クレセント・リリ :2001年1月〜2001年4月
2001年01月03日(水)
掃除の間に,1番小さい?グローライトテトラがお腹を上にして瀕死状態で浮いているのを発見した。平衡感覚を失っているように見えるところが,ユリと同じ病気かもと思わせる。ランプアイ5匹が,よってたかって死にかけたグローライトテトラを追いかけつついていてかわいそう。グローライトテトラの他の2匹も,何となくいつもと違う。1匹は流木の下にいるし,1番大きい子も植物の近くではなく,ヒーターの根本にいる。ちょっと心配だ。
夜になって,小さい方から2番目のグロちゃんもお腹を上にして死にかけているのを発見した。ランプアイたちは群れて走り回っているし,ネオンテトラはバラバラになってあえいでいる。唯一残っているグローライトテトラは色が黒ずんでいてやっぱり変。何と,ヒーターの温度が35℃になっていた。。。
2001年01月04日(木)
残ったグローライトテトラ1匹は何とか無事。でも餌を食べてくれない。それにすごく寂しそうで見ていて悲しい。グローライトテトラを2匹くらい買ってきてあげたいけれど。。。
2001年01月05日(金)
1匹生き残ったグローライトテトラは,餌を食べずに体調が悪そう。。。
2001年01月11日(木)
グローライトテトラが久しぶりに餌を食べてくれたので,嬉しくて涙が出てきそうだった。よかった。もう死ぬかと思ったけれど,危機を脱したのね。
2001年01月14日(日)
フィッシュマンで,小さなグローライトテトラ2匹と,怒りんぼのベタのメスを1匹買った。ベタの魅力は気の強さと好奇心なので,10匹もいたメスの中で一番他のベタを追い払って怒っていた子を買うことにしたのだ。怒りんぼの子なので危うく「りんぼちゃん」という名になりかかったが,ユリの代わりに来た子なので“Lily”という名にした。リリーは水槽へ放たれたとたんにスイスイ泳ぎ回り,コマキを巡回してつついたりして,本当にユリの生まれ変わりみたい。コマキの1匹は何度も身体をつつかれていたし,他の1匹は角をパクッとされていて,災難といった感じ。石巻き貝たちって表情が無さそうだけど,よく見ていると,怖い目に遭うと急いで逃げ始めるから可愛らしい。リリーはフィッシュマンでは赤い子に見えたが,家の水槽へ入れてみるとモアジュやモアに比べると身体に色がなく,こちらもユリのよう。尾の骨に沿った線が淡い青で美しい。大きさはモアジュやユリが来たときよりは大きく,モアが来たときくらいだと思う。ユリに比べるとちょっとずんぐり太っている。さっそくネオンテトラやドラや一緒に買ってきた小さなグローライトテトラたちを追いかけていて,ちょっと困ったものかも。ランプアイは,新しい仲間に興奮して泳ぎまくっており,小さなグローライトテトラはランプアイにも標的にされ不幸そう。すごく可愛くて美しい子たちなので,元気に育って欲しいのだけど。。。
ベタの入った水槽はとたんに楽しくなって,やっぱりうちにはベタが必要なのだなぁと思った。
2001年01月15日(月) 曇り時々晴れ
リリーは,よく泳ぐ子のようだ。モアは底の方で蛇のように動き回ることが多かったし,ユリはまぁまぁ泳いでいた。ベタは1匹1匹本当に違う。リリーは早速のやんちゃぶりで,他の魚を追いかけてみたり,流木の穴をくぐったり大活躍している。コリドラスの尻尾を見つめていたかと思ったら,尻尾をパクッとし,ドラは大慌てで逃げ出していた。その後,ドラはリリーが近づいて見つめると逃げるようになってしまった。リリーはネオンテトラのことも追いかけているし,ちびグロ(グローライトテトラ)のことも追いかける。一番怒りっぽい子を買ってきただけのことはある? 小さなグローライトテトラは2匹で連れだって泳いでいて,大きなグローライトテトラとは混ざろうとしない。大きなグローライトテトラは寂しそうかも。
リリーから逃げたいのか,ドラは流木の下にいることが多くなって,最近いつも1匹で流木の下でじっとしていたネオンテトラが,他のネオンテトラと一緒に泳ぐようになった。ランプアイ達は相変わらず興奮したように泳ぎ回り,時々集団でちびグロ2匹を追い回す。ちび2匹はすばしっこいので何とか難を逃れている感じだ。
