６月に入るとすぐに九州南部では梅雨入りですね。半ばになると，九州北部から関東地方までが次々と梅雨入りします。災害が起こらないことを祈りながら迎える日本の６月は，太平洋高気圧と大陸の高気圧の闘いの月です。
しかしヨーロッパでは６月は気候のよい月とされ，英語名 June も，そんな様子にちなんでいます。
June という名前の由来は，“Juno（ローマ神話の女神）に捧げる月”または“Junius（ローマの氏族名）の月”というのが通例ですが，馴染みやすいのは June bride に縁のある前者の説でしょう。
June bride（六月の花嫁）は，もともと古代ローマで６月が結婚の季節とされたことから，この月を結婚や家族を司る女神 Juno（ユノ＝ギリシア神話のヘラ）に捧げたことが由来です。６月に結婚をすれば，Juno に守られ幸せになれるというわけです。
英米では，６月は季候が良く丁度学校卒業後でもあるため，今でも結婚式が多い月となっています。
