立夏と小満

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 5月。二十四節気では,立夏(りっか)と小満(しょうまん)を迎えます。
 二十四節気は,太陽の黄道上の位置によって決められた季節区分で,太陽の黄経が0度になった時を“春分”と呼び,そこから太陽が15度進むごとに,清明・穀雨・立夏・小満…と名前がついています。

 毎年5月6日前後に迎える立夏は,陰暦四月の節で,現在では太陽の黄経が45度になった時のことです。春分と夏至の中間にあたり,気温が日に日に高くなり始めることから,夏が立つ日ということで立夏と呼ばれます。旧暦では,この日から立秋までが暦の上の夏とされていました。

 また,毎年5月21日頃に迎える小満は,太陽の黄経が60度になった時。この頃になると陽気が暖かくなり,草木は伸びて実を結び,農作業も最盛期を迎えます。このため,万物が次第に満ちてくるという意味から小満と呼ばれます。


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