7331のおさかな日記 3

モアジュ登場 :2000年5月〜2001年9月

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2000年05月27日(土) 雨

 モアのいない水槽はすごく寂しく,今日も1日モア(最初に飼ったベタのメス)のことを考えていた。先週の日曜日,餌を食べられなくなってモアの死を覚悟しなければならないとおぼろげながらに決心し,最後の水換えをしてあげた後,モアがポトスの葉に挟まって,ずっと長い間リビングの私たちの方をむいてヒラヒラし続けていた姿を思い出し,「元気な最後の日に,私たちに別れを告げてくれていたのかも」などと考えた。モアのことを思い出すと,涙をこらえるのがやっと。まぎれもなく家族だった。
 しかし,寝る頃になって,モアに気を取られていて,昨日あたりからモリコを見かけていないことに気が付いた。かなり一生懸命水槽の中を見てみたけれど,モリコはいない。死体も見あたらない。どこへいったのだろう?

2000年05月28日(日)

 ブランチの後,晴れてきたのでモアの水槽の片づけをやった。モアと過ごす最後の時間。そう思いながら,モアが気に入っていた,そして死に場所にもなったイミテーション植物を洗ったり,買ってきた日から金魚鉢に敷き詰めていたビー玉を洗ったり。悲しいけれど,モアがいなくなったことをそうやって実感して行くしかないと思い,最後までモアの面倒を見てくれた水槽を片づけ日に当てた。モア,本当にさようなら。

 その後,モリコを探すため60cm水槽の世話をする。プレフィルターが奥の壁にくっついていたので手前に寄せたが,下にあるのは枯れた植物の葉ばかり。プレフィルターを取り外そうと回したら,亮介がモリコの死体がくっついているという。取り出してみると,すでにカビてぶよぶよになったモリコの死体が,プレフィルターの壁にくっついていたあたりに貼り付いていた。死んでフィルタに引き寄せられたのか,それとも隙間がなかったので生きているまま挟まって抜けられなくなったのか。事故だったのかもしれないし,自然死だったのかもしれないが,きっとモアより先に死んでいたのだろう。気づかず悪いことをしたと思う。
 その後,流木を取り出して苔を洗い落とし,石のレイアウトを変更した。その際,魚達が集まっている場所に石が倒れ,一番小さいネオンテトラが骨折したようで,背骨が曲がってしまった。泳いでいるけど大丈夫だろうか。汚くなったピグミーサジタリアを一株抜いて洗って植え直し,ヘアーグラスをだいぶカットした。

 午後は水槽の世話だけでほとんど終わってしまい,18時過ぎから買い物に出かけ,エバーグリーンでバリスネリアと,パールグラミー1匹(120円),グローライトテトラ1匹(60円)を買ってきた。パールグラミーは短縮して“パグ”と呼ぶことにする。
 ラミ(ゴールデンハニーグラミー)は,慣らしでビーカーを浮かべている間からパグを気にして寄ってきていて,水槽にパグを放すと追いかけ回していた。いつものラミと違って興奮した様子で,パグのみならず,ランプアイまで追い払ったりしている。まるで「この水槽のグラミーは私だけよ!」と言わんばかりだ。パグはすごく怖がっていて,奥のプレフィルターやヒーターのあたりで固まっている。大丈夫かなぁ?

 夜,亮介が梅酒を仕込む。モアが死んだ日に仕込んだ梅酒だから,モア梅酒と呼ぶのだって。

2000年05月29日(月) 晴れ

 パグは,昨日よりは水槽の全面にも出てくるようになったけど,相変わらずビクビクしていてすぐにプレフィルターやヒーターの後ろへ逃げていく。ラミも,昨日よりはマシだけど,やっぱりしつこくパグを追いかけている。グローライトテトラはすっかり馴染んでいて,餌も普通に食べたので安心だ。

2000年05月30日(火)

 パグは,だいぶ慣れてきて水槽の前面にも出てくるようになった。今日は餌もしっかり食べてくれたし,少し安心。ラミは相変わらずパグが気に入らない様子で追いかけ回すけれど,パグが元気に育ってくれるといいな。

