★参考文献
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JL402便の出発時刻は19時。搭乗時刻は18:30でゲートは36番だ。往路JL401便の到着は335番(ターミナル3の35番)スポットだったので,着いたときと同じエリアのスポットからの出発になる。
かなり端の方にあるゲートということもあって,ラウンジから36番スポットまでの距離は長い。チェックインカウンターでもらった案内図によると,ラウンジから搭乗ゲートまで徒歩15〜20分かかるという。
こればかりは決して遅れるわけにいかない!
余裕を持って,私たちは18時にラウンジを出ることにした。
ラウンジを出て階下へ降り,ゲートに向かう最初の曲がり角にはクウェート航空の飛行機が駐機していて,通路下を空港の車がひっきりなしに通過している。
その様子をしばし眺め,また36番スポットを目指す。
何だか到着の時とは随分違った風景に見える。途中の電光掲示板にはカイロ行き,トロント行き,ナイロビ行きの便に並んで「19:00 Tokyo JL402 Go to Gate 36」の文字。間違いなく行動しているつもりでも,乗るべき飛行機の名前を見かけると安心するものだ。
※写真をクリックすると解像度の高い写真の全体像が見られます。
ヒースロー空港 36番ゲートへ向かう Panasonic LUMIX DMC-FX33
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やがて,遠くからよく見えていた,バージンアトランティック航空のA340-600が駐機しているあたりへやってきた。この航空会社は英国の航空会社でありながら,このターミナルを使っている。2本のユニオンジャックを翼のように広げて空を飛ぶ女性の姿の上に「Britain's Flag Carrier」の文字が書かれ,ウイングレットもユニオンジャックのデザインだ。
A340は日本の航空会社が所持しない機種なので,国際空港で見かけると思わずカメラを向けてしまう飛行機だが,ヒースロー空港でバージンアトランティックの340にお目にかかれるのは特に嬉しいかも。
A340の背後には,アメリカン航空,全日空,大韓航空,マレーシア航空の飛行機が駐機し,更に遠くに中国国際航空の尾翼も見えている。そして,A340から遠くないエプロンに,JALのB777-300ERの姿があった。そう,私たちを日本へ連れ帰ってくれる飛行機だ。
シップナンバーは JA736J。2006年8月登録の JALが所持するもっとも新しい300ERである(2008年5月時点で)。
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ヒースロー空港 36番ゲート Panasonic LUMIX DMC-FX33
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ボーディングパスを提示して36番ゲートの待合いスペースに入ると,いよいよ英国での移動の全てが終わり,旅程はフライトを残すのみ。ほんの1ヶ月半前に決めてやってきたイギリスの旅が無事に終わろうとしていた。もう安堵してもよい場所だ。
雨のヒースロー空港。この旅行最後のグレートブリテン島の風景だ。帰国の飛行機への搭乗を待つ脳裏を過ぎるのは,旅した国への愛惜と,自国へ帰れる安心感。だが,無理にでも自国へ帰れる安心感の方をぐっと高め,JAL機へ乗り込む。優先搭乗が始まった。さぁ,帰るのだ。
外部リンク
・BAA Heathrow: Welcome to Heathrow Airport | Parking (ヒースロー空港 英語)
・BAA Heathrow: ロンドン・ヒースロー空港 (LHR) (ヒースロー空港 日本語)
・JAL国際線 - ヒースロー国際空港 (空港情報)
・JAL国際線 - ヒースロー国際空港(ラウンジサービス)
・Virgin Atlantic Airways