7331のおさかな日記 8

夏の終わりは別れの季節 :2002年1月〜2002年8月

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 2002年01月09日(水)

 昨日は元気にしていたポチが,朝からエサもほしがらず,ずっとナナに挟まってじっとしている。時々空気を吸いに昇ってくるけど,すごい勢いで吸って慌ててナナの間に戻っていく。何だか本気で体調が悪そうで心配だ。どうしちゃったのだろう? ウロコが逆立っている様子はない。
 夕食は,大好きなはずのミジンコで,駒込ピペットを見ていつものように喜んで飛びついてきたが,エサの方は,少ししか食べなかった。白っぽく透き通っていて細長い糞のようなものをくっつけて泳いでいて,何なのか不明。

 2002年01月10日(木)

 朝起きると,ポチの昨日の謎の糞?はなくなっていた。昨日よりは元気そうに見えるが,朝のエサは何度かパクついて吐き出し,結局食べるのを諦めていた。水換えの後,少し投薬。昼間見ると,昨日の夜と同じ白く透き通った細長い糞のようなものを下げて泳いでいた。夜は,クロマを少し食べる。

 2002年01月11日(金)

 ポチのやつは,今日もイマイチ。朝からエサを欲しがったので「ひかりベタ」を与えると,1個目は食べて,2個目は半分吐きだして,3個目は全部吐きだした。何となくびくついていて,時々出てきてヒーターのコードと戦ったりしているけど,基本的に沈んでじっとしている。体調悪そう。。。

 2002年01月14日(月)

 ポチ,泡巣を作る。生殖活動ができるようならもう安心だ。

 2002年01月15日(火)

 ポチはすっかり元気。泡巣は作るし,泳ぎ回るし,飛び跳ねるし。ニューグリーンFを少し添加しただけなんだけど,効いたのかな?

 2002年01月29日(火)

 友人とアクア・クリエイションへ行ったら,何と休み。しかたなくフィッシュマンへ行き,帰りに長峰小学校の向かいに別のショップを発見して寄ってみたところ,なかなか楽しい店だった。まだできたばっかりという感じだけど,そのうち熱帯魚が増えそう。今日入ったばかりというビーシュリンプがいっぱいいて,1匹210円,10匹1900円だったので,10匹買って3匹分けてもらった。しかし,水槽に入れるとさっさとどこかへ行っちゃって,ビーちゃんが6匹もいるとは思えない(^^;。

 2002年01月31日(木)

 昨日から,ポチの元気がない。あまり動かず,じーっと斜め上を見て止まっている時間が長い。一応エサは食べるし,水換えの後も自分で家に戻っていったのだけど,どうしたのかな? 単なる気分ならいいんだけど。。。

 2002年02月01日(金)

 ポチは相変わらずボーッと窓の方を見ていて心配なので,少し薬を添加した。エサは食べるんだけど,明らかに元気がないよ。

 2002年02月08日(金)

 ポチの掃除している最中,正体不明の動物を発見。小さくて何かわからなかったが,2mmほどのイモムシみたいなの。変な寄生虫とかでなければいいな。。。

 2002年02月13日(水)

 朝,ポチの水温を見てビックリ。18.1℃。何て事! 昨日水換えした後,ヒーターを入れ忘れていたのだった。慌ててヒーターを入れたが,ポチは流木の下でじっとしていて動かない。いつもなら,朝からエサをねだるのに。。。しかし,諦めて掃除をしようと思ったら,突然出てきて「エサ,エサ,エサ,エサ」と言う。ひかりベタを与えると,一度もはき出さずに5個も食べた。でも,その後もずっと元気がない。夜もミジンコの日だったのに,飛び跳ねることもせず,落としたエサも時々つついていたがあまり食べてくれなかった。やっぱり調子崩したのだろうな。心配。。。
 水槽では,またビーちゃんが1匹死んでしまった。2匹は生きているところを確認。うーん,ビーちゃんは難しいのかな。6匹もいたのに半分になってしまって悲しい。

 2002年02月14日(木)

 ポチは朝も夜も普通にエサを食べ,元気みたいだ。よかった。

 2002年02月20日(水)

