★参考文献
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雨の祝日だった5月26日。夜の飛行機だったが,私たちは昼前にホテルを出,早めに空港へ向かった。
到着した日は乗り間違ったりしてしまったが,毎日乗って,既に地下鉄はお馴染みの交通機関だ。
スプリング・バンクホリデーの祝日で一部の地下鉄が止まっているなど平常ではないという不安はあったが,既に何度か降り立った乗換駅で淡々とヒースローへと乗り継いだ。
さぁ,ホームだったセントラル線マーブルアーチ駅での最後の乗車だ。
午前11時20分。駅に入ると,まずオイスターカードの残金確認。£3.3だ。パブリックホリデーのヒースローまでのオイスターカード料金は£2.0で,丁度足りるはずだった。
この5日間ですっかり見慣れたボロボロの天井のエスカレータでプラットホームへ下りると,いつも誰か演奏している舞台で,白いヒゲの男性がバイオリンを弾いていた。こういった場所で演奏する権利を獲得するのは競争率が高くて大変らしい。毎日,今日はどんな人が何を演奏しているのかな,と楽しみだったな。
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Marble Arch, Central Line Panasonic LUMIX DMC-FX33
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マーブルアーチから3駅目のノッティングヒル・ゲートでセントラル線を降り,今度はディストリクト線に乗り換える。3日前にキュー・ガーデンズへ行くときにも同じ乗り換えをしたことが記憶に新しく,駅にもよく見覚えがある。
電車を降り,最後に乗ったセントラル線の電車の動画を撮ってお見送り。セントラル線の車輌は,中の赤いポールが目印だ。次にエスカレータの動画を撮りながら上階へ移動,ディストリクト線のホームへ向かった。
改札を出ると,「ホリデーでサークル線は運休であるため,ディストリクト線ウィンブルドン行きに乗ってアールズコート駅で乗り換えろ」というインフォーメーションが出ていた。
Notting Hill Gate, Central Line to District Line Panasonic LUMIX DMC-FX33
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ノッティングヒル・ゲート駅でディストリクト線に乗ると,最終乗り換え地であるアールズコート駅は2駅目。これも3日前にキュー・ガーデンズへ行ったときと同じルートだ。アールズコート駅のエスカレータのボロボロの天井にも見覚えがある(^^;。
青いポールが目印のピカデリー線の電車に乗り込むと,5日前の到着した日に初めて見たグレートブリテン島の風景が順々に戻ってきた。そうそう,車輌とホームの段差が酷いHounslow Central駅にも見覚えがあるよ!
ヒースローを使った幾何とも知れない旅人達が目にした光景だ。
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Earl's Court, Piccadilly Line Panasonic LUMIX DMC-FX33
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アールズコートを出た後地上を走っていたピカデリー線が,再び地下へ潜った。ヒースローへ到着である。ここで地下鉄ともオイスターカードともお別れ。いよいよイギリスでの時間が終わる。
同じ地下鉄の乗客たちは皆,私たちと同じく大きなスーツケースを持った旅行者で,ターミナル1〜3の利用客が降りるため大半の人がこの Heathrow Terminals 1,2,3 で下車をする。
時刻は12時30分で,出発まで6時間。急ぐ必要のない私たちは人波が去るまでホームに残り,乗ってきたピカデリー線を見送った。
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Heathrow Terminals 1,2,3, Piccadilly Line Panasonic LUMIX DMC-FX33
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電車を見送ると,閑散としたホームを振り返りながらエスカレータで上階へ上った。ここが最後の改札,オイスターカードを使う最後の場所である。
改札を出ると同時にロンドンでの旅が終わった。
あとは搭乗手続きを済ませ,機上の人となるだけ。購入した時と同じ窓口へ行って£1.3を残したオイスターカードを返却し,私たちはターミナル3へ向かった。
外部リンク
・Home | Transport for London (ロンドンの交通)
・BAA Heathrow: Welcome to Heathrow Airport | Parking (ヒースロー空港 英語)
・BAA Heathrow: ロンドン・ヒースロー空港 (LHR) (ヒースロー空港 日本語)