7331のおさかな日記 1

出会いと別れ 1999年10月〜2000年2月

※当ページの転載・複製は,一切お断り致します。
(C) 1999-2000 Yukiko Tsuchiyama. All rights reserved.
(Produced by Mira House.)

1999年10月05日(火)

 お魚飼いたい病?の亮介は,夜,おさかなのサイトを読んで,熱帯魚の飼い方を勉強していた。飼うのかな? 可愛いかもしれないけど,面倒だしお金もかかりそうなんだけどね。

1999年10月06日(水)

 水槽のことを聞きたくて,熊本の実家へ電話する。確か,父の水槽が庭に1台か2台置いてあったはずなので,もらえるものならありがたい。
 しかし,残っているのは90cmの水槽で,60cmの方は先月の台風でダメになっていた。「台風でバリバリよ」とのこと。ネオンテトラとか熱帯魚を飼いたいのだと言うと,「闘魚の方がいい」と勧められる。金魚鉢に水道水を入れるだけで,水草も石もいらないし楽なんだって。えさを与えると,飛びついて「モグモグモグって食べる」のだそうで,母はその様子がよほど楽しいらしく,延々と「モグモグ」を説明してくれた。闘魚は「ベタ」というのが本当らしく,「betterよりbestの方がいいから,ベスっていう名前にしたのよ」と言っていた。亮介に話すと「何?」って顔をしていたが,お魚の先輩のお薦めだし検討に価するかも?

1999年10月09日(土)寒露

 エバグリーン(ホームセンター)へ魚を見に行った。ベタのメスがいて,けっこう可愛かったし,100円の小さな金魚鉢もあったので,買ってきた。熊本のベタが,「betterよりbestがいいからベス」ということなので,「moreよりmostがいいからモス」にしようかと思ったが,モスバーガーみたいで変なので,“モア”と命名。
 夜,亮介が熊本へ電話すると,まず母が出て「買ったんだって!」と父に報告して笑いだし,その後亮介にも「モグモグモグ」を説明してくれたようだ。餌をじらすと飛び跳ねるのが楽しいらしい。途中で父も電話に出てきて亮介と話していた。「扶養家族ができたね」と言われたそうだ。

1999年10月10日(日)

 朝7時に起きておにぎりをつくり,モアちゃんと一緒に朝食を食べる。モアは,どうも食べるのが下手なのか,なかなか餌が口に入らないようで,せっかく食べても吐き出してしまい,落ちていく餌を追いかける。しかし,餌は底に敷き詰めてある飾りのビー玉の間に入ってしまって取れない。結局これを繰り返し,食べたのは2粒くらい? なんて間抜けなんだろう!というわけで,「マヌーって名前に変えようか」などと話す。変えなかったけど(^^;。

1999年10月11日(月)

 9時半頃起,亮介が起きる前にモアの水換え。大阪では今年88日目の真夏日で,9月中旬の気温。おかげで水温も下がらず安心だ。しかし寒くなる日も遠くないので,長岡ニック(ホームセンター)でモア用の温度計を買ってくる。デジタルの高い温度計で,モア+金魚鉢の10倍くらいの値段だった。
 モアは,今日の食事はまともに食べてマヌーじゃなくなった。亮介がいうには,「買ってきて2〜3日は絶食」とどこかに書いてあったそうだけど,モアも環境の変化で軽い拒食症になっていたのかもしれない。食べてくれるようになって一安心だ。思ったよりかしこくて,近づいたりするとこっちへ寄ってきて可愛い。温度計の設置のために手を入れても,あまり驚くわけでもなく見ていた。好奇心旺盛な子なのかな?

1999年10月12日(火)

 熊本の父から電話あり。「今日自殺未遂があったから報告しとかんといかんと思って。」とのこと。ベスが金魚鉢から飛び出して,テーブルの上で気を失っていたそうな。どこかに「水槽から飛び出すことがあるので水位を低く」と書いてあったけど,本当に飛び出すんだねぇ。モアも元気になってきたので,上にウエハー(なんでそんなものが家にある(^^;)を置いて飛び出しを防止した。
 十月とは思えない暑さで,過去100年で一番暑い十月らしい。「涼しくなるのは来週から」と言ってるけど,そんなのここ数週間聞き続けているので信用ならないな。水が冷えなくてありがたいが。

1999年10月13日(水)

 モアちゃんは,朝から元気に5粒の餌を食べる。
 母へ電話。熊本のベスは,指を出すと寄ってくるうちのモアと違ってスッと後ろに下がっていき,しばらくして襟巻き蜥蜴のような首をして威嚇に戻ってくるらしい。オスは気が荒いのかな?

