☆1月の星空

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2002年1月の星空情報

 この1月も,ふたご座の木星とおうし座土星が明るい冬の星座に加わって,にぎやかな星空です。特に木星は,元日の15時にを迎え観望好期。木星は,小望遠鏡でも縞模様や衛星の移動が分かる面白い天体です。月が明るい夜でも大丈夫ですから,できるだけ風のない日を選んで見てみましょう。縞模様のスケッチをしてみると,目が慣れてだんだん模様が見えるようになってきます。

 4日未明に極大を迎えるりゅう座流星群は,残念ながら下弦前の月明かりの影響を受けます。それでも明け方の空で,流星を見ることが期待できますので,しっかりと防寒対策をして見てみましょう。

 17日のみずがめ座τ(4.1等)の接食は,今年の接食の中では比較的条件がよく,北海道の渡島半島と知床半島を結ぶ線上で見られます。接食の線上へ行くことができる人は,ぜひ月の凹凸に見え隠れする星の姿を楽しんでみましょう。この線より北側の地域では,星が月に隠される星食(えんぺい)を見ることができます。

 25日深夜の土星食は,中部以西の地域で見られます。月齢11の比較的大きな月ですが,土星は月の暗い部分へ潜入します。望遠鏡があると楽しめますが,土星食は双眼鏡や肉眼でも十分楽しむことができます。
 2日後の27日には,北日本で木星食が見られますが,明け方で月没が近いため,条件は悪そうです。


南中する星座 (冬の星座

 午後8時(20時)に南中を迎える,観察しやすい星座たちです。

 【上旬】 とけい座(☆) ・ ペルセウス座
 【中旬】 エリダヌス座 ・ レチクル座(☆)
 【下旬】 おうし座 ・ かじき座(☆) ・ちょうこくぐ座

 ☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。

見やすい星雲星団

 【惑星状星雲】 M1 (かに星雲,おうし座)
 【散光星雲】 M42 (オリオン大星雲,オリオン座)
 【散開星団】 M35 (ふたご座), M36・M37・M38 (ぎょしゃ座), M45 (プレアデス,すばる,おうし座)
 【銀河(系外星雲)】 M81・M82 (おおぐま座)


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天文現象
1
木星が:15時(-2.7等,ふたご座)
4
りゅう座ι流星群(四分儀座流星群)が極大:3時
5 小寒:太陽の黄経が 285度になる。
6下弦の月下弦:12時55分
12  水星が東方最大離隔(-0.6等,離角 19度01分)
13新月新月:22時29分
17 冬の土用の入り:太陽の黄経が 297度になる。
みずがめ座τの接食:17時41分(4.1等,南限界)
20 大寒:太陽の黄経が300度になる。
大寒から立春の間に寒中見舞いを出す。
22 上弦の月 上弦:02時47分
25
土星食:福岡潜入01時48分,福岡出現2時29分
27
木星食:札幌潜入04時53分,仙台潜入05時08分
29 満月 満月:07時50分。


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