白露と秋分

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キキョウ

 お盆を過ぎた頃から目に見えて日が短くなってきましたね。昼間の残暑は厳しいけれど,それでも夕暮れ時の赤い雲や風の音などに注意してみると,どこか秋の気配が漂っています。9月になると,二十四節気でも白露と立秋を迎え如何にも涼しげです。
 二十四節気は,太陽の黄道上の位置によって決められた季節区分で,太陽の黄経が0度になった時を“春分”と呼び,そこから太陽が15度進むごとに,清明・穀雨・立夏・小満…と呼ばれます。

 毎年9月8日〜9日頃に迎える白露(はくろ)は,“大気が冷えて露ができはじめる頃”という意味で,天文学的には太陽の黄経が165度になったとき。

 また,9月23日頃に迎える秋分は,昼と夜の長さが等しく分けられた日。この日,太陽は真東から昇り真西に沈みます。
 また黄経が180度となって,太陽は天の赤道を北から南へ通過し,以降,北半球では夜が長くなっていきます。


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