モアジュは相変わらずで,一人で元気にしていて,朝あげるコリドラスの餌半分はあっという間にたいらげるし,一人で温度計のセンサーに闘いを挑んで瓶の側壁に当ててチンチン音をさせているし,勝手に怒ってヒラヒラ泳ぎ回ったりしている。
しかし,せっかく新しい子を連れてきたのに,夕方見たら,ネオンテトラが白点病にかかっていた。仕方がないので,30℃にして薬を入れたが,治ってくれるかなぁ。白点病の子の他に,もう1匹のネオンテトラはぶくぶくに膨れて身体の側面が赤くなっている。この子もおかしいと思うが,原因が不明。ちびグロたちが,薬浴に耐える体力を持っていますように。。。
2001年01月16日(火) 風花が舞う晴れ
朝起きると,ぶくぶくに太ったネオンテトラが死んで浮いていた。以前,同じ状態になって死んだネオンテトラがいたけれど,病気なのだろうか,寿命なのだろうか。ネオンテトラとアフリカン・ランプアイは,そろそろ購入して1年近く経つので,寿命がきてもおかしくはない。白点病のネオンテトラは,とりあえず元気にしている。
白点病対策で水温を30℃に上げたせいか,グローライトテトラの体表がまた黒くなってきていて心配だ。
ところで,昼間モアジュを見ていると,一人で鰓を膨らまし,身体を振るわせ興奮していることがある。一体何に怒っているの? 夜になると自動的に瓶の底へ移動して寝ているし,モアジュは本当に面白い。
2001年01月17日(水)
朝,水槽の照明が点いた後,コマキが1匹,ヒーターの根本にひっくり返っているのを発見した。身体が飛び出して動いていないので,転がってからだいぶ時間が経っている雰囲気だ。すぐに起こしたけれど,半日経っても全く動かず,夕方少しだけ動いて向きを変えたが,それきり動かない。大丈夫かな?
ネオンテトラの白点病は治らず白点が増えている,他の2匹も少し白い点が出てきたようにも見える。
グローライトテトラは元気だし,リリも元気。リリは餌を全く食べないので困っているが,今のところは元気でスイスイ泳いでいる。少しもじっとしていないという感じだ。コマキを渡り歩いて,コマキの触覚をピンポイントでパクッ!とつつくやんちゃぶりにはちょっと困る。コマキは恐怖のあまり動かなくなってしまう。コマキの触覚を食べないでやって!
2001年01月18日(木)
リリーは,相変わらずひどいやんちゃっ子で,みんなをつついたり追いかけたり。餌は追いかけるけど,口に入れてもペッと吐き出す。空気を吸う時にエビぞりになって三日月型になるところが可愛いので,クレセント・リリと呼んでいる。泳ぐのがちょっと下手で,いつも元気に尾をふりながら一生懸命泳いでいる。
昨日死んだかと思ったコマキは大丈夫だったようで,今日は動いていて他のコマキと区別ができない。
モアジュの方のコマキは,触覚をパクッとするリリがいないので,7〜8mmありそうな長い触覚を降りながら,瓶の口の周辺を急いで何周も歩いていた。長距離走でもしているの?っていう感じ。結局モアジュを寝せるまで何時間かコマキはぐるぐる歩き続けていた。変なの? 石巻貝も,よくよく観察していると,けっこう表情があって面白いものだ。
2001年01月22日(月)
雨。夕方帰宅すると,モアジュの水温が20℃丁度。雨の日は冷えるんだ。早速エアコンをつけて暖める。リリは,相変わらず餌を食べない。餌をあげると,1個1個眺めに行くけど食べない。食べている他の子を追いかける。どうなっているの? リリは,いつも他の子をつついてばかりで,本当に怒りんぼだ。店のメスベタで一番怒っている子を買ってきたのだし仕方がないかもしれないけれど,少しは他の子をつつく以外のこともすれば?って思う。
2001年01月23日(火)
リリは,昨日の水換え後の流木の配置が気に入ったらしく,穴をくぐって遊んで楽しそう。その間だけは,みんなをいじめまくるリリがいないので,水槽の中に平和が戻るようだ。リリは,ほとんどみんなに避けられている。
