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セイヨウカラシナ(学名:Brassica juncea (L.) Czern)は,3月の終わりから4月にかけてあちらこちらに咲いている黄色い花で,おおよそ“アブラナ”(菜の花)と思われている。
アブラナ科の2年草で,確かに外観はアブラナそっくり。全体的にやや小降りであるが遠目に見ての区別は難しいと思う。実は私にもよくわからないので,だいたい畑に植わっているのはアブラナで,その辺の土手に生えまくっているのはセイヨウカラシナだと思えば正解だろうといういいかげんな解釈をしている(^^;。
荒れ地に繁茂している多くの植物がそうであるように,セイヨウカラシナも帰化植物で,原産地は北アメリカともヨーロッパとも言われる。
辛みのある葉を食用にし,またその種子からはカラシが生産されるため世界各地で栽培されていたが,日本には,戦後野生種が渡ってきた。