 腹が立つ出来事があって怒り狂っていると,ポチはまるで私の気持ちがわかるかのように温度計センサーと闘い続けてストレス解消?していた。何か本当に気持ちが伝わっているのかしらと思った。亮介と私がいると,ポチは何故か必ず私の方を向くので,亮介はちょっと気を悪くしている。ポチは私の顔を知っているんだろうね。小さなお魚なのに,不思議だね。

 2002年02月22日(金)

 またビーちゃんが死んでしまった。赤くて小さい子。昨日までは元気だったのに。。。死んだビーちゃんをヤマトヌマエビが抱え込んで食べていて,死体を上げることもできなかった。まだ残っているのは,結局最初に買ってきたビーちゃん。あと,多分2番目にレヨンで買ってきたビーちゃんも生きていると思う。最初に買ったビーちゃんは10月から生きているので,うちの水槽に慣れてくれたのかもしれない。でも,こう次々と死んでしまうのでは,うちの環境がビーシュリンプを飼えるほど落ち着いていないのだろうかと自信をなくしてしまうよ。

 2002年02月27日(水)

 ポチは相変わらず食欲が無くて,エサも一粒しか食べなかった。心配なので,ニュー・グリーンFを少しばかり添加したが,何故か久しぶりに泡巣を作り始めた。

 2002年02月28日(木)

 ポチは,今日は餌も食べたし,活発に泳ぎ回っている。復活したかな? やっぱり元気がない時って,ちょっと薬を加えてやると,調子を取り戻すみたい。
 一方,水槽のコマキ1匹は,もう10日も同じ場所にじっとしている。時々少し動いて,壁にひっついている部分の形が変わるけど,食べている様子もない。大きなマキちゃんが死ぬ前とそっくりで,心配だ。もう2年も生きているから年だろうし。。。

 2002年03月01日(金)

 2週間ぶりくらいに,じっとしているマキちゃんの口を見た。ちょっとだけ動いて食べていた。大丈夫かなぁ。体調悪いのかなぁ。頑張れー!

 2002年03月03日(日)

 ポチの右の鰓の上にカビのようなものがついているのを発見。夕方にはどんどんそれが大きくなっているので常備薬を少し添加。何だろう? とってあげたらいいのかもしれないけど,異常に暴れて無理だろうな。心配。エサもミジンコしか食べない。

 2002年03月04日(月)

 帰宅後,書類を整理し,ポチの掃除。ポチの具合はよくなさそう。温度計センサーと闘わないし,元気がない。

 2002年03月06日(水) 啓蟄

 ポチは,朝はクロマを食べたけど,傷口が痛々しく広がっていて,思わず薬の濃度を上げた。夜帰宅して見ると,飛び出ていたウミのような部分は消えていて表面の赤い傷だけ残っている感じだったが,ミジンコには何と見向きもしない。ぜんぜん食べようとしない。大好きなミジンコを食べないなんて?! フンも細長くて変。やっぱりかなり心配だ。

 2002年03月07日(木)

 ポチの傷?は,見かけ上ほとんど治った。ただし,エサはあまり食べないし,いまいち元気がない。もう少し薬を添加し様子を見ていくことにする。

 2002年03月09日(土)

 水槽の水換えをしていたら,背面に,多分死んだばかりのビーちゃんの死体が横たわっていた。最後に残っていた,私たちが“元ビー”と呼んでいた子もとうとう死んでしまったのだ。どうしてこうビーシュリンプはうちの水槽で育たないのだろう? この子は10月に買ってきて半年生きてくれたので,もっと大きくなるまで長生きしてくれるかと思っていたのに。。。最初の子で最後の子,思い入れがあったので,赤いミニバラの鉢に葬った。ビーちゃん,あなたの好きな環境にならなくてごめん。
 ポチは,怪我はすっかり治ったが,今ひとつ元気が無くて,闘いもしないし泡巣も作らない。昼間は隠れていて,夕方頃から水面でじっとしている。このパターンはこの2〜3日同じ。エサはクロマのみ食べる。薬は少しだけど加えるようにして様子を見ているが,まだしばらく心配だ。

 2002年03月13日(水)

 ポチは,動きだけを見ているとかなり治ったみたいなのだけど,ミジンコを見せてもジャンプしないし,熱心に食べもしないし,やっぱりちょっと変。

 2002年03月16日(土)