1999年10月14日(木)

 モアちゃんが来て以来,朝起きても一人じゃないので嬉しい。

1999年10月16日(土)

 朝9時には起き,亮介が寝ているうちにモアの水換え。

1999年10月17日(日)

 モアを買った店,羽束師のエバグリーンへ行ってみると,モアと一緒に売られていたベタのメスたちは1匹も残っておらず,ビン入りのオスが何匹も並んでいた。水槽が沢山入荷されて陳列されており,物色しやすくなっていた。100円のオアシスランド(金魚鉢)はもう無くなっていた。あの日はまさしくモアを買う条件が整っていたんだなぁ。

1999年10月19日(火)

 少し寒くて,帰宅時のモアの水槽の温度は23度代だったが,鍋をすると1度くらい上がっていた。部屋の温度が上がったんだろう。モア,寒くないかな?

1999年10月20日(水)

 モアは朝から元気,餌をあげようとすると相変わらず飛び上がる。

1999年10月23日(土)

 モアは今朝もはねる。

1999年10月24日(日)

 朝9時半前くらいに起きて,モアの水槽を蜂蜜の2Lビンに替えた。水の容量が大きくなった分だけ水温の低下を少しでも防げるのではないかという,役に立たないと思われる努力だ。モアは泳ぐ場所が広くなって楽しそう。
 午後からモアの水槽を買いにエバーグリーンへ出かける。迷ったけれど,25Lのデスクボーイ(GEX製)という水槽に決めて,他に砂2kgと水草(カボンバ)を1本買う。帰って,早速水槽や砂を洗い水槽を設置した。砂がちょっと足りないみたい。
 モア,新しいおうちを楽しみにしてくれているかな?

1999年10月25日(月)

 水槽は,昨日よりだいぶ澄んできたけれど,もう一つ。モアは蜂蜜のビンの中で上へ下へと泳いでいる。モアを炬燵の上に連れてきて一緒に夕食。
 その後少し熱帯魚の本を読んでみて,やっぱり底砂はもう少しあった方がよいのかも,と思った。フィルターの役割を果たすらしく,3cm〜5cmと書いてある。水槽が重くなるので気が進まないんだけどねぇ。水草も欲しいし,明日にでも買いに行くか?

1999年10月26日(火)

 帰宅後エバーグリーンへ出かけ,閉店間際の店で急いで砂2kgと水草(スクリュー・バリスネリア)を買って帰る。

1999年10月27日(水)

 新しい砂を入れて濁った水槽は,朝には昨日の朝と同じくらい澄んでいた。一生懸命砂を洗った甲斐があったか? モアはいつも通りはねてくれた。すごく可愛い。
 夜は,もうすぐ水槽へ行ってしまうモアを炬燵の机の上に招いて,亮介とミニチュア作りをする。水槽の方はすっかり澄んできて,亮介はヒーターの吸盤の上をはい回っている小さな貝を見つけた。ヒーター周辺から動かないので“ヒーちゃん”と呼ぶことにした。

1999年10月28日(木)

 朝,モアの瓶の水が濁っていた。“フィッシュ・フード”の食べ残しがいけないのか? 食べ残しを始終つついていたくせに,モアは飛び跳ねて餌をねだる。水槽の方ではヒーちゃんが上の吸盤へ移動。
 夜帰宅してモアの瓶を見ると,水を換えたというのにまた濁っている。餌の与えすぎなのか,こころもちモアのお腹が膨れている気もする。運動不足なのかもしれない。結局誘惑に負けて,モアを水槽に移してしまった。水温差が2度くらいあったのだけど,そのままジャボンと。モアは驚いていた。水流に流されてうまく泳げず,しょっちゅう空気を吸いに水面へ上がったりしている。そして水草の後ろに隠れて,前みたいに寄ってこない。時々ヒーちゃんが気になるらしくつつきに行く。二人とも,モアが見たくて水槽の前に2時間くらいへばりついていた。小さい貝みたいなのがいて,動いているのでやっぱり貝みたい。やはりヒーターの吸盤にくっついているのでコヒー(子ヒー)と呼ぶことにする。

1999年10月29日(金)

 モアは,食べ過ぎだったので今朝は絶食。まぁまぁ元気にしている。朝でも水温が26度くらいにしか下がっていないので,モアも快適になっただろう。熊本のベスは,元気だそうだけど,冬はどうするのかな。

1999年10月30日(土)

 長岡ニックへ出かけ,マヤカを買ってきて水槽に植えた。ついでに水槽アクセントにコニカルビーカーを入れ,ヒーターの位置も変更した。昨日からコヒーがいなくなったが,ヒーちゃんをつついてるモアを見ていたので,二人して「モアが食べた」とモアを犯人扱いしている。長岡ニックの売場の人はけっこう詳しく,ヒーちゃんみたいな貝(スネールと呼ぶらしい)がいたので,「おまけにもらえませんか」と聞いたら,雌雄同体で1匹でどんどん増えるし,水草を食べるだけで苔は食べてくれないので入れない方がいいと言われた。

1999年11月04日(木)

 朝からモアに“ひかりベタ”を3個あげたけど,つついては吐き出して,結局また1個か2個しか食べなくてイライラした。モア! またマヌーになったの?!

