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2000年7月16日の皆既月食は,日本から見られる皆既月食としては1999年7月以来1年ぶりでしたが,月が本影の中心近くを通過する深い食で,皆既時間が107分にも達する長い月食として注目されました。次回にこのような深い月食が見られるのは,2011年のこととなります。
半影食始 | 部分食始 | 皆既始 | 食最大 | 皆既終 | 部分食終 | 半影食終 |
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16日 19h46.6m | 16日 20h57.2m | 16日 22h02.1m | 16日 22h55.6m(食分1.773) | 16日 23h49.1m | 17日 0h53.9m | 17日 2h04.5m |
この日,京都の Mira House では,祇園祭宵山の行事を見学するため,八坂神社で月食を見ることにしました。宵山の八坂神社では鷺舞や石見神楽の奉納が行われ,山鉾町とは違った風情を楽しむことができます。
神楽の奉納も終わった午後10時過ぎ,祭り提灯に彩られた八坂神社の屋根の上に人知れず輝いていた赤銅色の月が,下の写真です。ノイズが多いのは,市場に出回り始めたばかりの初期のデジカメで撮影しているためです。