 寝坊して起きると,ポチが立派な泡巣を作っていた。いつも朝から半分覆いをかけて暗いままにしていたときに泡巣を作る。とにかくこれで,ポチの体調は回復したってことかな。よかった。

 2002年03月23日(土)

 朝,マキちゃんが1匹転がって死んでいた。しばらく元気がなかったし,ここ数日はあまり動かなくなっていたので,もう寿命だったんだろうなぁ。長い間お疲れ様でした。マキちゃんは長い間うちにいたし,それなりにみんなかわいがっていたので残念だけど,きっと長生きしてくれたんだよね。とうとうあと2匹。

 2002年03月26日(火)

 本当にポチには参ってしまった。せっかく右鰓の上の傷も治って元気になってきたと思っていたのに,午後,またしても右鰓の上が赤く腫れ上がってウロコも逆立っている。食欲もない。松かさ病にしては変だし,温度計センサーや水槽の壁に激突して闘って怪我したに違いない。何てこと! ちっとは謹んで大人しくしてほしいものだ。仕方ないのでまた薬を添加したけど,いいかげんにしてほしい。

 2002年04月07日(日)

 久しぶりにレヨンへ行って,我が家では初めての赤系水草アルテルナンテラ レインキーを3本,スカーレット・ジェムより小さな魚,スファエリクティスSPビルマチョコグラを2匹買ってきた。ビルマチョコグラは,普通のチョコレートグラミーのように口先がとがっていて,あくびもする。のーんびり動いて,むちゃくちゃ可愛い。縄張り意識が強いスカーレット・ジェムが追いかけていじめるのが少し気になるけど,これは仕方がないんだろうな。難点は,あまりに小さくてどこにいるかよく分からないこと。

 2002年04月12日(金)

 ポチの水換え。元気にしているように見えたのだが,なかなか自分の家に飛び込もうとしなかった。最終的には自分で戻ったけど,時間が掛かった。ちょっと気になる。体調が悪いときの行動だ。

 2002年04月14日(日)

 ポチは1日中ナナに潜っていていないかのよう。調子が悪いのか?

 2002年04月15日(月)

 ポチは夕方までナナから出てこなかった。夕方から少し泳ぎ回ったりヒーターのコードと闘ったりしていたが,やはり基本的にナナに潜り,エサも欲しがらない。少し薬を添加した。

 2002年04月16日(火)

 ポチは,見かけは便秘でお腹が膨れている程度だが,やっぱり元気が無くて基本的にナナか塩ビ管に潜っている。エサも欲しがらない。クマノミのぬいぐるみを見せたが,逃げもしないが怒りもしない。怒らないって時点で変だ。2週間後は3日〜4日の留守番が待っているのにと思うと心配だ。

 2002年04月17日(水)

 ポチは,朝からエサを欲しがったのでクロマを与えたが,その後はナナにもぐってほとんど出てこなかった。夜になって亮介がミジンコを与えても全く食べようとせず,ナナに挟まっている。寝る時間になって覆いをかぶせても無反応。いつもなら寝ていても水面近くに飛び出してきて,水槽中を点検してまわるのに。見かけはどこもおかしくないけれど,体調がどこかおかしいとしか思えない。もうすぐ3日〜4日のお留守番が待っているのに,こんな状態のポチを置いていくと思うと気がかりでならない。
 さらに,ビルマ・チョコグラの小さい方の子も,一日中ウィロモスに潜っていると思ったら,ミジンコを与えても食べようとせず,ウィロモスにひっかかっているだけという感じ。明らかに弱っている。大きい方は,マキを追いかけて観察していたし,エサも食べたので大丈夫だと思うのだが,小さい子はダメかもしれない。。。

 2002年04月18日(木)

 ポチは,朝からナナに潜って出てこない。昨日のミジンコもほとんど全部残っている。昼頃,ミジンコを回収していると出てきたので,クロマを与えると,これは少し食べた。食べ終わると急いでナナの中へ戻っていった。相変わらず見かけは綺麗で病気のようには見えないのだけど。ただ,1回だけ夕方飛び跳ねてすごい水音をたてたのでビックリした。
 ビルマ・チョコグラの小さい子は見つからず。ウィロモスの中で死んでいるのかも知れないが,わからない。大きい方も今日はあまり元気じゃなくて,スカタンが死んだ時のジェムのように一日中パイプ口の水面のあたりでじっとしていた。