モアジュの瓶の水換えをしたが,こちらはすごく調子がいい。モアジュは勿論元気だけど,コマキも,触覚は1cm近くまで伸び,どこかへ移してもすぐに足を出して動き出すし,ひっくり返っても自分で起きあがるほど元気。アヌビアス・ナナも茂々と茂っていて元気。亮介が「適正な水草の量があるのかも」と言っていたが,確かにこの瓶は,3日〜4日水換えせずに,モアジュはコマキの糞だらけになっても水は澄んでいてきれい。オアシスランドにユリを入れた時などは一晩で濁ったことを思うと,ちゃんと浄化作用が働いているように思える。
人間だって,緑がいっぱいある場所へ行くと「空気がいい」と思うのだから,魚だって水草がいっぱいあると「水がいい」と感じるかもね。
2001年01月24日(水)
熱帯魚について詳しいホームページは色々あるけど,水槽の苔対策用生物兵器として活躍する石巻貝について詳しいページはあまり見当たらない。寿命はどれくらいであるとか,繁殖させるにはどうしたらよいかとか,塩水にはどれくらい耐えられるとか,病気にならないのかとか,触覚は何の役目をしていてどれくらい伸びるものなのかとか,知りたいことは色々あるのだが。。。
石巻貝を飼い始めて今まで13ヶ月経過してわかったこと。
次に,我が家で今までに飼ったベタ5匹の比較。ベタは特徴的な魚で1匹1匹違っていて面白い。
2001年01月29日(月)
モアジュは,私の赤紫のブラウスを見て1日中怒っていたが,夜,化粧用コットンを箱から出そうとして,また新たな発見。コットンの真っ青な箱を見て,モアジュが怒って寄ってきたのだ。青にも反応するとは知らなかった。
モアの水槽は,水換えをし,もう投薬もしなかった。白くなっているネオンテトラは一向に治らないし,かといって悪くなるわけでもない。白点病かどうかもよくわからない。2週間薬浴したから,あとはしばらく様子を見よう。
2001年02月03日(土)
秋津川の近くへウィロモス用の石を拾いに行った。水槽にウィロモスを入れると魚達はみんな嬉しそうだった。何か元気に泳ぐのだ。水草必要なのだなぁと思った。
2001年02月06日(火)
ここ数日間,色が黒くなって餌も食べなくなっていた大きなグローライトテトラが,朝からついに斜めに泳いでいて,リリやランプアイたちにつつかれていた。魚って,弱った子を苛めるのでかわいそうだ。このグローライトテトラは,去年の春に買ってきた子で,すごく気に入っていたのに,やっぱり水温が上がって以来体調が悪くなって戻らなかったのかも知れない。ごめんね。グローライトテトラは,10時,職安に出かける前に水槽を覗いたら死んでいた。つい数分前は生きていたので,9時50分くらいに死んだのだろう。
2001年02月09日(金) 晴れ
ここ数日で,ランプアイ1匹が,お腹がへこんで身体の形が変になってきた。多分数日のうちに死んでしまうだろう。
2001年02月10日(土)
案の定,朝起きるとランプアイが死んでいた。
夜は亮介がペペロンチーノを作ってくれた。夕食後,天文台のトークアバウト。DREAMWEAVERが帰宅。午前4時過ぎまで喋っていて遅くなったが,おかげでRSctとDeltaScoを見て寝ることが出来た。
2001年02月11日(日)
Fishmanでゴールデンハニーグラミーを1匹購入。380円だった。店の人が捕まえようとしても逃げ回ってなかなか捕まらなかったので,にげちゃんと呼ぶことにする。帰宅後水換えをし,逃げ回ったにげちゃんを水槽へ放すと,案の定リリが怒っていた。
2001年03月08日(木)
朝から,ランプアイが1匹死んでいた。尻尾が切れていて身体も痩せてきていたので,そのうち死んでしまうだろうとは思っていたのだけど。13ヶ月もの間,我が家の水槽で泳いでくれてありがとう。ばいばい。
去年の2月に買った15匹のランプアイも,とうとう残り2匹。多分メスとオスだけど,子どもは生まれないだろうね。はうちゃんから一緒に来た子は,もうランプアイ2匹,ネオンテトラ2匹とドラとモアジュの6匹になってしまった。寂しいな。
2001年03月09日(金)
昨日死んでしまったランプアイを,クンシランの鉢に埋葬した。ばいばい。今までありがとう。
2001年03月26日(月)
昼間まで元気にしていたニゲちゃんの元気がない。色も白くなっているし,痩せている。餌を食べられないのがいけないのではないか? 私が留守の間に死んでしまう気がする。。。
2001年04月02日(月)