2000年06月01日(木)曇りのち晴れ

 亮介は今日から熊本。亮介の「行ってきます」のメールを会社で受け取り,いつもの時刻に帰宅。植物達に水をあげ,熱帯魚に餌をあげようとすると,ネオンテトラが1匹流木の向こうで死んでいた。まだ色も目も残っている。この前の日曜日の模様替えの時に,倒れた石にぶつかって背骨がおかしくなっていた一番小さな子だ。ごめんね,と言いながら餌の前に取り出した。ユリ(ベタのメス)と一緒に買ってきたネオンテトラは,5匹のうち2匹が死んでしまったことになる。
 夜亮介から電話があったのでネオンテトラの死を伝えると,家を出るときまでは元気にしていたのだそうだ。私たちのいない間に死んでいくのね。目の前で逝ったのはモアだけ。

2000年06月02日(金) 晴れ

 パグが元気に泳ぐようになってきた。スイスイと早いスピードで泳ぐ。長いヒゲでユリをつついたりもしていた。モアの代わりに来た子,元気に育て! モアの分も生きて。モアが死んで丁度1週間。モアのことを思い出すと,まだまだ涙がとまらないよ。モア,寂しい。。。

2000年06月04日(日)

 パグを入れて気がついたことだが,どうやらモリー(ブラックモーリーのメス)はグラミー系には手出しをしないようだ。パグは,ユリがくわえているドラの餌をつつこうとするなど,活発な様子を見せるようになった。
 最近モリーがすっかり大人しくなって,お腹もバルーンモーリーみたいじゃなくなった。ユリを少しばかり追いかけたりするけれど,以前のように激しく追いかけることもしなくなり,見ていてあまり嫌な魚じゃなくなった。まさかモリコが2匹とも死んじゃったのを哀しんでいるとも思えないが,どうしたのだろう?

2000年06月05日(月) 芒種

 会社から帰って,着替える前に熱帯魚たちに餌をやり,落ち着くまでじっくり観察。ユリが最近鰓を膨らませてモリーを追いかけるようになった,とか,パグはユリがくわえているドラ(コリドラス)の餌をつついてユリに追い払われている,とか,色々な事件があって面白い。ゆっくり眺めすぎて遅くなってしまった。

2000年06月06日(火)

 ラミちゃんに黒い点発見。どうしたの? モリーは非常に大人しくて食欲もない。痩せて目ばかりが大きく見えるのがちょっと痛々しいくらいだ。一体どうしたのだろう? ちょっと可哀想。モアもよく寝るようになったのは異変の始まりだったし,モリーも死んでしまうような気がする。

2000年06月07日(水)

 モリーはいよいよ痩せて小さくなって,影もうすくなっている。死ぬんだろうなぁ。

2000年06月08日(木)晴れ後曇り

 夕方会社でアクセスすると,亮介からメールで,モリーがいよいよ危ないとのこと。いつのまにか尻尾が裂けていて,縦になって泳いでいるという。
 帰宅後すぐにモリーを見ると,確かにもうおしまいって感じ。帰ったときにはまだ上の方を力無く泳いでいたのだが,すぐに下に沈んで,ユリにつつかれたりして動かなくなった。身体を引き上げると,黒い身体の表面はそれほど病気らしくもなく,ただ痩せて,バルーンモーリーのように太っていた頃の面影すらみあたらず可哀想だった。体調49mmくらい。モアよりちょっと小さい。最初に買ったモアと,2番目のモリーが相次いで逝ってしまうなんて,どうしてなのだろう? 別々の水槽だったから同じ理由とも思えないのだが。。。モリーは性格が悪くて他の魚を苛めてばかりだったので,亮介は「少しホッとした」と言っていたけど,そんな魚でも,最後は元気がなくなって追いかけられるだけの存在になってしまうという事実が悲しかった。
 空いているプランターがあるのでそこに埋めてあげようと言ったのだが,モリーが嫌いだった亮介が「気が進まない」と言うのでモリーは生ゴミになってしまった。ごめんね。ばいばい,モリー。モリコ2匹にモリーの合計3匹のブラックモーリーが次々と消えた1ヶ月だった。

2000年06月10日(土) 入梅

 午後から服部緑地にある日本民族集落博物館へ行く。帰りに高槻のジャスコシティへ寄って,ペットショップでダブルテイルのメスのベタを買ってきた。珍しい尾を持っているので,以前から気になっていた子だ。2匹いて,1匹は色が無くて鰭の先が赤く,他の1匹は青い子だった。青い方はほどんど流木に隠れて見えないが,時々出てきてグラミー達を追い払ったりしていて気が強そうだったので,こちらにする。
 ベタの名前は“モアジュ”(モアJr.)に決定。背骨が曲がっている。モアのために買ったオアシスランド(小さな金魚鉢)に入れて,机の上で飼うことにする。この方が人に慣れてくれる気がするから。
 モアみたいに仲良くなれるといいな。モアのために買ってきたイミテーション・プラントを入れてあげよう。モアに守ってもらうんだよ。

