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★参考文献
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ギルドホールを後にした私たちは,タワーブリッジを目指すことにした。17時には跳ね橋が開くことになっており,是非その一部始終を見学したかったのだ。
移動の道すがら地下鉄バンク駅周辺のイングランド銀行,旧王立取引所,マンションハウスを眺め,ロンドン大火災記念塔を見た後,記念塔前の地下鉄サークル線・ディストリクト線モニュメント駅から地下鉄に乗ろう。ロンドン塔の最寄りタワー・ヒルはすぐ隣の駅だが,連日の観光で酷使している脚は限界。めぼしい観光スポットがないその区間は,一駅だけでも地下鉄を利用しようというプランだった。
ギルドホール前のグレシャム・ストリートを東へ向かって歩き始めると,「TOKYO」という名の寿司バーがあり,すぐに Lothbury と Prince Street に分かれる交差点になる。その交差点の南東角に堂々と建つ,金の彫像を掲げたビルがイングランド銀行である。
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Gresham St. Panasonic LUMIX DMC-FX33
Fujifilm FinePix S2 Pro Nikon D200 | ||
イングランド銀行は,国王ウィリアム3世の勅許状を受け,1694年7月27日に世界最初の中央銀行として開業した。
開業当時は職員17名に門番2人という少人数で,場所も繊維物商組合のビルに間借りしており,食料雑貨商組合に移動した後,1734年,この地へ自社ビルを建てた。世界最初の銀行自社ビルだったという。
第二次大戦で幾度も攻撃に曝されながらも破壊を免れたのは,女性による自衛消防隊が,時には屋上にまで上って消失を防いだからだという。それほどまでに重要な,英国の経済の要がこの建物なのだ。
Prince's St. Panasonic LUMIX DMC-FX33
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私たちはイングランド銀行の交差点を南に折れ,プリンス・ストリートを南下して地下鉄セントラル線バンク駅方面へ向かった。
左手にイングランド銀行の重厚な壁を見ながら200mほど歩くと,やがて地下鉄のマークと,ファサードにコリント式円柱が並ぶ立派な建物が見えてきた。ロンドン市長の公邸,マンション・ハウスである。
古きシティの経済の中心地,バンクへ辿り着いたのだった。
外部リンク
・シティ・オブ・ロンドン - Wikipedia
・GUILDHALL | London
・イングランド銀行 - Wikipedia
・Bank of England|Home
・Mansion House, London - Wikipedia, the free encyclopedia
・マンションハウス (ロンドン) - Wikipedia
ロンドン旅行記 index シティ・オブ・ロンドン index