JAL EXPRESS B737-400

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 愛着というものは,様々な思い出と重なることによって増幅される。

 1998年7月,私が飛行機に関心を寄せるようになったのとほぼ時を同じくして運行を開始したJALエクスプレスは,それだけでも私にとって特別のエアライン。ビビッドな赤が可愛らしい1号機JA8991のポストカードを部屋に飾って愛でていた。
 そんなある日,名古屋空港エアフロントオアシスへ行って,飛行機を待った。丁度少ない時間帯だったのか,待って待って,やっと現れたのが奇しくもJA8991。

 そんなわけで,熊本へ住むようになって初めて関西へ戻る時は,迷わずJEXに決めた。
 縁があったのはJA8999。JALでフラワージェット時代を経験せずに直接JEXにやってきた唯一の機体だ。JEXのB737に乗れたのが嬉しくて嬉しくて,悪天候で中止になった機内販売を諦められず,CAさんに直接頼んでJEXのスカイキャストベアーを購入。往路の機内で私は早速大きな荷物を増やしてしまった。
 この旅の帰路は名古屋空港からでJEXには乗れなかったが,名古屋空港ではまたまた奇跡が起きてJA8999と再会できた。

 便数の少ない熊本空港だけど,朝晩の伊丹線で可愛いJEXのB737-400を見られることがとても救いだったのに,2003年4月のJAL&JAS経営統合は,熊本空港でJEXを見る機会すらも奪ってしまった。
 いつの日か,また来てくれる日を待っている。

2001年4月29日撮影, Boeing B737-446, JA8999
@熊本空港
2001年7月23日撮影, Boeing B737-446, JA8995
フラワージェット塗装カトレア

Boeing B737-446 JA8999
JA8999の旅

2000年7月6日撮影,Boeing B737-446
@熊本空港



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