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航空法改正により旅客機への空中衝突防止装置(TCAS)装備が義務づけられ,2006年9月30日のフライトをもって全機引退となったYS-11。唯一の国産旅客機としてあまりにも名高く,長い間ファンを魅了し続けてきた飛行機だったことに異論はないだろう。
YS-11は1962年の1号機の初飛行以来,高い安全性と信頼性が評価され,21世紀に入ってもエアーニッポンで6機,日本エアコミューターで12機が活躍していたが,徐々に数は減っていき,最後の日には日本エアコミューターの2機が残るのみとなっていた。
2006年9月30日,まずJA8768が徳島→福岡→鹿児島のフライトを終え,JA8766が沖永良部→鹿児島でラストフライトを飾った。鹿児島でのラストセレモニーは多くのメディアによってとりあげられ惜しまれたが,2機とも日本で保存されることもなく,同年12月にJA籍から抹消されフィリピンへと去っていった。
以下の写真は引退の約半年前,福岡−高知線のフライトの記録である。
天草エアラインのダッシュ8が到着 |
高度が低いので景色もよい |
目的地が近づく |
Bye-bye, JA8766 |
JA8717 @高知空港 |
JA8717 @高知空港 |
福岡空港に到着 |
通常の搭乗証明書 |