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わし座 をさがす目印は,なんといっても夏の大三角の一端を担う1等星アルタイルでしょう。七夕の彦星(牽牛星)に当たるアルタイルは,空高く輝く織姫星(織女星,こと座 のベガ)と向かい合うように,天の川の東岸に位置していますし,横に3等星と4等星のお供の星を伴っていますから,他の星と見間違うこともありません。
また,わし座 のすぐ横には,いるか座 とや座 という,特徴ある形の小星座がありますので,星がよく見えている空なら,星座の全貌をつかむことも,難しくはないでしょう。
ギリシア神話では,わし座 は,大神ゼウスが,トロイア王子であった美少年ガニュメーデスをさらうときに変身した,または使いに出した鷲の姿であるとされています。ガニュメーデスは酌童としてゼウスに仕え,みずがめ座 にその姿を残しています。
わし座 の星の名前については星のるつぼをご覧下さい。