1999年11月10日(水)

 モアは,水草の間をすり抜けながら,蛇のようにくねくねと水草に巻き付いて,犬のように底砂に鼻?をくっつけて匂いをかいでいるような仕草をしている。

1999年11月12日(金)

 モアは,マヤカの中にズボズボっと入って潜るところを亮介が目撃。私も見てみたいよー。

1999年11月13日(土)

 エバーグリーンへ買い物へ行き,水槽の掃除&水換え用具とブラックモーリーを買ってくる。ブラックモーリーはつがいで買おうと思ったのだったが,店の人が詳しくなくて,メスかオスかわからなかったので1匹だけにした。帰宅後水槽の水換えをし,最後にブラックモーリーを水槽に放した。今日から1週間から10日くらい,週末用の固形の餌を与えて試してみる予定。

 モアは,ブラックモーリーを見つけるとすぐに追いかけ始めた。水槽の中の順位決定だろうか? ブラックモーリーは,小さめのを買ってきたにもかかわらずモアより一回り大きいのだが,穏和な性格のようでモアが圧倒的に優勢。夜買い物に行って帰ってくると,モアの上位が決定したようだった。
 いつもヒラヒラしている優雅なモアが,あんなにすごい勢いで泳いで攻撃できるとは思いもしなかったという感じ。ブラックモーリーは,モアのような表情はなく,始終忙しなく動き回っている。魚らしいといえば非常に魚らしいが,あまり可愛いとは言えない。水槽についた藻を食べてくれるのは嬉しい誤算だった。

 熊本へ電話すると,ベスはまだ金魚鉢にいるそうなので,水槽を買ったらどんなに面白いか話すと,だいぶ母の心が揺れていたようだ。ベスも水槽を買ってもらえるといいな。

1999年11月14日(日)

 片づけをしていると熊本から電話で,ベスに水槽を買ったそう。店で,ベタ以外絶対入れないようにと言われたそうで,混泳できるのかを亮介に聞いていたようだ。本にはブラックモーリーやプラティがよいと書いてあるのだが?

1999年11月15日(月)

 帰宅すると,モーリーは週末フードをつついたが,モアがつついているところは見ていないという亮介の報告。エバーグリーンから電話があって,ブラックモーリーはメスだとのこと。モリーという名前にしよう。モアは,心なしか元気がない気がする。空腹なのだろうか。大丈夫だろうか。モリーは,相変わらず始終食べていて,モアを見ると逃げている。

1999年11月19日(金)

 夜,ベタの話に詳しいウェブサイトを見に行く。新しい水槽で起こるトラブルの話を読んで,モアが死んでしまったら悲しいと思った。

1999年11月20日(土)

 エバーグリーンげ行って魚のコーナーも見たが,カーディナルテトラが入っていて,初めて見たけどとても綺麗だった。ベタも入荷していたが,メスはほとんど全滅って感じで沢山死んでいて,生きているのも瀕死の状態で可哀想だった。

1999年11月24日(水)

 最近,餌になるとモリーがモアをつついてひどい。今日もモリーはモアをつつき回して困ってしまった。
 モリーのモアいじめのエスカレートは,亮介もお昼に餌をあげたときに思ったそうで,夜も試しに餌をあげてみると,モリーはモアが水面に上がってくることすら許さない。おかげでモアは食べられないし,隅っこの方で小さくなっている。モアが不憫になって,とうとうモリーを隔離することに決定。亮介がポカリスエットのペットボトルに穴をあけ,それを水槽に沈めてモリーを閉じこめた。とたんにモアは水槽中を泳ぐようになった。やっぱりモアの動きは優雅。モアって,おっとりしていて育ちが良くて間抜けなお嬢様って感じ。モリーとモアは,一緒に飼えないことがほぼ決定した。モリーは暴れていたが,そのうち普通になった。ちょっと可哀想だけど,可愛いモアをいじめるようでは仕方がないだろう。
 夜熊本に電話したら,ベスが死んだことを聞いてショック。水槽に移して,ブラックモーリーとソードテールを買ってきて,グッピーも入れたところ,ブラックモーリーが子どもを生んで,その後,ベタが死に,ソードテールが死に,グッピーが死んで,ブラックモーリーは池に放したとのこと。フィルターがうまく動いていなかったらしいと言っていたが,ブラックモーリーの赤ちゃんは生きていて,新しいベタと一緒に水槽にいるらしい。今度のベタは可愛くないそうで(慣れていないだけだと思うけど),母はベスが死んだことを悲しんでいた。私も亮介もお正月にベスに会うのを楽しみにしていたので,とても残念で悲しかった。個体差があるから,可愛いモアは大事にしなければ。ブラックモーリーがベタをいじめるから隔離したというと,母も「ブラックモーリーは意外とどう猛だもんね。ペットボトルに入れて浮かべときなっせ」と言っていた。
 それにしても,ベス,本当に残念だった。

