鳴きするのだ。どうにもならない。いくら呼び鳴きしたときはかまわないようにしても,わかってくれる様子もないし,絶望的な気分。苦情が来て飼えなくなったらどうしよう…。
餌も,ヒナ用の濡れた餌を置いた容器から食べてくれるようになったのはよいが,食べている間は近くにいてあげないと呼び鳴きするし,大人の餌は遊び程度。ヒナ用の餌を食べる量は一行に減っていかない。もう翼も立派に成長して見かけは若鳥なのに,赤ちゃん鳴きも止まない。とにかく異常に(オカメとしては普通??)甘えん坊だということは確かだ。
2003年11月20日(木)
朝73g。
乾燥した餌も自分からよく食べているので今日からヒナ用の餌を少なくしてみようと思ったが,困ったことに,ベリーはヒナ用の餌で十分お腹が満たされている時のみ,乾燥した餌も食べるようで,ヒナ用の餌が足りないと,ただすねて呼び鳴きをするだけ。しかも,この世の物とは思えない凄まじい大声を張り上げる。私は近所から苦情が来るのではとビクビクで生きた心地もしない。お互い何と不幸なことだろうか?
結局夕方には諦めて,大人の餌に粟玉を少し混ぜて小松菜粉を入れて濡らした餌を作って入れてみる。最初は嫌がっていたが,そのうちこれはしぶしぶ食べていた。カナリシードを剥くのは楽しいらしい。。。もう立派な若鳥なんだから,大人の餌を食べてくれないと身体にも悪いのに,どうしたらよいのだろう。
あまりにひどい呼び鳴きで私も精神的に参っているし,ベリーの顔も見たくないと思ったり,飼わなければ良かったと思ったりしてしまうが,目を三角にして不幸そうにガーガー言って何かを訴えるベリーを見ると,すごく悲しい。この子を私は幸せにしてあげることはできないのか。鳥を飼うなんて私には無理なことで,私にはそんな資格もないのだろうか。何とか仲良く一緒に暮らしていけるようにならないのだろうか。
勝手にケージから出ようとしたり,「出してくれ」と呼び鳴きしたりするので,今日からしばらく,放鳥はお休み。ベリーが大人の餌を食べられるようになって,呼び鳴きも減ってきたら,徐々に放鳥タイムを導入していこう。お互いのリズムに慣れることが先決だ。
2003年11月21日(金)
朝74g。
お腹がすいていなければ,呼び鳴きもそれほどひどくないのだが,空腹になると手がつけられない。
空腹になると大人の餌には一切口をつけず,ヒナ用の餌を求めて鳴き叫び,新しいのを作るために容器を引き上げて台所へ行くと,更に激しく呼び鳴きする。このため呼び鳴きに応える形になってはいけないと思うと,結局餌を与えるわけにもいかなくなり,困ってしまう。
2003年11月22日(土) ペレットデビュー
朝77g,夜86g。
Ntoさんが,ケージの高い位置へ止まり木をつけかえる。ベリーはそこへいくのも一苦労,一旦留まったら,下の止まり木へ移ることもできずにギャアギャア。でも,そのうち何とかして降りてきているし,だんだん学習するだろう。
その後,初水浴び。Ntoさんが霧吹きで水をかけると,最初キョトンとしていたが,気に入ったらしく,寄ってきて姿勢を低くして羽を広げ,「かけてかけて」という感じ。ずぶぬれになっても気持ちよいらしく,ぜんぜん嫌がらず喜んでいる。「かけてかけて」ポーズがあまりに面白かったので,私は横で見ていて笑いこけてしまった。
ヒナ用の餌を食べているうちにペレットに慣れさせておこうと,ベリーを買った店に行って,ペレットを買ってきた。ついでにボレー粉入れとおもちゃのはしごも。
夜,ボレー粉入れにボレー粉を入れると,早速食べていた。ペレットの方はいまいちのよう。数日ぶりに放鳥したが,相変わらずまともに飛べず,壁とお見合いばかりしていた。何故か私の頭に飛んでくるので困る。頭に乗るのは何としても禁止しなければ。
2003年11月23日(日) 豹変?!
朝77g,夜82g。
突然謎なことが起こった。
朝,ベリーを起こした瞬間から始まるはずの格闘がなくなったのだ。
お腹をすかせてガーガー訴えるはずのベリーは,「おはよう」と言ってカバーを取ってもご機嫌。水を交換するために立ち上がっても特に呼び鳴きもしない。それどころか,自ら大人の餌を食べに行ったりする! 鳴き声も,今までの赤ちゃん鳴きが減って,まるで鳥のような?囀りをするようになった。何なの? 突然大人になった?