 2002年04月19日(金)

 昨日は上の方をずっと泳いでいたビルマ・チョコグラの大きい子も全く見かけない。こちらも死んでしまったのだろうか? 何が悪かったのかわからない。ポチは少し元気になってきたようで,ナナから出てくる時間が長くなった。

 2002年04月20日(土) 穀雨

 大きい方のビルマ・チョコグラが死んでいるのを確認。小さい方はナナをひっくり返しても出てこなかった。死んでエビに食べられてしまったのだろうか? たった2週間で2匹とも一度に死んでしまうなんて…。すごくかわいくて気に入っていたのでショック。ようやく2匹目のスカーレット・ジェム(すかたん)が3日で死んでしまったショックから立ち直って新しい子を買ってきたのに。

 2002年04月25日(木)

 朝からポチが元気。よく見ると泡巣を作っていた。随分久しぶりだな。体調,元に戻ったのかな。

 2002年04月26日(金)

 旅行前のポチの水換え。スイスイ泳いでいたくせに,自分で水槽へ帰って行かなかった。でも,夜になると自分から出てきてエサをねだったので,少しばかり与えた。

 2002年06月01日(土)

 亮介が,水槽にアクリル板の台を作った。上にはアルミ網で工作したリシアネットと石巻リシア,ウィロモスを載せ,その下にできた空間に,流木ウィロモスを置く。少し底面がゆったりして見えるようになったと思う。

 2002年06月04日(火)

 ポチは相変わらず元気が無く,1日中沈んでいて,たまに空気を吸いに水面へあがってくる程度。温度計センサーやヒーターと戦うところもあまり見かけなくなった。まだ老魚ではないと思うのだけど,どうしたのだろう。心配なので,水換えの頻度を少なくし,マイクロスパーテル1杯のニューグリーンFを投薬している。

 2002年06月05日(水)

 水槽の照明がついたとき,背骨が曲がっていたゴールドネオンが死んでいるのを発見。ヤマトヌマエビが抱えて食べていたので,エビを追い払って死体を回収し,ラベンダーの鉢に埋葬してあげた。去年の8月25日に4匹買ったのに,ついに残り1匹になってしまった。
 午後から友人宅へ行くことになっていたので,その前にと思ってミジンコを与えたが,いつも出てくるスカーレット・ジェムが出てこない。気を付けて見てみると,いつもと反対側の端っこの上の方でボーッと泳いでいる。目の前にミジンコを落としてあげたら,2,3個食べたが,今ひとつ元気がない。暑いせいか? 最高気温33℃の予想だったので,出かける前にエアコンを入れて,室温29℃にセット。
 友人と熱帯魚ショップへ行くことになったが,そこで長いこと探し続けていたバジスバジスバジスを見つけたので,ゴールドネオンが死んで1匹減ったところだしと思って買うことに。友人はスカーレット・ジェムを2匹とグッピーのペアとピグミー,リシア,浮き草などを買っていた。
 バジスバジスバジスを連れて18:30頃帰宅すると,水槽は29.5℃,ポチの水槽も29℃。慌ててエアコンの設定を下げ,ガラス蓋をはずし,バジスバジスバジスの水合わせを始める。しかし,ジェムジェムがいないことに気がついてショック! 元気がなかったし,死んでしまったのか?? だいぶ探したのにいなくて心配したが,20:30頃になってナナの間に挟まっているのを発見。ハァハァしていて動く様子もなく,かなり元気がない。縄張り意識の強いジェムが,同じドワーフ・シクリッドのバジスバジスバジスに攻撃をしかけるのではと気にしていたが,それどころではなさそうだ。かなり心配。
 一方,ポチはわずかながら泡巣を作っていた。GW以来だ。この人,私がいなくなると泡巣を作ることにしているのかな? 出かける前に少しばかり落としておいたミジンコは,ほとんど食べていない。そのくせクロマを欲しがる。変わったベタだ。

