JALのDC−10  (DC-10-40 JA8548)

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 DC-8の後継機にしてダグラス最後の飛行機となったDC-10。
 2001年現在,JALには国内線仕様機3機,国際線仕様機10機の計13機のDC-10が活躍するが,2005年度までにJALWaysで使用中の機材を含む全機が退役予定。すでに4機の国内線仕様機が,日本の空を去っていった。この飛行機は,3機残った国内線仕様機のうちの貴重な1機。
 DC-10は通常運行で熊本へ飛来することはなく,機材変更があったときのみ見ることができる。日本エアシステムやハーレクインエアのDC-10はすでに全機が消え去っており,表情豊かな3発機を見る機会も,やがて無くなってしまうのだろう。

 同じ3発機で事実上DC-10の後継機であるマクドネル・ダグラスのMD-11とDC-10はよく似ているが,最大の違いはウイングレット。これがついているのがMD-11で,ついていないのがDC-10。
 他の違いは,旅客機マニアでないとわからないかも?

 ・DC-10の方が胴体が短く,丸っこく見える。
 ・DC-10の方が水平尾翼が大きい。(胴体が長い上に水平尾翼が小さいので,MD-11は益々細長く見える!)
 ・DC-10のテイルコーンは丸いが,MD-11は直線。(これもDC-10が丸っこく見える原因?)
 ・DC-10にはフライトエンジニア:航空機関士が乗っている。(DC-10のコクピット・ウィンドウからFEパネルの裏側が見えるらしい)

2001年8月10日(金)撮影
@熊本空港
JA8548   製造番号:47857    センターギア無し(国内線仕様機) 318席

2001年9月18日撮影
@熊本空港
McDonnell Douglas DC-10-40 JA8548  JA籍登録:1982年1月26日 登録抹消:2003年07月24日
@熊本空港



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