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★参考文献
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17世紀の昔から高級住宅街だったチェルシーには著名人が住んだ家が沢山残っており,ことにチェイニー・ウォークには,その印であるブルー・プラック(Blue Plaque:青い飾り板)と呼ばれる円形の陶器の板をはめ込んだ家が多い。
この地に著名人が住むきっかけとなったのは『ユートピア』の著者トマス・モア(1478〜1535)で,1520年頃にチェルシーに移り住んだという。トマス・モアと親交が深く,しかし宗教改革で袂を分かったヘンリー8世は,トマス・モアを処刑したのち,チェルシーにマナー・ハウスと呼ばれる屋敷をかまえた。
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Cheyne Walk (2011-12-05) | ||
チェイニー・ウォークとオークリー・ストリート(Oakley St)との交差点に架かっている美しい橋の名は,アルバート・ブリッジ。勿論,ヴィクトリア女王の夫であったアルバート公にちなんだ名前で,ローランド・メイソン・オルディッシュ(Rowland Mason Ordish)の設計により1870〜1872年にかけて架橋されている。また,テムズ川沿いの花壇にはアルバート・ブリッジ・ガーデンズという名前がついている。
この先しばらく,チェイニー・ウォークと平行する川沿いの道,チェルシー・エンバンクメント(Chelsea Embankment)を,カーライルの座像を撮ったりしつつ,トマス・モア像のあるチェルシー・オールド教会の前まで歩いた。
トマス・モア像からミルマンズ・ストリート(Milmans St)まで,更にもうしばらくチェイニー・ウォークを歩き,そこからキングス・ロードへ向かって北上した。
外部リンク
・Cheyne Walk - Wikipedia, the free encyclopedia
ロンドン旅行記2011 index ケンジントン&チェルシー王立区 index