 さすがベタなのかどうかはわからないけど,モアジュは買われてきてオアシスランドに入れられる間ずっと,おとなしくしていた。モアはどうだったかな? ユリは暴れた気がする。ユリが来た頃よりもっと小さく,鏡を見せたら逃げてしまった。モアジュ,我が家へようこそ。仲良くしようね。家を好きになってね。

2000年06月11日(日) 曇り

 朝10時半頃に起きて,洗濯機を回しながらコーヒーを飲む。朝食の時に,モアジュにもベタの餌を2粒。モアジュは食いついては吐き出し苦労していたが,その後食べたもよう。夜の餌も2粒食べた。

2000年06月12日(月) 雲り

 朝から食卓の上でモアジュを見ながら朝食。モアジュはモアのイミテーションプラントの向こうに隠れてばかりだけど,少しずつおどおどした様子が減ってきたと思う。うちに来た頃のモアを思い出すな。
 モアジュは,ちゃんと餌を食べるようになった。食べる音をさせてね。60cm水槽の方ではパグがラミを追いかけるようになり,ラミが可愛そう。ラミの身体の黒い点もよくならないし,多分精神的に参っているのが身体に現れているのではないかという気がする。ごめんね,ラミ。やっぱりグラミーを入れるべきではなかったのかも。。。

2000年07月02日(日)

 水槽の水換えの後,モアジュを60cm水槽へ移してみたが,興奮してどうしようもなかった。2時間ほど試してみたけど,最初から最後まで怒って身体を振るわせ鰓を膨らませっぱなしで,ユリをひどく追いかけ回し,ユリはストレスのあまり何故か身体に横縞が現れ,諦めた。モアジュは他の魚と同居できない単独ベタに育ってしまったようだ。

2000年07月04日(火)

 いつもはそんなことしないのに,朝,モアジュに挨拶したあと60cm水槽を覗きに行った。虫の知らせだったのかも。見ると,左上の端っこに浮いている氷のペットボトルと壁の間にラミが死んで浮いていた。まだ身体にはうっすらとオレンジ色が残り,損傷もなく,死後時間はたっていないようだった。浮かんでいるし,硬直していたので,明け方前には死んだのかな。。。昨夜はいつもと変わらず,ヘアーグラスをツンツンしていたというのに。やっぱり次に死ぬのはラミだったのか,と,1ヶ月消えなかった3つの黒い点を見つめながら思った。これで,お正月の留守10日間を乗り越えた去年からいた子はみんな逝ってしまった。残るは石巻貝のマキちゃんだけ。亮介は起きてこないし,ランプアイがラミの身体をつついているのを見て可哀想になったので,ティッシュペーパーの上に引き上げて水槽の上に置いた。ばいばい,ラミ。パグが来たから参ったんだね。ごめんね。黄色く小さな身体がちょこまか動くのを見るのは大好きだったのに,もう水槽にラミがいないと思うと寂しい。
 帰宅後亮介に聞くと,ラミはスカローサ根本で永久の眠りについたそうだ。ばいばい,ラミ。好敵手の死を哀しんでいるとは思えないが,パグの様子がおかしい。ずっとプレフィルタの上あたりでじっとしていて,鰭の動かし方は緩慢だし餌も食べない。どうしちゃったの?

2000年07月05日(水)

 クローズアップ現代で「水族館が変わる」というのをやっていた。水族館は全国で66あるのだそうだ。サンマって飼育不可能と言われていたことや,アクアリウムふくしまという水族館で初めて飼育に成功したことを知って面白かった。サンマの泳ぐところ,確かに初めて見た。
 我が家のモアジュは,その間中,机の上を走っていく(飛んでいく?)小さな虫(多分ショウジョウバエ)を見つけて興奮していた。パグは,餌も食べず,相変わらず奥に浮かんでいるだけ。時々前にも出てくるのだが,何だかダメかもしれない。どうしてあげたらよいのかもわからない。

2000年07月06日(木)

 パグは,相変わらずあまり元気が無く,上の方に浮かんでいるばかり,ときどき泳いで出てくるけれど,餌も食べない。ユリや他の子たちは元気だ。底砂の苔がひどいので,亮介が掃除してくれた。流木もカビのようなものがひどいので,殺菌のために一度乾燥させようと水槽から出した。おかげで寂しい水槽になってしまった。