2003年11月24日(月)
朝81g,夜83g。
今朝のベリーも昨日と同じく穏やかそのもの。
「おはよう」とカバーを取ると,すぐに水を飲み,それから大人の餌を食べ始めた。朝の体重も,初めて80gを越えた! まだヒナの餌も食べるけど,量も減ってきたようだし,大人の餌に切り替わってくれるという希望が出てきた。
音楽をかけると合わせて囀ったりするし,呼び鳴きもぐっと減ったし,ベリーもこの家に慣れてきたのだろうか? 見かけも行動も,"bird-like creature" だったのが "bird" になって,"借りてきた鳥"だったのが"うちの子"になってきた。謎だけど,とにかく嬉しい。
2003年11月25日(火) 初ミカン
朝80g。
夜,Ntoさんがミカンの皮をベリーの鳥かごに入れたら恐る恐るかじろうとしたので,農薬がついていてはいけないし,実の方を与えてみたら,何と,先日までは嫌がって見向きもしなかったくせに食べる食べる。かなり気に入った様子。もしかして,先日まであげていたミカンより今日のミカンの方が甘いから? だとしたら生意気なのでは(^^;?
2003年11月26日(水)
朝82g。
ベリーの前でミカンを剥いて食べてみると,近くへ寄ってきてジタバタジタバタ。実をバラして鳥かごに入れてあげると,無くなるまで熱心に食べていた。どうやらミカンは本格的に気に入ったらしい。今まで何も食べてくれなくて困っていたので,面倒だけど嬉しい。
2003年11月27日(木)
朝80g。
2003年11月28日(金) かまって欲しいだけ
朝83g。
今日はあまりにヒナ用の餌ばかりねだって呼び鳴きしてうるさいので,いいかげん頭に来て,ヒナ用餌を与えている容器に大人の餌を入れて与えてみた。
何と,食べる食べる! 結局「用意してもらった」という気分が重要なのか?
しかし,自分で食べるようになってもらわなくてはベリーの健康にも悪いので,これでは困る。お腹がすいてガーガーとヒナらしい声で叫んでいるベリーを手に乗せ,餌入れの前に連れて行って留まらせてみると,今度は餌入れから食べる食べる。もー,いつもそうしてよ! 要するにかまって欲しいだけ?
ベリーが食べている最中に私が少しでも視界から消えると食べるのを止めて呼び鳴きを始めるので,20分くらい何も出来ずにただベリーが食べるところを見ていた。別に,20分も眺めたいと思うほど面白くはない。
2003年11月29日(土) 大人の餌だけで過ごす!
朝84g,夜88g。
朝から与える餌は,ヒナ餌用の容器に入れた大人の餌だけにした。しかし,特に怒るわけでもなくそれをつつき,しばらくしたら,大人の餌用の容器の前に行ってそちらから食べていた。
夕方になるとだんだん空腹で機嫌が悪くなってくるので,ヒナの餌を作るとき混ぜるのに使っていたスプーンを使って単に大人の餌の容器の中を混ぜてやると,地団駄を踏んで欲しがって,ガツガツと大人の餌を食べた。別に味や風味が変わるわけではないのだが,「混ぜてもらった」というのが重要らしい。
同じようにペレットも容器の中を混ぜてやると,食べていた。
「あのスプーンで混ぜてもらう=食べる」という関連づけができているのだろうか。1月に留守番してもらう予定なのだから,混ぜてもらわなくても一人で食べるようになってくれないと困るのだが…。
とにかく,今日はヒナの餌を全く食べずに一日過ごし,夜の体重も増えていたことをよしとしよう。12月に入る時には大人の餌に切り替わっていることが目標だったので,どうにか目標達成かな。
ベリーは本当に音楽が好きらしく,クリスマス・ソングのCDをかけると一緒に歌っていた。別に,アベマリアでもラップのようなのでも,ついでに言うとブルックナーでもバッハでもいいらしい。「ことりはとってもうたがすき」って童謡があったけど,本当に好きなんだね。
2003年11月30日(日)
朝82g。
今日も朝から大人の餌だけ。昨日,ヒナ用餌を入れた容器に入れた大人の餌が残っていたので,それをスプーンで混ぜてあげたが,時々つつく程度。大人の餌入れもペレットの容器も,とにかく混ぜてあげれば食べてくれる。
今後は,混ぜてあげなくてもお腹がすいたら食べるようになってくれれば,人間の方もベリーに留守番させて外出が可能になる。もう少し,もう少しだ。