 モリー事件で遅くなって夜の時間がなくなったけど,ニュージーランドにいたモアという鳥のことを調べた。3メートルもあった翼の全くない鳥らしい。

1999年11月25日(木)

 帰宅すると,モリーは隔離水槽の中で元気。モアは相変わらず可愛い。昼間亮介が餌をあげようとすると,水槽から飛び出して,ペチペチペチとしていたそうだ。捕まえようとすると逃げるんだって。

1999年11月27日(土)

 モアは今朝も朝から跳ねて可愛い。モリーはよく食べる。

1999年11月28日(日)

 友人宅からの帰り栗東のアヤハディオで石巻貝を1匹買う。マキちゃんという名前にした。
 帰宅して早速マキちゃんを水槽に放し,ついでにモリーも水槽に放し,水槽の水換えをした。モリーもマキちゃんも早速沢山の苔を食べてくれ,水槽は綺麗になっていく。モアは可愛いけど掃除の役には立たないので,しばらくビーカーに待避させていた。モリーが苔に夢中なので大丈夫かと思って水槽に放してみたが,モアはモリーがいると萎縮して行動がいじけているし,モリーもモアを意識して苔を食べなくなるので,モアは1日2日くらい金魚鉢に入れて浮かべておくことにした。モリーとマキちゃんが綺麗にしてくれたら交代させよう。

1999年12月01日(水)

 水槽が藻(藍藻?)だらけになってきたのでモリーを放す。このヒゲみたいな藻が生えると,水槽の水が生臭くなって困る。
 どうも餌を与えようとするときだけモリーはモアを攻撃し,普段はモアがモリーをつつき回しているようだ。モリーは食い意地ばかり張っているし,モアは弱いくせに気だけ強いお嬢様というとこか。

1999年12月05日(日)

 水槽の水換え。モリーが藻を食べてくれたので,随分臭くなくなった。水を3分の1換えると水槽がピカピカするほど綺麗になって嬉しかった。

1999年12月06日(月)

 亮介にモアとモリーの4コマ漫画を見せたら,スキャンして色を付けてくれた。亮介に見てもらおうと思って,裏紙にいい加減に汚い字で書いたのに,もっと綺麗に描けばよかったな。

1999年12月11日(土)

 亮介と本屋で熱帯魚の本の立ち読みをした後,国道24号沿いのダイワペットというペットショップへ行ってみる。初めて見るような大きなペット専門店で,魚の量もすごく多くて,海水魚もいて楽しかった。デモンストレーションに置いてあった,珊瑚とイソギンチャクとクマノミとコバルトスズメの入った小さな海水魚の水槽が宝石みたいに美しくて,海水魚を買いたくなってしまった。憧れのハニーグラミーもいたし,カーディナルテトラもいた。ベタのメスもいたけど,モアよりずっと小さくて赤い子だった。モアもこんなに小さかったっけ?

1999年12月12日(日)

 水槽の水換え。すごく綺麗になった。腐ってどうしようもなくなったカボンバは,残念だけど引っこ抜いてしまった。一応,最初モアを入れていた金魚鉢に浮かべてみてはいるけれど,多分ダメだろうな。ヘアーグラスでも買って植えたい気分。

1999年12月14日(火)

 母から電話。新しいベタも可愛くなってきたとのこと。尾腐れ病だったのも直り元気にしているらしい。赤と濃紺の子だそうだ。ベスは真っ青だったんだって。ベスに会えなくて残念だけど,今度の子(名前は何?)に会うのを楽しみにしよう。クマノミも隠れているけど元気らしい。

1999年12月15日(水)