 2002年06月06日(木) 芒種

 ジェムジェムは,1日中アヌビアス・ナナの根に挟まって,時々移動したりしながら過ごしていた。如何にも体調が悪そう。水温は1日中27℃くらいに保って努力していたが,ジェムは一行に良くならない。バジスバジスバジスは,ジェムとそっくりな行動パターンで,ジェムが最初の頃よくやったように,コマキにひっついて観察してまわり,時々底の方で何かをパクッと食べたりしている。
 暑さでヤマトヌマエビも1匹参ったのか,体色が黄色くなって,動きが鈍くなっているのがいる。

 2002年06月07日(金)

 ジェムジェムは,照明がついたときは昨日のナナの根にはさまっていたが,やがていなくなり,奥の底で横になって荒い息をしているところを見つけた。やっぱり死んでしまうのね,と思ってすごく残念。美しく可愛い子だったのに。。。

 2002年06月08日(土)

 水槽に照明がつくと,ヤマトヌマエビがジェムの死体らしき白いものを抱え込んで食べていた。掃除の時に回収。ジェムの死を確認し,部屋の中のオリヅルランの鉢に埋葬してあげた。可愛かったジェム,美しかったジェム,気が強かったジェム,もういないのね。小さなジェムには暑さがつらかったのだろう。ごめんね,そしてさようなら。
 掃除のついでに,きたならしく伸び放題だったアヌビアス・ナナを一旦ぬいてカットして植え直し,苔だらけで汚かったアルテルナンテラ・レインキーの親株も切り,ほとんどなくなってしまったミリオフィラム・マトグロッセンセ・グリーンを植え直した。そして,新たな事実発見。何とグリーンネオンがマトグロッセンセを食べている! 伸びずに小さくなっていった理由はこれだったのか。。。

 2002年06月25日(火)

 ここ1週間ほどだろうか,ドラ(コリドラス)があまり動かなくなった。まだあと1年くらいは生きてもいいと思うのだけど,どうしたのだろう。心配だけど,病気ってわけでもなさそうだし,どうにもできない。ドラの元気がないと水槽の中が何だか寂しい。

 2002年06月26日(水)

 ここ2〜3日ほとんど見かけることがなかったバジスバジスバジスが,午後になってフラフラと出てきたが,エビや他の魚につつかれたりして大慌てで水草の葉の間などにかくれていた。夕方になって,流木にからまっているウィロモスの上に横たわっているところを発見し,もうダメと悟る。亮介が帰ってきたときはまだ虫の息で生きていたが,夕食が終わった頃には息絶えていた。買ってきて20日で死んでしまうなんて,うちの水質に合わなかったのだろうか? すごく好奇心旺盛で面白い子だったのに,悲しい。まだ綺麗な死体を引き上げて,オリヅルランの鉢に埋葬してあげた。
 ドラは痩せて元気がないけど生きていて,ミジンコを与えたら一生懸命食べていた。

 2002年07月01日(月)

 朝,ドラ(青コリドラス)が死んでしまった。元気がないと気がついたのは2週間ほど前だっただろうか。エビがドラの尻尾をかじるのでビーカーに隔離したのが一昨日の夜。ビーカーの水を替えてあげようと思って,朝8時頃中の水を水槽へ出したとき,ドラがまったく動かなくなっていることに気がついた。ビーカーに普通に腹ばいになって沈んでいたので,まさか死んでいるとは思わなかった。まだ目もにごっていないし,体もきれい。多分,そんなに苦しむことなく静かに死んでいったのだろう。
 買ってきて2年半。買ってきたときは,多分,すでに生まれて1年以上は経っていただろうから,3年以上は生きただろう。だいたい寿命だったと考えていいのだろうが,モアがいた頃から飼っていた最後の子だし,京都から熊本までの旅を生き抜いた最後の生き残りだったこともあり,長年水槽の主だったドラの死はとても寂しい。モアもユリもリリも眠っているシルバースターの鉢に埋葬してあげた。ばいばい,ドラ。うちに来て幸せに過ごしてくれただろうか。。。

 2002年07月17日(水)

 電話で亮介が,「ポチはずっと浮き草にひっかかったままであまり動かない。頭が水面から出ていたから,なでなでしてみたけど逃げない」と言っていた。なでられる魚? 体調でも悪いのだろうか? 亮介曰く,ポチ以外もみんな隠れていて,とっても感じ悪いとのこと。

 2002年07月19日(金)

