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こうま座 は,ペガスス座 の西,いるか座 の東にあり,みなみじゅうじ座 に次いで,全天で2番目に小さい星座です。紀元前からの古い星座ですが,一番明るい星が4等星ですから目立ちません。
星座絵を見ると,ペガススと頭を並べたもう1頭がこうま座 で,ペガススと対比し“小馬”という名が与えられています。もっと古くは,いるか座の一部でした。
こうま座 は都市部では見えませんので,4等星や5等星が見える暗い空の下でペガスス座 といるか座 の中間あたりを探しましょう。
一番あかるいα星と北に並ぶ二つの5等星は,わし座のアルタイルと両脇に並ぶ三つの星と同じくらい離れています。また,いるか座 やや座 とも同じような大きさです。
このように,近くの星の並びと大きさを比べてみると,間違えずに星座を結ぶことができると思います。
ギリシア神話によると,この星座はペガススの弟にあたるケレリスの姿。伝令神ヘルメスがカストル(ふたご座 )に与えた名馬で,海神ポセイドンが三つ又の鉾で打ち砕いた岩の中から生まれたなどと言われています。
こうま座 の星の名前については星のるつぼをご覧下さい。