© 2003 Mira House. All rights reserved. |
|
クチナシは暖地に生えるアカネ科の常緑低木で,“クチナシ”の名は,果実が熟しても口を開かないことが由来です。 木の高さは約2mになり,長さ約10cm・幅約4cmほどある大きな葉はツヤがあり立派。6〜7月に咲く花は直径約6〜7cmで,初めは白く,後に黄色く変化します。花は香りがよいため,香水に使われたり,三倍酢にして食べたり,乾かして茶の香り付けに用いられたりします。 また,果実は古来から無毒の黄色染料として知られ,栗飯・きんとん・たくあん・クワイなどを色づけるのに重宝されてきました。 クチナシは,更に薬用植物としても知られます。 |