 5泊6日の関西旅行から帰宅。夜,家に着くと,ポチが出てきて歓迎してくれた。出てきて「エサ,エサ,エサ」と言いながら口をパクパクさせるのは私には自然な行動なのだが,亮介が言うには,明らかに昨夜までの行動と違っていて,ポチは私が帰ってきたのが分かっているようだという。ポチ,私のこと知っているんだね。顔を覚えていてくれているんだね。

 2002年07月20日(土)

 九品寺のアクア・クリエイションへ行って,二酸化炭素とコリドラス・ジュリー1匹,チョコレート・グラミー1匹購入。ジュリーはまだ子ども。チョコグラは,多分成魚だろう。チョコレート・グラミーは,3年前から気になっていた魚だが,水質の変化に敏感でコロッと死んでしまうことも多いと聞いていたので買えずにいたが,最近は個体も安定していて丈夫だというので,試しに買ってみた。最近新しい子は死んでばかりだから,元気に育ってくれるといいな。チョコグラは“カカオ”,コリドラス・ジュリーは“ジュリー”と呼ぶことにする。
 ポチは,水面に浮かべたアンブリアにひっかかっているのがお気に入りのようで,最近は昼間は沈んでいて,夜になると水面でひっかかっている。水草に引っかかっていると,呼吸のために水面に上らずとも,顔を上に向けるだけで空気が吸えるところが楽でよいらしい。魚も怠慢したいのね?

 2002年07月24日(水)

 一番大きなネオンテトラが,マツカサ病と白点病を併発しているのを発見。この週末までは元気だったのに? マツカサは伝染しないが白点は伝染するので,白点病治療薬,ニューグリーンFを添加した。どうしてだろう? 水温が高すぎて,少し水質が悪化していたのだろうか?

 2002年07月26日(金)

 病気のネオンテトラ,死亡。マツカサは致命的なので諦めていたが,やっぱり残念。幸い,他の子に白点が伝染している様子はない。

 2002年07月27日(土)

 水槽は薬浴中なので水換えをせず。

 2002年07月28日(日)

 照明がつくと,水草に埋もれて何かの死体があるのを発見。数えても,テトラたちは全員無事。ひきあげてみるとオトシンクルスだった。病気の様子もなかったし,元気だったのに,どうして???

 2002年07月30日(火)

 カカオちゃん,コリドラスの餌を食べる。落とした餌に食いついて,その餌をくわえたままで別の餌にも食いつこうとして失敗していた。冷凍ミジンコしか食べなかったスカーレット・ジェムに比べると,色々な餌にトライしてくれるので嬉しい。とりあえず,今のところ元気ってことかな?

 2002年07月31日(水)

 照明がついて,ネグ(オトシンクルス・ネグロ)が死んでいることに気がついた。一昨日にオトシンクルスが死んでしまったばかりで,ネグまで死んでしまうなんて? 今までずっと元気だったのに,とても納得できない。可愛いネグ,お気に入りだったのに,とっても悲しかった。急に2匹とも死んでしまうなんて,オトシンは白点病の薬に弱いのだろうか? かといって放っておけばみんな感染して死んでしまうかも知れないし,どうしたらよかったのだろう。

 2002年08月03日(土)

 アクア・クリエイションへ行って聞いてみると,やっぱりオトシンは薬に弱いのだそうだ。ウロコがない魚は弱いんだって。規定量の半分くらいでも死んでしまうんだって。オトシンとネグが次々に死んでしまったのは,やっぱり薬のせいだったのね。ネグが3日後だったのは,やっぱりネグの方が強いからなのかな。せめてもの慰めは,次に買うオトシンは,こんな悲しい目に遭わせないようにできること。オトシンがいる水槽に添加する白点病の薬があったので,今度オトシンを買うときは,この薬も一緒に買おうと思う。

 2002年08月05日(月)

