☆3月の星空

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2000年3月の星空情報

 2月に引き続き,8日から9日あたりの夕空に,細い月と火星・木星・土星のランデブーが見られます。この頃黄道光の観測も好期に入るので,できたら空の澄んだところで観望してみましょう。

 10日の接食は,千葉県館山市・伊豆長岡・愛知県高浜市・三重県鈴鹿市・兵庫県加古川市から広島県中部を結ぶ線で見られ,この線より北側の地域では,星が月に隠される星食(えんぺい)となります。2000年中に起こる接食としては条件がよいので,是非,月の凹凸に見え隠れする 4.3等星を楽しんでみましょう。
 16日の星食は,九州より北の地域で,4.2等星が月の暗い部分に潜入していく様子が観察できます。残念ながら沖縄県では見ることができません。

 29日に明け方の東の空で水星が西方最大離角を迎えますが,春分前後は地平線と黄道の角度が小さくなるため,太陽からの角度が大きい割りには意外と低い位置に輝いています。気を付けて捜してみましょう。


南中する星座 (春の星座

 午後8時(20時)に南中を迎える,観察しやすい星座たちです。

 【上旬】 いっかくじゅう座 ・ ふたご座
 【中旬】 こいぬ座 ・ とびうお座(☆) ・ とも座(☆) ・ やまねこ座
 【下旬】 かに座 ・ りゅうこつ座

 ☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。


 惑星用語の説明はこちら
曜日天文現象
 啓蟄:太陽の黄経が 345度になる。
新月:14時17分
10 くじら座μ(4.3等)の接食:19時04分
13上弦:15時59分
16 かに座δ(4.2等)の星食:21時08分
20満月:13時44分
春分:太陽の黄経が 0度になる。
28下弦:09時21分
小惑星ケレス(6.9等)が衝
29 水星が西方最大離角(+0.3等,27度50分)


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