立秋と処暑

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グラジオラス

 梅雨明けから続く猛暑で,8月になるとそろそろ疲れがたまってきますね。連日の熱帯夜,朝からうるさい蝉の声。うんざりしてしまいますが,8月に入ったら秋はもうすぐそこ。7日〜8日あたりに迎える立秋を境目に1日の平均気温は少しずつ低くなり,季節は秋へと進み始めます。
 二十四節気は,太陽の黄道上の位置によって決められた季節区分で,太陽の黄経が0度になった時を“春分”と呼び,そこから太陽が15度進むごとに,清明・穀雨・立夏・小満…と呼ばれます。

 立秋(りっしゅう)は,文字通り,暦の上で秋が始まる日,初めて秋の気配が現れてくる日のことです。陰暦七月の節で,太陽暦の8月7日〜8日頃に当たります。現在は太陽の黄経が 135度になった時が立秋と定められており,暑さの峠である土用は立秋に明け,これ以降の暑さは“残暑”と呼ばれます。

 また,8月23日頃に迎える処暑は,太陽の黄経が150度になったとき。暑さの峠を越えて後退し始める頃,という意味です。


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