 ふと気がつくと,何てこと?! ジュリーが瀕死といった様子で息をしながら横たわっていた。昨日までは元気に餌も食べていたのに?? まだまだ小さくて,少なくともこれから2年は一緒に過ごせると思っていたのに? 何がいけないのかわからないけど,かなりショック。
 ポチは,我が家に来てそろそろ11ヶ月を迎えようとしている。ここ数ヶ月ですごく私になついてくれて,愛おしい。1週間の旅行から帰ったときも,久しぶりに私が帰ってきたことをわかっているとしか思えないほど出てきて歓迎してくれたし,いつも餌が欲しくなると,私の方を見て遠くからうったえる。心が通じているとしか思えない。5cm程度の小さな魚にも,心があるんだってことが,ポチのおかげで今まで以上によくわかった気がする。ポチが頭の良いベタであることも大きいのかな。昨日も,餌をねだるので少しだけ与えて,「もうおしまいよ」と言って蓋をしめると,ポチは「わかった」というように,水草の中へ帰っていった。

 2002年08月06日(火)

 午後,とうとうジュリーが死んでしまった。

 2002年08月11日(日)

 久しぶりにレヨン・ベール・アクアへ行って,ポチ用にフィルタを買ってきた。底砂を敷いてフィルタをまわすと,水量が1Lほど増えた。ポチは落ち着かない様子で少し怖がっているようにも見えるが,ちゃんと慣れてくれるだろうか。最近少し元気がないので,これで少し体調がよくなっていくといいと思ったのだけど,ベタは賢いせいか神経質なところがあるので,ちょっと心配だ。フィルタがあると水質はよくなると思うんだけどねぇ。。。

 2002年08月12日(月)

 夜,ポチが出てきたので亮介が近寄って指をうごかしたら,ポチはすごい勢いで逃げて,アルミメッシュで作った蓋にぶつかった。いったいどうしたのだろう? 昨日フィルタを入れた後も泳いでいたし,昼間は出てきて私にエサをねだったのに?

 2002年08月13日(火)

 ポチは,餌もほとんど欲しがらず,1日中下に沈んでハァハァしていた。やっぱり体調が悪そうだ。昨日,亮介に過敏に反応したのも体調が悪かったからではないか? 少しだけ薬を入れてみたが,フィルターを入れたから効果が薄いだろうね。新しい環境でびっくりしたのかもしれない? ポチ,頑張れ!

 2002年08月14日(水)

 ポチはやっぱり元気が無くて,餌も,ほんの少し食べただけ。フィルタ入れておかしくなった? どうしようもない。隠れて出ても来ないので,体色などを確認することもできない。

 2002年08月16日(金)

 フィルタを入れて以来,ポチがすっかりおかしくなった。餌もねだらなくなったし,ビクビクしている。それでも昨日までは,1日1回は出てきて私にエサをねだり,少しでも食べていたのに,今日はダメ。まず,照明をつけたときに異常に驚いて暴れたのがおかしかったが,昨日までは前に出てきたときに私が餌の容器を取り出すと一応少しは食べようとしていたのに,今日はせっかく出てきても私が近づくと怖がって逃げてしまうので餌どころではない。怖がっているにしても,1週間も経てば慣れるかと思ったら,日に日に悪くなっているではないか? 病気ではないと思うのだが,このままでは弱って病気になってしまう。あんなに私になついていたポチなのに,どうしてなのだろう。ベタって一旦飼い始めたら環境を変えたらダメなのだろうか。底砂もフィルタも,ポチの環境をよくしてあげようと思ってしたことなのに…。とにかく困った。餌を食べてよ。

 2002年08月18日(日)

 ポチは相変わらず調子が悪そうで,昨日は全く餌を食べず,今日は,口先に落としたクロマを3〜4粒ようやく食べた。身体に打撲傷のような後があるのは,暴れて蓋や壁にぶつかったときにできたものと思われ,ウロコなどに病気の症状はない。だが,明らかにおかしくて,亮介は大丈夫と思っているようだが,私はこのまま死んでしまうのではないかという気持ちに傾いている。まだ買ってきて1年経っていないのに。モアジュが死んでからでさえ,1年経っていないのだ。餌も色々な種類を与え,世話も頻繁にして,本当に手をかけて大事にしてきたポチなのに,どうしてこんなことになってしまったのか。よくよく考えたら,フィルタをつけたその日は,ポチは流されながらも元気に泳いでいし,翌日くらいまでは餌もきちんと食べていたので,多分フィルタにおびえているわけではないだろう。そうすると,フィルタと底砂の影響で水質が変化し,身体の負担になったということになるが,底砂は,今までも同じ砂を使った植木鉢を入れていたのだから,それでおかしくなるとは考えにくい。やっぱりフィルタ? でも,今更フィルタを外して元に戻るかどうかもわからない。どうしたらよいのか全くわからない。少しだけ薬を入れて,掃除をして,餌をおとして話しかけてあげるだけだ。