2000年07月07日(金) 小暑

 朝起きると,まずパグが心配で見に行くと,奥のバリスネリアの中に頭をつっこんで斜めになって死んでいた。まだ死体は柔らかく沈んでいたので,朝になって死んだのかも知れない。昨夜は少しは泳ぐ姿をみたので,フラフラしてはいたけど「死なないかも」と回復を期待したのに。5月28日に家へ来て,まだ5週間しか経っていなかった。最近色が美しくなってきて喜んでいたのに。すごく残念。ラミとパグ。相次いでグラミー2匹が死んでしまうなんて,やっぱりストレスだったのだろうか。華やかなグラミーが消えて,すごく寂しい水槽になった。

2000年07月09日(日)

 エバーグリーンへ行くが,ちょっと欲しかった飛行機のゲームはなく,生活館でネオンテトラ2匹とグローライトテトラ3匹を買ってきた。グローライトテトラも2匹のつもりだったのだが,頼んだ店員さんが下手で3匹入ってしまったので,戻すのも可哀想だし3匹買うことにした。「じゃあ3匹でいいです」と言うと,「縁があるということで」と店員さん。

2000年07月11日(火)

 熊本の実家の青い雄ベタが死んでしまったそうだ。餌を食べなくなって2日後に死んだんだって。急のことだったそうで,母は「ベタって不思議な魚ね」と言っていた。
 モアジュはあまりにも食べ過ぎでお腹が出ているように見えたので,ここ数日餌を少な目にしているが,よほどお腹が空いたらしく,すごい勢いで跳ねて食べる。ユリの方は何だか元気ないようで心配だ。普通の餌の時,あまり上に上ってこない。電気を消すと動き回っているようなのだけど。。。

2000年07月12日(水)

 モアジュは相変わらず激しくて,今日はミントの花を上から見せたら,飛びついて食いちぎった。花を瓶の上にひっ掛けておいたら,一人で飛び上がって落としてチャプチャプと食いついている。。。ミントの花の色がベタに似ているよう見えるのだろうか?

2000年07月17日(月)

 睡眠2時間で起きて,洗濯をし,モアジュの水換えをし,植物に水を与え,部屋を片づけ,山鉾巡行見学に出かける。

2000年07月21日(金)

 京都は38度だった。帰宅するとクーラーがついていて,水槽に向かって扇風機が回っていて,水槽の照明が水面から離れた高い位置に上げられていた。亮介が水槽の熱対策をしていたのだった。効果ありで,最終的に水温は27度まで下がる。

2000年07月24日(月)

 会社を休みにして花傘巡行を見に行ったが,モアジュの瓶に蓋をしたかどうか気になったので,飛び出して干からびていないことを祈りながら,巡行の後一旦帰宅。しかしモアジュは元気で,しかもピンクのポロシャツを着た私が気に食わないらしく,すごく膨れて怒りまくった。

2000年07月27日(木)

 モアジュは私の服が嫌いだったのかわからないが,今日は異常に怒っていて餌を食べさせるのも一苦労だった。へんな子。

2000年07月29日(土)

 食事の後水槽の水換えをし,掃除をし,水槽の苔対策にブラックモーリーを買いに行く。しかし,モリー2世はユリにひどく苛められ,数時間で尾と鰭は避けてボロボロ,鱗も剥がれて白くなり,悲惨な姿になってしまった。

2000年07月31日(月)

 朝,ゴミ捨てに行ったりしてバタバタしながら食事をしていると,ふと扇風機の後ろに何かよくないもの(勘)が落ちているのに気がついた。近づいてみると,ランプアイの死骸だった。水槽からは余裕で1メートル以上離れているというのに,どうやって?? 飛び出して,ペチペチはねながらここまで来て力つきたのだろうか? 体調32mmの大きい子。どうして跳ねたりしたのだろう。忙しかったけど,ホウキグサがいっぱい生えているプランタに埋めて出勤した。
 帰宅後モアジュの水換えをし,60cm水槽の魚たちに餌をあげた。モリー2世はまだ生きていて,餌はしっかり食べる。ユリの虐めは少しは納まったのかもしれないが,まだ続く。

2000年08月10日(木)

