立春と雨水

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水仙

 寒さに凍えながらも毎日確実に日が長くなり,春を感じ始める二月です。二十四節気でも,そんな二月は春の始まり。月初めに立春を迎え,後半には雨水を迎えます。
 二十四節気は太陽の黄道上の位置によって決められた季節区分で,太陽の黄経が0度になった時を“春分”,そこから太陽が15度進むごとに,清明・穀雨・立夏・小満…と名付けられています。

 毎年2月4日に迎える立春(りっしゅん)は,初めて春の気配が現れてくる日という意味で,天文学的には太陽の黄経が315度になったとき。2月19日頃,太陽の黄経が330度になったときに迎える雨水(うすい)は,暖かくなって雪や氷が溶けて蒸発し,雨水となって降り注ぐ日という意味です。
 まさに春の足音が聞こえてきそうな気がしませんか?


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