 モリーは昨日からペットボトルの中だけど,餌をあげるとき先にモリーにあげたら モアがジャンプしてペットボトルの中に入ってしまった。全く何てマヌーな子。食後,モリーを水槽に放してみたが,モリーは相変わらずモアいじめ。モアはヒーターの下に隠れてあまり出て来なくなった。可哀想なので,亮介が下敷きで間仕切りを作ってくれた。

1999年12月17日(金)

 理化学機器の営業をしている友人に,水槽のパイプ掃除用に試験管洗いのサンプルをもらえないかと頼んだら,彼の家でも海水魚の90cm水槽があるという話になり,水換えの時に役に立つポリの容器ももらえることになった。

1999年12月18日(土)

 ダイワペットへ行き,ヘアーグラスと,ゴールデン・ハニーグラミー2匹を買う。ゴールデン・ハニーグラミーは,1匹450円。モアが150円,モリーが100円だったことを思うと,むちゃくちゃ高い。
 帰宅後水槽の水換え。ゴールデン・ハニーグラミーを包んであった新聞紙を開けると,2匹仲良く寄り添っていた。袋ごと水槽に浮かべると,モアが早速見に来る。2匹を放しても,モアもモリーも何事もなかったように無関心だった。モリーを入れた時は,モアはすぐさま怒ったのに,ハニーグラミーたちが小さいからか?
 ゴールデン・ハニーグラミーは,少しオレンジの濃い方をラミーちゃん,色の薄い方をハニーちゃんと呼ぶことにした。二匹会わせて「はぐちゃん」。存在しているだけで可愛くて仕方がない魚です。

1999年12月19日(日)

 桂の熱帯魚・海水魚専門店へ行き,少し店の人と話をしてタイマーを買って来る。スクリュー・バリスネリアが最近元気ないのは,季節もののせいだったことがわかった。春・夏に元気になるらしい。カボンバが枯れたと言ったら不思議そうで,「菌にやられたのでは?」」と言っていた。店の人の口振りからして,どうやらカボンバを枯らすような人はいないようだ。六角形の水槽に泳いでいたコンゴフグがとても可愛かった。

1999年12月20日(月)

 モアは,トントンと壁を叩くと餌をもらえる窓口へ泳いできて飛び跳ねるので面白い。はぐちゃんたちは,元気。

1999年12月21日(火)

 朝から,モアがバリスネリアとモリーが入っているペットボトルの間に挟まってじたばたしていて面白かった。狭いところが好きなので,時々こんなことになる。

1999年12月23日(木)

 ジャスコで熱帯魚の雑誌を買う。

1999年12月25日(土)

 餌をあげようとしたら,モアが外へ飛び出して,さらに自分で飛んでもっと下の床まで落ちて脳しんとうを起こしていた。心配だなぁ。

1999年12月26日(日)

 朝食前にモリーを放したところ早速モアをいじめたため,モアを金魚鉢に非難させた。モリーは本当に性格が悪くて嫌い。だけど本当に水槽をきれいにしてくれる。

1999年12月28日(火)

 友人からポリカップと試験管洗いが届く。

1999年12月30日(木)

 熊本の実家へ行く。オスベタは,水草の中を楽しそうに泳いでいたが,クマノミは昨日歯医者さんのところへ養子に行ってしまったとかで見られなくてとても残念だった。

1999年12月31日(金)

 ホームセンターへ買い物に行って,アクアテラニウムのセットを見たり,おさかなを見たりした。父がクマノミたち海水魚を飼っていた60cm水槽をくれるというので,午後から亮介は 60cm水槽を洗っていた。

2000年01月03日(月)

 中国旅行。無錫のデパートへ買い物に行き,大きな水槽が飾ってあるのを見つける。パールグラミーが美しかった。

2000年01月07日(金)

 父に,熱帯魚屋さん(フィッシュマン)へ連れていってもらう。そこで,土とフィルタを買った。店員さんは詳しく押しつけがましくなく,魚も多く,よい店だった。いいなぁ,うちの近くにもこんな店があるとよいのに。

2000年01月08日(土)

 熊本出発12時10分。帰宅21時40分頃。水槽は真っ茶色になっていて,死んだようになっていて,一瞬ドキッとしたが,みんな無事に生きていた。モアだけが一番元気がなかったが,餌を少しずつ食べてだんだん普通になっていった。

2000年01月09日(日)

 ダイワペットへ行って,ネオンテトラ5匹と,ユリちゃんと名付けたベタのメス,石巻貝5匹を買ってくる。石巻貝はマキちゃんよりかなり小さめなのでコマキ(子マキ)と呼ぶことにする。
 帰宅後水換えをやって,新しい生物達を入れる。テトラには誰も反応無しだったが,ユリちゃんは,モリーにもモアにも追いかけられていた。モリーは,はぐちゃんたちにもテトラにも反応しないくせに,何で小さなユリには反応するんだ? ベタが嫌いなのか? モアは鰓を膨らませていたけど,時々追いかける程度であまりいじめなかったのでユリと共存できそうだ。並ぶと親子か姉妹みたい。石巻貝5匹は,あっという間に水槽を綺麗にしてくれて驚異的だった。