 モアジュは,やはり人間が着ている服の色に反応することが判明。亮介の牡丹色のTシャツも私の服赤紫のポロシャツもひどく気に入らなかった様子で,今日は膨れまくり。まったく失礼だったらありゃしない。亮介は怒ってさっさと布を掛けて寝せていた。魚に気を遣って服を選ぶなんてあんまりだよね。しかし,人間に対して失礼な行動をとることのできる魚がいるとは思わなかったよ。

2000年08月14日(月)

 モアの水槽へバリスネリアを移し,モアの水槽が整った。「モアジュを入れたくなってきた」と私が言うと,亮介は「入れよう」と言って,2度も温度差があるというのに,そのまま入れようとした。水換えしたばかりだし,あんまりでは?と思ったのでビーカーで少し慣らしてもらったが,それでも不十分なうちに亮介はモアジュを水槽へ入れてしまった。モアジュは環境の変化に興奮して泳ぎ回り,体の色がおかしくなっている。ただでさえ,モアジュに負担なことをしたというのに,亮介は「暑かろう!」と言って,カルキ抜きしていない冷蔵庫の氷を数個,水槽へ入れる。止めればよかった...?
 モアジュは興奮して,夜になっても今ひとつ。

2000年08月15日(火)

 1日中家にいた。モアジュは1日中,餌を食べられなかった。やはり昨日の水槽への移動がかなり負担で,体調を崩したのだろうと思う。昨日の昼までは「いいのっ!」って言うほど何度も飛び跳ねて,しっかり餌に食いついていたのに。亮介はあまり心配していない。何で? 私は昨日の水槽への移動の時,亮介を止めればよかったと本当に後悔。可愛いモアジュ,まだ小さいモアジュがこのまま回復せずに死んでしまったらどうしよう。。。

2000年08月16日(水)

 目が覚めるとすぐにモアジュのところへ行って餌をあげてみたが,やはり昨日と同じように食べない。食べるのも,昨日よりもずっとすぐに諦めてしまう。どうしたらよいのだろう。ごめんね,モアジュ。亮介は,水槽へ移した水質の変化は関係ないと思うと言っているが,その直前まですごく元気だったのだから,私は水質と2℃の温度差で体調を崩したのだろうと思う。モアジュが食べられなくなったのは,私たちのせいだよ!

2000年08月17日(木)

 朝からモアジュに餌をあげたが,口に含んでモグモグするものの,吐き出してしまう。もう3日目,いいかげんに食べてくれないと心配だ。行動は,スィーッと泳いでいて一見元気に見えるんだけど。。。

2000年08月18日(金)

 昨日水換えしたのに,朝はまた水は白く濁っている。モアジュは餌を食べない。心なしか動きに元気がない? 大丈夫だろうか。すごく心配だ。やっぱり水質の変化で体調を崩しているとしか思えない。モアジュを置いて,週末出かけるのも気が進まないよ。

2000年08月19日(土)

 モアジュが飛び上がって私の指をつつき,餌を1粒食べてくれたのが,今日唯一の明るい話題。午後にもう一粒あげようとしたら,やっぱり跳ねて指をつついたのに,しばらくすると吐き出していた。私はすごく心配しているのに,亮介は「お腹空いたら食べるでしょ。モアジュは魚よ!」と言う。だって,ベタって好き嫌い激しいし,と思うのだけど,亮介の言う通りであることを願う。

2000年08月20日(日)

 モアジュは餌を食べないので,フレークの小さいのをあげると,吐き出しながらも少しずつ食べているようだった。60cm水槽の水をもらって水換えをし,ドラの餌を入れると,それも吐き出しながらつついていた。食べる気があるだけマシでしょう。何とか生きておくれ。

2000年08月21日(月)

 朝のモアジュは,スィーイーと一見元気に泳ぎ回っていた。昨日のコリドラスの餌は,昨夜電気が消える頃につつかれていた以降変化無し。フレークの餌をあげると,吐き出しながら幾分食べていたようだ。水面が,また油膜だらけになっていて非常に汚い。どうしてだろう? 朝から掃除している暇もないのでそのままにして出勤する。

 帰宅して聞くと,モアジュは今日も餌を食べなかったそうだが,昨夜あげたコリドラスの餌はなくなっていた。試しに普通の餌をあげてみたが,つついては吐き出しあまり熱心ではない。餌をあげるそぶりをすると,指には飛びついてくるので,病気とか死にそうという感じはしない。再びコリドラスの餌をあげると,時々つつきながら番をしていた。

2000年08月22日(火)

 朝のモアジュ。フレークの餌には興味を見せず,元気に?蛇のように底をはっていた。コリドラスの餌は多少つついた跡あり。

2000年08月23日(水) 処暑

 モアジュはスィイースィイーと泳いでいて,フレークの餌には見向きもせず。

2000年08月24日(木)

 モアジュはコリドラスの餌を気に入ったようだ。今日は勢いよく食いついて,その後餌の横で餌の番をしていた。誰もモアジュの餌を取ったりしないってば!

