★参考文献
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ヴィクトリア・ゲートは,地下鉄ディストリクト・ライン及びオーバーグラウンド鉄道キューガーデンズ駅からの最寄りのエントランスで,私たちはここからキューガーデンズに入園した。
キューガーデンズ(Royal Botanic Gardens, Kew)は,1759年,皇太子フレデリックの未亡人オーガスタ皇太子妃によって設立された王立植物園である。彼女の死後,息子のジョージ3世(在位1760-1820)によって本格的に整備され,19世紀のヴィクトリア時代にはパーム・ハウス及びテンペレート・ハウスの2温室が完成。世界に先駆けたレベルの高い植物や造園技術の多大な研究が評価され,2003年7月にはユネスコ世界文化遺産にも指定されている。
121ヘクタールに及ぶ広大な敷地は非常によく手入れされ,美しい。英国の庭を散策しながらゆったりと一日を過ごすことができる場所である。
まずゲートで入場券を購入するのだが,もちろんクレジットカードが使える。入場料金は大人一人£12.5,当日のレートで日本円にすると2,706円だ。英国の物価高には諦めるほかないが,それでもやっぱり,毎回引いてしまう。
(しかし,キューガーデンズの数々の施設を回った後,この入場料金は決して高くないのだと納得できた。)
料金を支払って入場券をもらうと,窓口の女性に「Japanese guide ?」と尋ねられた。何と,簡単ではあるが日本語の園内ガイドが用意されているのである。キューガーデンズまで足を運ぶ観光客がそんなに大勢いるとも思えないが,私たちを見てすぐに日本人だと分かってもらえることからも,やはり日本人は外国人観光客の中では多勢派なのだろう。
私たちは有り難く日本語ガイドをいただき,入園した。
ヴィクトリア・ゲートの横にはヴィクトリア・プラザというお土産物屋が開いており,その後ろに Temple of Arethusa と書かれた塔が立っている。お土産物は帰りにゆっくり見るとしよう。
※写真をクリックすると解像度の高い写真の全体像が見られます。一部のサムネイルは切り取ってあります。
Victoria Gate (1) Panasonic LUMIX DMC-FX33
Nikon D200 Fujifilm FinePix S2 Pro | ||
ゲートの前の小径へ出ると,まず,断面が見えるように切られた大木が展示されている。この展示を少々眺め,その後,まずはすぐそこに見えている Palm House (ヤシの家=熱帯温室)を目指した。
キューガーデンズの園内は途方もなく広く,このため Kew Explorer という連結自動車が周回して入園客を運んでいるのだが,丁度,ヴィクトリア・ゲートへ向かう便と擦れ違った。これがなかなか雰囲気があって絵になる乗り物なのだが,勿論乗るのはタダではない。大人£4(約900円)。私たちが利用することは,まずないであろう。
さて,3時間半ほどのキューガーデンズ探索を終え,私たちは最後にまたヴィクトリア・ゲートへ戻ろうといていた。
何だこの,日本にもよくある,どう贔屓目に見ても景観がよいとは言い難い幟の行列は(^^;!?
幟の間を歩いて曲がると,ヴィクトリア・ゲートの前にあった,大木の展示へ出た。行きは気持ちが急いてゆっくり見なかったので,最後にこの木をじっくり見学し,その後,土産物を探すために,ゲートの横にある売店,ヴィクトリア・プラザへ。ここにはオリジナルの土産物などが各種揃っているという事前情報があり,楽しみだ。
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Victoria Gate (2) Panasonic LUMIX DMC-FX33
Nikon D200 Fujifilm FinePix S2 Pro | ||
ところが,キーホルダーなど買おうかと思っていたが,意外によいデザインのものが見つからない。野鳥や植物の本や図鑑が豊富で興味深かったが,全部英国のもので日本でどれだけ役に立つかわからないし,何しろ重い。そして高い。
結局,王立植物園らしい王冠マーク入りのランチョンマットとポットホルダー,そして野鳥のコースターを一枚購入。そんなに沢山買い物をしたわけでもないのに,合計金額は,当日レート日本円で何と6,743円。ありえなーい(^^;!
土産物を調達すると,ヴィクトリア・ゲートを出て帰途についた。
キュー・ガーデンズ駅周辺 往路 へ進む
外部リンク
・Home | Transport for London (ロンドンの交通)
・Royal Botanic Gardens, Kew: Home Page (キュー・ガーデンズ)