星のスペクトル型

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 星の色は,表面の温度によって決まってくるが,温度の高い星から順にO型→B型→A型→……と名前をつけたものが,ピッカリングらによるハーバード方式のスペクトル型である。
 これらの型は,さらに0〜9まで細かく分けて使われ,我々の太陽はG2型に分類されている。表中の温度は,各スペクトル型の中間型(O5型,B5型,……)の温度。







温度

45000K

15000K

8300K

6600K

5600K

4400K

3300K






星の色青白青白

“Oh Be A Fine Girl Kiss Me Right Now,Sweetheart.”

星のスペクトル型を暗記するのに,よくこの短文が使われます。


 最近の分類では,このハーバード方式で言うN型・R型を合わせて“C型”と呼び,S型と共にM型の分流と位置づけられている。C型のCは,欠番だったアルファベットを割り当てられたものだが,炭素のCでもあり,炭素が多く,炭素によって青い光が吸収されるため非常に赤い星になっている。
 一方S型の星は,Zr(ジルコニウム)やY(イットリウム)の酸化物の分子スペクトルが特徴である。




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