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2004年3月,東京の友人から届いたフクロウ。 フクロウが貼り付けられていた台紙の文字から“龍虎”という工房で作られたフクロウだということがわかったが,驚いたのは,2年前に別の友人から届いたフクロウとそっくりだったこと。並べると三つ子のよう。彼女のところには青い目に赤い紐がついた子がいるというので,合わせて四つ子のフクロウだ。 おそろいとかペアだとか,そういう物を持って喜んだことのない私だったが,このフクロウが彼女とペアだと思うと温かく,不思議な気がした。この子を見るときはいつも,手元に相棒のフクロウを持つ彼女を想うことができる。 このフクロウは,数ある私のコレクションの中で最も小さいフクロウとなったが,真っ直ぐ前を向く優しい黄緑色の瞳は,可愛らしく毅然としていて,存在感バッチリだ。 |