2000年08月25日(金)

 モアジュは,朝からすごくスィイースィイーと泳ぎ回っている。何でそんなに元気なの? とりあえず,もう拒食症で死ぬ心配もなさそうだよね。もうモアの水槽へ移して10日以上経つもの。

2000年08月29日(火)

 4日間の北陸旅行から帰宅し,慌てて熱帯魚達を確認。
 モアジュは無事。60cm水槽へ行くと,流木の前に死骸があって,ドラがその上にはりついて死骸を食べている。ランプアイかと思ったが尾の赤みが若干残っていて,ネオンテトラだとわかる。ランプアイがやたら少ない気がしたが,水面にほとんど損傷していない1匹の死骸が浮いている。よく見ると,石の後ろにも原形をとどめていない死骸があり,1匹はだいぶ早い段階で死んでしまい,浮いている方は多分今日死んだのだろう。グローライトテトラは全員無事,ユリもモリー2世も無事だった。扇風機の効果があったようで,水温は32度までの上昇で済んでいる。
 モアジュの水温を確認に行くと,何と水温34.7℃。触ってみると,ほとんどお湯だ! モアジュの水槽へ扇風機を当てることにし,早速水温低下対策をとる。
 60cm水槽もだいぶ水が減っていたので,死んだ子を引き上げ,水を足して餌をあげた。モアジュの方も,暑さのあまり変色していたお皿をあらったりした後,ドラの餌を1粒入れる。夜8時で35度近い水温なのだから,昼間は36度くらいまであがっていたのかもしれない。そんな中でもスィーイと泳いでいたモアジュは,さすがベタだ。それでも水温が下がってくるとさすがに嬉しいのか,いつものようなスィイスィイではなくて,ビュービューと弾丸のように泳ぎ回っていた。ランプアイが,ついに買ってきた時の半分に減ってしまったと思うと悲しいけれど,モアジュやユリが元気でよかったと思う。

2000年08月30日(水)

 朝起きると,60cm水槽は28度,モアジュの水槽は30度。これなら大丈夫だろう。みんな元気だ。

2000年09月03日(日)

 朝起きると,モリー2世が死んでいた。一時期ユリの虐めも減って身体も綺麗になっていたのだが,最近またユリがしつこく追い回すようになり,ボロボロになってきて心配していた。この子は先代モリーのように他の魚を苛め回すことも少なく,いつもユリに追い回されてかわいそうだった。もうブラックモーリーを飼うことはないだろう。

2000年09月11日(月)

 帰宅すると,亮介が「モアジュはブクブクよ」と言うので何かと思ったら,水槽のポンプの横の壁に貼り付いて,泡巣のようなものができていた。どうなっているの? 泡が自分で集まってこんなものができるとも思えない。でもモアジュが泡を集めたとも思えない。そもそもモアジュはメスではなかったのか? 亮介はモアジュのことをオスではないかとずっと疑ってるが,本当にオスなのか? しかし,これはオスが作る泡巣としか思えない。それに,これくらいの大きさになったら産卵管が見えてもよさそうなものなのに,モアジュのお腹には産卵管らしきものは見あたらない。オスなのかもしれない。泡巣?は夜になると崩壊し,水面の泡になってしまった。一体どうなっているのか?

2000年09月19日(火)

 モアジュは,最近泡巣を作らない。どうしたのか? 心配することもないのかな。

2000年09月27日(水)

 ここ最近,ほとんど水槽の壁に貼り付いたままで動かなかった,石巻貝のマキちゃんが落ちてひっくり返っていた。起こして上げても動かない。死んでしまったのかもしれない。水槽の中で唯一去年からいる子だったのだが,石巻貝は病気なのか寿命なのかもわからないし,貝の中にいるので生きているかどうかの確認手段もない。今度の休日の水換えの日まで放っておくことにするが,多分死んでしまったのだと思う。マキちゃん,長い間水槽の掃除屋をやってくれてありがとう。


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