2000年01月10日(月) 成人の日

 エバーグリーンで水槽台を買って帰る。私は体調が悪かったので亮介が一人で頑張って水槽台を組み立ててくれ,その後二人で60cm水槽にフィルターや土や水をセットする。

2000年01月11日(火)

 久しぶりの会社から帰って,魚を見て楽しむ。モアがやっぱり一番かわいい。亮介が上から覗いていたら,モアは勝手に飛び上がり,餌をあげるためのガラスの隙間から飛び出して,ガラスの上に乗ってペチペチしていたが,自分で水槽に戻っていって面白かった。

2000年01月12日(水)

 帰宅後,お饅頭を食べながら熱帯魚を見る。亮介がモアに餌をあげようとすると,ユリまでやってきたが,ユリには“ひかりベタ”は大きすぎぎるのか,食べられないのに。ユリが吐き出した“ひかりベタ”を今度はモリーが食べようとしたが食べられず,結局最終的にモアが食べていた。

2000年01月14日(金)

 小さなユリが,昨日から?モリーをしつこく追いかけ回している。よほどモリーのことが気に入らないらしい。ユリはモアより気が強いのかもしれない。だけど自分よりずっと大きなベタのメスであるモアは恐いらしく,モアのお気に入りの場所ではち合わせになったりすると,あっさり逃げていくようだ。モリーはとりあえず逃げている。小さい魚でもしつこく大きな魚を追い回すことができるのだとわかって感心。

2000年01月15日(土)

 ダイワペットへ行って,ベタのオスと水草(アマゾン・ソードプラントとピグミー・サジタリア)と石巻貝5匹を買う。詳しい店員さんが水草の説明を沢山してくれたので勉強になった。
 帰るってモアの水槽からヘアーグラスを出し,ばらして今日買ってきた他の水草と共に,60cm水槽に植える。亮介が苦労して全部植えてくれた。今日買ってきたオスベタは,亮介がモスと名付け,その間中ずっと金魚鉢の中でヒレも動かさずにじっとしていた。元気なくて心配していたが,金魚鉢を水槽に浮かべて暖まってくると,だんだんひれを大きく広げて動き始めた。水槽に放すと,モスは早速ヘアーグラスに寄りかかったりあちこち泳ぎ始めた。まだ慣れなくて近づくとすごい勢いで水槽の端っこへ逃げてしまう。

2000年01月17日(月)

 朝起きてリビングの電気をつけて,モスの水槽の水が少ないことに気がついてびっくり。水槽の水が床に漏れ出していた。床は水浸しだし,私の通勤鞄や炬燵布団も水浸し。下の部屋へ漏れていなければいいのだけど! 私は出勤時間が迫っており,時間もないので仕方なく亮介を起こす。さすがに亮介もすぐに起きてきた。フィルターに空気を巻き込む量を減らそうとおいていた植木鉢の底に置く網が,何らかの原因でつまってしまったらしい。
 幸いにして炬燵敷きが水を沢山吸ってくれていたので階下へ洩れた量は少なかったと思われるが,水槽の下に置いてあったテレビとビデオ2台も被害に遭っていた。
 亮介が忙しく片づけている間,モスは優雅に泳いでいて亮介の反感を買っていた。
 家に帰ると,炬燵布団がクリーニングに出かけていた。床はホットカーペットになって炬燵がない分広々としていた。モスは相変わらず何食わぬ顔で優雅に泳いでいる(当たり前だ)。少し慣れてきたようで,水槽の前の方も泳ぐようになったし,近づいても逃げなくなった。モリーは相変わらず死ぬほど可愛くなくて,モアの尻尾にかみついていた。モアの尻尾が破れないか心配だ。ユリの方は,相変わらずモリーを追いかけ回している。モアも少しくらいモリーに反発してくれるとよいのに。

2000年01月31日(月)

 モリーの鰓が白くなって,剥がれている鱗がある。松かさ病だろうか? 不幸中の幸い?は,モリーの食欲が全く衰えていないこと。

2000年02月02日(水)

 帰宅後,亮介と羽束師のエバーグリーンへ行って,アフリカン・ランプアイ5匹とコリドラス1匹を買ってきた。パールグラミーが欲しかったのだけど,売っていなかった。コリドラスは,まるでハンミョウみたいな動きをして面白い。なんだかまだビクビクしているけれど。ランプアイはかたまって水面近くにばかりいる。

