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★参考文献
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幾重にも重なる三角屋根が目印の皇太子妃の温室(Princess of Wales Conservatory)を後にした私たちは,昼食をとるために,オランジェリーへ向かった。
オランジェリー(Orangery)は,名前から考えておそらくオレンジを栽培する温室だった建物であろうと思われるが,現在はレストランとして使われている。
皇太子妃の温室を出ると,そのすぐ西側に「Turner's oak」という立て札のついた大きな木があった。キューガーデンズに数知れず植えられている heritage tree (遺産の木)には皆このような立て札が立てられていて,他の木と区別されているのだ。
※写真をクリックすると解像度の高い写真の全体像が見られます。一部のサムネイルは切り取ってあります。
木を見ていると,木陰の暗いところから,ガサッガサッと聞き慣れた音が聞こえてきた。冬の間,シロハラが庭の土を掘り返す音にそっくりな音…と思って振り返ると,シロハラにそっくりな野鳥がシロハラにそっくりな動きで地面を掘っていた。
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Turner's oak から2分程歩くと,藤の花が咲く三叉路に行き当たった。この小径を左へ曲がればパームハウス,右へ行けば正門(Main Gate)へと続く。
目指すオランジェリーは正門のすぐ近く。藤の花を見ながら右へ曲がると,また Heritage Tree の立て札があった。今度は古いイチョウの木である。
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三叉路の藤の木の後ろ,イチョウの大木のすぐ横に,蔓に囲まれた円形の休憩所があって,木陰にベンチが置かれていた。静かな空気に満たされた,ちょっと特別な雰囲気を醸し出す場所だったが,特に説明書きなどは見あたらず。
イチョウの木から1分ほど歩くと,向こうの方に白いオランジェリーの建物が見えてきた。そして,オランジェリーの前に続く広い草原の中に,また heritage tree の立て看が立っている。今度は Black locust tree,ニセアカシアの木だった。
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ニセアカシアの木までやってくると,簡素な白い建物がよく見える。これが目指すオランジェリーだ。
カフェテリアになっているこの建物の前にはテーブルと椅子が並べられ,テーブルの付近や建物の前の芝生に多くの人が集っている。建物の中も外も,昼食時を楽しむ人々で賑わっている様子だ。
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The Orangery Restaurant Panasonic LUMIX DMC-FX33
Nikon D200 to the Orangery Restaurant | ||
さて,オランジェリーの中はどのようになっているのか? どんな食事が容易されているのか?
簡素で上品な白い建物へ向かって自然と足が速まっていった。
外部リンク
・Home | Transport for London (ロンドンの交通)
・Royal Botanic Gardens, Kew: Home Page (キュー・ガーデンズ)