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アドベントは，日本語で“待降節”（たいこうせつ）又は“降臨節”（こうりんせつ）といい，クリスマスの４週間前の日曜日から始まります。アドベントが始まると，キリスト教会ではイエスの降臨を待つ嬉しい季節の到来。クリスマス・ツリーを飾り，クリスマス・クランツに灯をともします。
クリスマス・クランツとは，リースの上に４本のロウソクを立てたもの。アドベントが始まる日曜日には１本目のロウソクに灯をともし，それから日曜日が来る度に灯をともすロウソクの数を増やしていきます。そうしてクリスマスが訪れる４週目の日曜日には，４本のロウソク全部に灯がともるのです。
また，各家庭では壁にアドベント・カレンダーをかけてクリスマスの訪れ（イエスの降誕）を待ちわびます。
アドベント・カレンダーとは，12月1日から24日までの毎日，絵の中にある窓を一つずつ開けて，クリスマスまでのカウントダウンを行うためのカレンダーです。ヨーロッパ製のものが多く，様々な図柄を楽しめます。
このように，キリスト教会の暦はアドベントのような数種類の季節で区切られ，信者たちは各々の季節に与えられた意味を覚えて過ごします。