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へびつかい座 は,頭に輝く2等星,ラス・アルハゲが目印です。すぐ近くにはヘルクレス座 の頭に輝くラス・アルゲチが並んでいますが,明るい方がラス・アルハゲ。わからない時は,こと座 のベガ(0等星)とさそり座 のアンタレス(1等星)を結んで真ん中あたりを探すと見つかります。
星が少ない星域ですから,へびつかい座 を形づくる星たちはよく目につきます。ラス・アルハゲの南の比較的明るい星は3等星,ひじに当たる星は4等星,手の部分に並ぶ2つの星は両方とも3等星,足元の星も2等星と3等星です。大きな星座ですから,大胆に星を探してみてください。
へび座の項でもお話ししましたが,蛇は医術のシンボルで,へびつかい座 は,ギリシア神話では名医アスクレピオスの姿とされています。
アスクレピオスは太陽の神アポロンの息子で,いて座 になっているケンタウルス族のケイロンに育てられましたが,あまりにも優れた医者に成長し,ついに死人まで甦らせようとしたため,ゼウスの怒りに触れて殺され,アポロンの願いによって星座になったということです。
へびつかい座 の詳しいお話は星の停車場を,星の名前については星のるつぼをご覧下さい。