☆11月の星空

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2003年11月の星空情報

 11月は日暮れが早く,空は澄んでおり,晴れの日が多く,本格的寒さはまだということで,星を見るにはよい季節です。今年の11月は24日が新月ですから,月後半がが星空観望に適しているでしょう。

 上旬に極大を迎えるおうし座南流星群,及び一昨年に大流星雨となったしし座流星群は,残念ながら両方とも今年は月が大きく条件がよくありません。
 月末のオリオン座χ流星群は,1時間あたり2個程度の地味な流星群ですが,毎年安定して現れる流星群です。今年は条件がよいので,20日以降の活動期に星空観望をするときは気をつけてみてください。

 この11月の皆既月食も日本では観測できません。日本で次回見える皆既月食は,2004年5月5日未明ですが,西日本から沖縄方面でしか見ることができません。日本ではしばらく皆既月食に恵まれない年が続きます。


南中する星座 (秋の星座

 午後8時(20時)に南中を迎える,観察しやすい星座たちです。

 【上旬】 
 【中旬】 きょしちょう座(☆)
 【下旬】 アンドロメダ座 ・ うお座 ・ ちょうこくしつ座

 ☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。

見やすい星雲星団 (星雲星団を見よう星雲星団一覧表

 【惑星状星雲】 NGC7293 (らせん状星雲,みずがめ座)
 【散開星団】  M34 (ペルセウス座), M52 (カシオペア座), h-χ (二重星団,ペルセウス座)
 【球状星団】  M2 (みずがめ座), M15 (ペガスス座), M30 (やぎ座)
 【銀河(系外星雲)】 M31 (アンドロメダ大星雲,アンドロメダ座), M33(さんかく座), M77(くじら座)


 惑星用語の説明はこちら
天文現象
1上弦:13時25分
8
立冬:5時13分。太陽の黄経が 225度になる。
おうし座南北流星群極大。
9満月:10時13分
北アメリカ東部,南アメリカ,ヨーロッパ,アフリカで皆既月食
10
月が最遠:21時。視直径29分25秒
17下弦:13時15分
18
しし座流星群の極大:11時
23
小雪:2時43分。太陽の黄経が 240度になる。
オリオン座χ流星群の極大の頃
24新月:07時59分
月が最金:08時。視直径33分28秒
25
土星による恒星(8.3等)の食:22時10分頃


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