立冬と小雪

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キク

 西日本でもそろそろ冷え込む日が出てきましたね。日没も早くなり,冬の気配が感じられるようになってくる季節です。二十四節気でも立冬と小雪を迎え,冬の到来を告げています。
 二十四節気とは太陽の黄道上の位置によって決められた季節区分で,太陽の黄経が0度になった時を“春分”と呼び,そこから太陽が15度進むごとに,清明・穀雨・立夏・小満…と呼ばれます。

 毎年11月7日〜8日に迎える立冬(りっとう)は,“初めて冬の気配が現れてくる日”“冬立つ日”という意味で,暦の上で冬が始まる日です。また,天文学的には太陽の黄経が225度になったときのことを指します。

 また,小雪(しょうせつ)は11月22日〜23日頃で,“わずかながら雪が降り始める頃”という意味。太陽は黄経240度の位置にあります。“小雪”という言葉は“少しばかりの雪”を指すこともありますね。
 立冬も小雪も,冬の入り口を感じさせる節気です。


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