2008年7月23日。
スイスとドイツを巡る旅から帰国した両親を訪問すると,「ドイツハウスってところから買ってきた」と言って,この壁飾りを渡された。ロマンチック街道を代表する街ローテンブルクのお店に置いてあった物だそうで,両親は自宅用に同じ素材の花の壁飾りを買っていた。
ステンドグラスかと思ったが,付属のタグの裏側に「THIS LOVELY DECOR IS INDIVIDUALLY HANDCRAFTED FROM CAPIZ SEA SHELLS!」の文字。貝細工だった。確かにひっくり返して光を当てると,貝の質感がよくわかる。
調べてみると,カピス貝とはフィリピンで採れる貝で,CAPIZ の名は,ビサヤ諸島パナイ島北東部に位置するこの貝の採集地からきているとのこと。
光を通すカピス貝は,産地のフィリピンではカピスウィンドウという窓に使用されており,最近はインテリアや雑貨として人気の素材らしい。
タグの表に「CAPIZ by Germpex GmbH」と書かれていたので製造販売を行っている会社だろうとウェブで調べてみたが,情報は出てこなかった。
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