2000年02月03日(木)

 夕食前,水槽を見ていた亮介が,モリーの子が泳いでいるのを発見してびっくり。しばらくするともう1匹見つかって,更にびっくり。モリーを買ったのは11月半ばだから,すでにその頃から妊娠していたのか? モリーが白点病のようになっていたのも,出産で体力が落ちていたから? とりあえず,モリーの子にしても育ってくれるといいな。
 モスは,ベタらしく,ヘアーグラスやピグミーサジタリアの葉っぱの下に潜るのが好き。水槽の端から端まで長い尾をたなびかせて泳ぐ様子はまるで彗星のようで,優雅だ。

2000年02月04日(金) 立春

 家に帰ると,亮介が60cm水槽にランプアイ10匹と,モアの水槽にコリドラス1匹を買ってきていた。モリーの白点病の薬も。モリーの子は,モリーのミニチュアって感じで,生まれたばかりなのに水草をつんつん食べてばかりで少しも可愛くない。

2000年02月05日(土)

 水槽の水換え。60cm水槽は,水換えと同時に流木を入れ,白点病の薬を添加した。モスが流木を気に入ったようで,何度も穴をくぐって喜んでくれたのでとても嬉しい。

2000年02月07日(月)

 子マキが,1匹死んでしまった。ひっくり返ると自分で起きあがれずに,数時間で死んでしまうのだそうだ。他にもひっくり返っている子マキを見つけたので救出。その子は救出と共に動き出して安心。行方不明の子マキも1匹いて心配だ。
 その後何気なく水槽の中を見ていると,何故かモスがアフリカン・ランプアイをしつこく追いかけている。そして,何と食べたではないか! 私の目の前で,ランプアイは頭からゆっくりモスに食べられてしまった。ショック! 可愛いランプアイなのに。1匹90円もするというのに(これは余計?)。ランプアイより小さくてのろまなモリーの子2匹は食べられていない。仕方がないので,とりあえずモスは朝から金魚鉢に隔離した。流木をくぐる姿はもう見られないのかと思うと,とても残念。60cm水槽全体で白点病の治療をしているので,モアと交換するわけにもいかないのだ。他にも1匹くらいは食べられているかも。。。はぁ悲しい。
 その後,昼間のうちにコマキがさらに2匹ひっくり返って死んでしまい,60cm水槽に残っているコマキは1匹になってしまった。たった1週間の間に4匹も死ぬなんて。モアの水槽の方ではまだ1匹も死んでいないけど,亮介は今日1日だけで2回もひっくり返ったコマキを助けたそうで嫌になっていた。
 モリーの具合は回復に向かっている。よかった。いくら大嫌いなモリーでも,病気になって死んでほしくないから嬉しい。

2000年02月09日(水)

 朝から水槽を覗くと,何と,ランプアイが1匹ヘアグラスの中で死んでいた。どうしたんだろう? 昨夜は死んでいなかった。元気がなさそうな子も見かけなかった。これで3匹減って12匹になってしまった。買ってきたばかりなのに。悲しいなぁ。モスに食べられたのは除いて,うちの水槽での初めての死者だ。他の子は元気でいて欲しい。白点病治療で水温を29度にしていたのが高すぎたのかと思い,28度に落とした。モリーも良くなってきたし。

2000年02月12日(土)

 名古屋の亮介に実家へ行って2日ほど留守にしていたのだが,帰宅して水槽を除くとゴールデンハニーグラミーが1匹しかいない。探してみると,隠れ家用のお皿の下で,ハニーちゃんが死んでいた。出かける前までは元気だったのに,いったいどうしたのか? 信じられない気持ちだった。ばいばい,ハニーちゃん。大好きだったのに悲しいよ。
 そして寝る前,モアとユリが水面に浮かんだ死体をつついている。ハニーちゃんかと思ったが,今度はネオンテトラ。1番小さかったネオンテトラだ。帰宅したときは5匹いて元気だったのに,そしてそれから2時間とたっていないのに? どうやらモアとユリが殺したのではないかという結論に達する。ハニーちゃんもつつき殺された? そんなところは見たことなかったけど。。。亮介が先日ジャコをあげたとき,モアとユリは凄い勢いでかじって興味を示していたけど,あれで野生化したのだろうか?
 モアとユリをそれぞれビーカーに隔離して寝る。

2000年02月13日(日)

