JASのA300-600R

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紙コップ

 A300は,日本エアシステム(JAS)の前身,東亜国内航空(TDA)が初のワイドボディ機として導入した期待の機材だった。TDAが,A300導入と同時に,機体カラーをエアバス社のメーカー塗装を引き継いだレインボーカラーに変更したことからも,A300導入にかける意気込みが窺える。

 最初のA300はフライトエンジニアが乗るB2型だったが,日本エアシステムと社名が変わった後,2マン・クルーを実現した中距離用ハイテク機 B4-600Rが次々と導入され,A300は,間違いなくJASの路線拡大への功労機として一時代を築いたのだった。

 JASとJALの統合から既に何年も過ぎ,JASのレインボーカラーもすっかり消え去り,機材統一の波にさらわれたA300は,1機また1機と売却され,日本の空を去っていった。

 21世紀の幕が開けた頃,どこの空港でも当然のように見ることができたJASのA300が,鳥の翼のように優雅な主翼を持ったA300が,いまとても懐かしい。

(2009年1月記)


2001年1月21日撮影
@熊本空港
@熊本空港
Airbus A300B4-622R  JA8657  JA籍登録:1996-05-16

@熊本空港
JA8657(1996/05/16登録)  撮影:2001/02/09
@熊本空港
JA8657(1996/05/16登録)  撮影:2001/02/09
@熊本空港
JA8564(1994/12/07登録)  撮影:2001/02/11
@熊本空港
JA8564(1994/12/07登録)  撮影:2001/02/11
@熊本空港
JA8566(1995/09/04登録)  撮影:2001/03/02
@熊本空港
JA8566(1995/09/04登録)  撮影:2001/03/02

@熊本空港
2001年4月2日撮影  JA8377(1992/01/28登録)

@熊本空港
2001年7月23日撮影  JA8657(1996/05/16登録)



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