約1週間の旅行から帰宅。にげちゃんがどうなったかと思って水槽を見るがわからない。よく見ると,流木の前でじっとしていた。一応まっすぐに姿勢を保っているけど,全く元気が無く目もうつろ。他の子たちはとっても元気で,グローライトテトラ2匹がとっても大きくなっているのにびっくり。モアジュはこちらを見て挨拶をするように鰓を膨らませた。
2001年04月03日(火)
にげちゃんは,朝から横になって息だけをしている。痛々しい。結局19:30〜20:30の間に息を引き取った。まるで私が旅行から帰ってくるのを待っていてくれたみたい。この子と過ごした時間はとても短かったけれど,教訓をもらった。1ヶ月以上元気にしていたから大丈夫だと思ったけれど,競争に負けて?人工餌を食べていなかったようなので,苔を食べるだけでは体力が持たなかったのだと思う。にげちゃん,ごめん。教訓は忘れない。今日までありがとう。
2001年04月06日(金)
夜になって,リリの泳ぎ方がおかしいことに気がついた。フラフラしていて流されているみたい。最近ウィロモスにもぐってモゾモゾしなくなったし,元気がないような気はしていたのだが。。。餌も食べようとしないので隔離して餌を与えてみたが,ちょっとつついてあまり食べない。とりあえず隔離したまま薬浴をさせたが,かなり元気がない。どうしちゃったのだろう。
2001年04月07日(土)
リリは,昨夜より元気に泳いでいた。餌も何とか全部食べたもよう。しかし,お腹が異常に膨れてきたことに気がついた。糞もしていない。糞詰まりか卵詰まりなのかもしれない。夜,亮介がお腹を押すと,何か出てきた。そして,その後糞をするようになった。
2001年04月08日(日)
リリは,少しだけ糞をしていたようだが,相変わらずお腹はぷっくり。人の気も知らず,けっこうヒラヒラ泳いでいる。餌もちゃんと食べた。
2001年04月09日(月)
リリは,食欲もあって餌も食べるし,糞もするが,やはりお腹が異常に膨れている。あと,腹部に白いできもの?ができていて,気持ち悪い。元気といえば元気なのだけど。。。
夜になって少しばかり薬を投与。
2001年04月17日(火)
リリちゃんは,いよいよ餌が食べられなくなってしまったようで,ずっとナナの葉の上に座っている。そして頻繁に空気を吸いに水面へあがる。お腹の腫れはひいてきたけれど,ダメなのかなぁ。
夕方帰ると,一応餌を食べていて,夜の餌も浮いているのをつついて食べていた。
2001年04月19日(木)
18時半頃帰宅。リリは,ついに餌を食べていなかった。いよいよ縦になってじっとしているし,餌にも少し興味はあるようだが,つついて動かすだけ。いよいよダメなのかもしれない。もともと泳ぐのが下手な子なのに,ますます泳ぐのが大変そうだ。
2001年04月22日(日)
リリは,見た目はそんなにおかしくないが,もう泳ぐのが大変という感じ。餌は何とか食べるし,糞もするので,まだしばらくは生きながらえそうだが,やっぱり時間の問題という感じ。
2001年04月23日(月)
リリは,朝は一応正常に底に座っていたが,帰宅すると縦になっていて目もうつろ。空気を吸うのがやっと,という感じになっていた。昨夜まで食べていた餌(テトラミン)も,もう見向きもしない。もってあと3日だなぁ。可愛い子だったのに,短すぎるよ。
2001年04月24日(火)
午後,家を出るとき,リリは口と鰓で苦しそうに息をしながら生きていた。だが,帰るともう動いていなかった。身体の色が変わり始めたところで,多分,死んだばかりだったのだろう。やがてゆっくりと全身が真っ白になっていった。水から出して布に乗せると,亡骸になっても得意だったクレセント・ポーズ。どこを見ているか一発で分かった愛嬌のある目も,もう何も見ていない。昨夜水換えの時はまだ抵抗していたのに,ただの物体となってしまったリリ。体長を測ると37mm。まだ小さかったのに,こんなに早くお別れをしなければならないなんて。この夏,一緒に過ごそうと思っていたのにと思うと悲しい。モアが眠る,ユリが眠るシルバースターの根本に埋めてあげよう。小さな小さな魚なのに,1匹1匹明確に異なった性格を持つベタの死は,いつも悲しすぎる。