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こぎつね座 は,古くから星座として確立していたはくちょう座 と,その南のや座 及びいるか座 との間を埋めるように,17世紀になってドイツの天文学者ヘベリウスが設定した小星座です。 ヘベリウスが残した星図には大きな鳥をくわえたキツネが描かれ,その名も“ガチョウを持っているキツネ座”とされていましたが,この星座は5等級ほどの暗い星ばかり。しかもその星たちは銀河に埋もれ,繋ぐことも容易ではありません。 小望遠鏡や双眼鏡などを用いなければ見えませんが,こぎつね座 には“亜鈴状星雲”の別名を持つ有名な惑星状星雲M27があり,暗い星ばかりのこの星座の名前を有名にしています。 |