☆11月の星空

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2001年11月の星空情報

 11月は,晴れの特異日として知られる文化の日の連休に,おうし座ε星の星食と土星食が起こります。
 3日の午後9時4分に起こる,おうし座ε星の星食(えんぺい)は,南西諸島を除く日本の大部分で見ることができます。月は大きいですが,連休中の明るい星のえんぺいなので,双眼鏡などで観察することができるでしょう。
 また,11月4日の朝8時半に起こる土星食は,白昼であるため観測は難しいですが,その前後に観察すると土星と月が近づいていく様子を見ることができます。土星はおうし座にあって,そろそろ見やすくなる季節です。風のない日に望遠鏡を向けて観望してみましょう。(木星と土星の位置

 17日〜19日のしし座流星群は月もなく観測条件良好です。1999年・2000年と予想が当たって有名になったアッシャー博士の極大予想によると,2001年は日本で流星雨が見られる可能性がありそうです。できれば17〜18日の夜と18日〜19日の夜の2夜,観測してみましょう。


南中する星座 (秋の星座

 午後8時(20時)に南中を迎える,観察しやすい星座たちです。

 【上旬】 
 【中旬】 きょしちょう座(☆)
 【下旬】 アンドロメダ座 ・ うお座 ・ ちょうこくしつ座

 ☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。

見やすい星雲星団

 【惑星状星雲】 NGC7293 (らせん状星雲,みずがめ座)
 【散開星団】  M34 (ペルセウス座), M52 (カシオペア座), h-χ (二重星団,ペルセウス座)
 【球状星団】  M2 (みずがめ座), M15 (ペガスス座), M30 (やぎ座)
 【銀河(系外星雲)】 M31 (アンドロメダ大星雲,アンドロメダ座), M33(さんかく座), M77(くじら座)


 惑星用語の説明はこちら
曜日天文現象
満月:14時41分
 おうし座ε星(3.6等)の星食:21時04分
 立冬:太陽の黄経が 225度になる。
下弦:21時21分
15新月:15時40分
17 しし座流星群の極大予想(従来方法による予想):23時
19 しし座流星群の極大予想(アッシャーらによる予想):03時
22 小雪:太陽の黄経が 240度になる。
23上弦:08時21分
29 小惑星ベスタが衝(+6.5等)


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