★参考文献
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Horse Guards,馬による警備,そう,ホース・ガーズとは騎馬衛兵隊(近衛衛兵隊)のことである。場所は,もともと1698年の火災により焼失したホワイトホール宮殿の守備隊があった所で,ホワイトホールのほぼ中心に位置している。
建物はウィリアム・ケント(William Kent,1685?1748)の設計によるバロック様式で,彼の死後,1750年から1759年にかけて建てられた。
ここでは美しい制服をまとった衛兵が馬にまたがって警備する姿がみられ,毎時間の警備交代のうち特に毎日午前11時(日曜日は10時)は,演出された交代儀式が執り行われる。
バッキンガム宮殿の衛兵交代に比べるとマイナーだが,ずっと自由に間近に楽しめるということで,私たちは最初から,できればホース・ガーズの衛兵交代を見学しようと思っていたのだった。
儀式は,セント・ジェームズ・パークに面したホース・ガーズ・パレードの広場で行われる。
セント・ジェームズ・パークを東に抜けると公園の東を南北に走る Horse Guards Road があり,道の向こうの広場には既にそれらしい人だかりができていた。時刻は計算しつくされたかのように丁度11時。近づいていくと,金ぴかのヘルメット?をかぶった騎兵隊が向かい合って並び,セレモニーが始まっている。
人垣はバッキンガム宮殿ほどではなかったので,手を伸ばして人垣の上からコンパクトデジカメで動画を撮ってみた。
交代の騎兵たちが建物の向こうへ行ってしまうと,あとは赤い制服のライフ・ガードと青い制服のブルー&ロイヤルが7人ずつ向かい合って並んでいるだけ。いや,並んでいるだけじゃなくて警備をしているのだが(^^;,見ている方は何事も起こらなくてつまらないので,あっという間に人垣は解散してしまった。
騎兵隊員は全員若くてハンサムらしいが,こんな帽子をかぶっていたのではとても顔までわからない(^^;。
※写真をクリックすると解像度の高い写真の全体像が見られます。一部のサムネイルは切り取ってあります。
Horse Guards (1) Panasonic LUMIX DMC-FX33
Nikon D200 Fujifilm FinePix S2 Pro | ||
中庭での儀式が終わったので,ホース・ガーズの建物の真ん中,ライフ・ガーズとブルー&ロイヤルが向かい合った中心部分に設けられている通路を通って,ホワイトホールに面した正面へ回ってみた。
そこから外へ出てホワイトホールを南下しようと思ったのだったが,実はこちらに人が集まっていてセレモニーが始まるところだった。
よくわからないが,とにかく見学(^^;。
大らかなもので,セレモニーの最中だというのに何のおとがめもなく観光客が普通にどんどん通過するし,もちろん?ハトも自由に儀式に参加する。
※写真をクリックすると解像度の高い写真の全体像が見られます。一部のサムネイルは切り取ってあります。
Horse Guards (2) Nikon D200
Fujifilm FinePix S2 Pro | ||
セレモニーが全部終了するまで25分くらいかかるようだが,私たちはきっかり11時15分まで見学し,ホース・ガーズを後にした。
外部リンク
・St James's Park
・Horse Guards (building) (Wikipedia)
・Horse Guards Parade (Wikipedia)
ロンドン旅行記 index シティ・オブ・ウエストミンスター index