☆6月の星空

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2000年6月の星空情報

 梅雨空が続く上,6月は明るい星座も少ないですね。
 そんな中,3日に冥王星が衝を迎えます。へびつかい座に +14等で輝いていますので,普段は大望遠鏡がないと見ることができない冥王星を見るチャンスです。(星図)

 9日は水星の東方最大離隔で,夕方西空で観望しやすくなっています。夏至近くの遅い日没ですが,19時を過ぎて暗くなった頃から,西北西の空にプロキオン・ポルックス・カペラに囲まれるようにして輝いている水星を捜してみましょう。
 4日の夕は,月齢2の細い月が水星のすぐ南に並びますので見つけやすいと思います

 27日のポン・ウィンネッケ流星群は,1998年に突然多数の流星が流れたことで騒がれました。今年も条件はよいので,天気が良かったら注目してみましょう。

 今月の後半からはリニアー(Linear)彗星(C/1999 S4)が見ごろになります。この彗星は1999年9月27日に発見されて,太陽に2000年7月26日に最も接近します。最も太陽に接近する7月後半には3等ほどになると予想され,十分肉眼でも見える彗星になります。6月後半から7月は明け方の北東の空に見えています。双眼鏡で探すのがよいでしょう。(観測星図)


南中する星座 (夏の星座

 午後8時(20時)に南中を迎える,観察しやすい星座たちです。

 【上旬】 おとめ座 ・ ケンタウルス座 ・ りょうけん座
 【中旬】 
 【下旬】 うしかい座 ・ コンパス座(☆)

 ☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。


 惑星用語の説明はこちら
曜日天文現象
新月:21時14分
 冥王星が衝:15時(+14等)
 芒種:太陽の黄経が 75度になる。
上弦:12時39分
水星が東方最大離角(+0.5等,24度)
10 入梅:太陽の黄経が 80度になる。
17満月:07時27分
21 夏至:太陽の黄経が 90度になる。
25下弦:10時00分
27 ポン・ウインネッケ流星群が極大:13時


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