 水槽の水換え。まず60cm水槽の水換えを行い,モアの水槽にいたネオンテトラとコリドラスとゴールデンハニーグラミー(ラミーちゃん)を60cm水槽へ移す準備。それからモアの水槽の水換えをし,仕切をしてモスをモアの水槽に移した。昨夜60cm水槽でひっくり帰っていたコマキは弱っているけど生きているらしいので,モスと一緒にモアの水槽へ移す。白点病の薬がコマキにはつらかったのかもしれない。

2000年02月14日(月)

 モスと一緒にモアの水槽に移したコマキが,昨日の夜以降全く動いていなくて心配していたが,夜になって動き出して嬉しかった。
 モスは,さすがベタで,モアと同じようにスクリューバリスネリアに巻き付くのが好きらしい。しょっちゅう葉っぱと水槽の壁の間に挟まって楽しんで?いる。

2000年02月19日(土)

 夜,色々なホームページを見ていたら,グラミーは,同じような形の魚を見かけると追いかけると書いてあった。やっぱりラミーはハニーを追いかけていたのね。最初は仲良く泳いでいると勘違いしていたものだけど。ハニーが死んじゃったのは,もしかしたらラミーに追いかけられていたせいなのかもしれない。パールグラミーが欲しくて仕方がないけど,ラミーが居る限り飼えないのかしら。どちらにしろ,魚の量は今丁度いいみたいだし,増やさない方がいいのかなぁ。魚を飼うのって思うようにいかないんだなぁ。

2000年02月20日(日)

 水槽の水換え。特に何事も無し。モリーの子は日に日に大きくなって驚くばかりだ。

2000年02月22日(火)

 モスがとても元気がない。餌も2粒しか食べなくて,ほとんど動かなくて水面近くにじっとしている。昨日まではどこも変わった様子なかったのに。モアとユリはすごく元気で,モスが食べなかった餌を狙って跳ねているというのに。。。 モス,どうしたの? すごく心配。

2000年02月23日(水)

 モスは,朝は昨夜より少し動くようになっていた。ずっと様子がおかしかったマキちゃんは,今朝は普通に戻っていた。モアとユリは元気いっぱい。
 帰宅すると,モスはやっぱり昨日のように動いておらず,仕切を取っ払ってモアが近づいても鰓を膨らませることもしない。餌も1粒しか食べなかった。どうしちゃったんだろう? ぜったいおかしい。でも外見はどこもおかしくないようだ。ただ,目がとろんと濁っているように見える。見えてはいるみたいなのだけど。

2000年02月24日(木)

 モスは元気なく,伝染性の病気だといけないので金魚鉢に隔離した。餌は二粒食べた。塩水浴をさせようかと思ったが,うちには粗塩しかなく食塩がなかったのでできなかった。いったいどうしちゃったのか。見かけは,昨日と同じように目が濁っているように見える以外の変化はわからない。モアとユリはとても元気。

2000年02月25日(金)

 帰宅すると,モスの尾にカビみたいなものが発生していたので,尾腐れ病と診断し,薬を買いに行く。店の人に症状を話すと水カビもまざっているようだと言われたので,両方に効く薬を買った。
 モスの尻尾のカビをピンセットでとろうとしたら,モスはひどく逃げ回って,ハァハァ言っていた(ように見えた)。疲れさせてしまっただろうか? その後,モスは金魚鉢の下に横になっていて,すごく体調が悪そう。何とか快復してくれないだろうか? 元気がないと思ったときに,すぐにでも塩水浴をさせるべきだった。ごめんね,モス。薬を入れたけど,どうかなぁ。
 60cm水槽の環境が悪かったのかと思って観察すると,ラミーの尻尾もちぎれているのを発見。ラミーは見かけは元気だけど,もしかして病気なのではと心配だ。
 モスとモアとユリにそれぞれ声をかけて「おやすみ」を言って寝る。

2000年02月26日(土)

 出勤土曜日。起きるとモスが死んでいた。
 モスは,金魚鉢の底に静かに横たわっていて,とても悲しかった。昨日の夜,カビを取ろうとして追いかけ回したときに体力低下したのだろうか。薬の水がきつかったのだろうか。何だか昨夜の私たちの治療が悪かったような気がしてならない。何で? まだうちに来て1ヶ月しかたっていないのに,本当に残念で悲しくてたまらない。見かけの症状はそんなにひどくなかったけど,餌を食べなくなって3日たらずのあっという間の死だった。ベタは人なつっこくて行動も楽しいだけに,静かな死は哀しみを誘う。どうして病気になってしまったのだろう。モスにはランプアイの分も元気でいてほしかったのに。モアとユリが元気なのが不幸中の幸い。
 さようなら,モス。モスの追悼に,今日この日記をWebにアップします。


Home   Mira House別館   さかな さかな さかな