 2002年08月19日(月)

 ポチは餌も食べず,私が部屋の中で動くだけでも驚いて,水槽の壁に激突していた。

 2002年08月20日(火)

 ポチは,一日ボーッとしていて,夜,餌を数粒食べた。何が悪いのかもよくわからない。まだ白点やマツカサの症状は出ていないし,餌を少しでも食べるので希望は捨てていないが,それにしても,助かる見込みが少なくなってきたと思う。今までも調子を崩したことはあったけど,数日薬を添加したら治ったもの。。。どうしたのだろう。

 2002年08月21日(水)

 ポチは,ミジンコを目の前に落としてあげると2〜3口,パクッと食べたが,夜クロマを与えたときは一粒しか食べなかった。だんだん元気がなくなっていくようだ。いったいどうしたのだろう。。。

 2002年08月22日(木)

 ポチは,昼近くまで水面の水草に引っかかったまま,全く動かなかった。昼になって底に沈んで斜めになってボーッとしていた。少し痩せて,目が出てきて,口先の色が変色していて顔色が悪く見える。もう回復しないのかもしれない。まさか,こんなことになるとは思わなかった。フィルタなんてつけなきゃよかったのだろうか。昼過ぎ,水面へ上がってきたのでクロマを与えると,4個食べたが,後は興味を示さなかった。
 今日はモアジュの命日。一年後も,こんな悲しいことになっているなんて。

 2002年08月23日(金) 処暑

 ポチ,クロマを5個ほど食べる。しかし,だんだん目の表情がなくなってきて,泳ぎ方もおかしさが増してきた。浮いている水草にひっかかっている時も,ハッとするほど“ひっかかっている”というのがピッタリで,以前のように“好きでここにいるのよ”っていう感じじゃない。おかしくなって1週間以上,認めたくはないけど,そろそろ回復の希望がないのがはっきりしてきた気がする。ポチと一緒に過ごせるのも,長くてせいぜいあと1週間だろう。去年の9月6日に我が家へやってきて,まだ一年足らず。毎日糞掃除をして,週に2回水換えをして,週に2回生き餌を与えて,とてもとても大事に可愛がってきたのに,何が悪くてこんな病気になってしまったのだろう。多分,内臓系統なんだろうな。もともと身体の弱い子だったから,こんなに大事にしなかったらもっと早く死んでしまっていたのかも。
 最初環境の変化とフィルタを疑ったが,今思えば,多分,原因はフィルタではないだろう。最近,亮介がポチの泳ぎ方がおかしいと言っていたが,それがひどくなっている。斜めだったし,金魚のように尻尾を大儀そうに振って泳いでいた。泡巣を作ることもなくなっていたし,ここ1〜2ヶ月は,クマノミのぬいぐるみを見ても鏡を見ても怒らなくなっていた。怒らないベタのオスは,やっぱりどこかおかしいと思うのが正解だったのだろう。年をとって丸くなったのかと思ったけど,きっと本調子ではなかったのだ。
 賢い子だった。自分で飛んで水槽へ戻ったし,私と亮介の顔を見分けて態度を変えた。今まで飼ったベタで一番賢かった。ポチと過ごした1年は,本当に楽しかった。もう半年か1年は一緒に過ごせると思っていたのに,悲しい。

 2002年08月24日(土)

 九品寺のアクア・クリエイションへ行こうと思ったら,でかける直前で,2週間前にレヨン・ベール・アクアで買ってきたフィルタの,モーターの接続部分から水漏れしていることを発見し,急遽レヨンへ行って交換してもらうことになった。レヨンでは顔パスで交換に応じてもらえ,行きつけの店のありがたさを実感。ついでに寂しくなった水槽に,ネオンテトラ5匹,ファイヤーテトラ5匹,オトシンネグロ1匹を買ってきた。ファイヤーは4匹のつもりだったけど,1匹おまけしてくれた。でも,帰ってくると,交換したフィルタが,一回り大きい物だったことに気がつき,もう一度電話するはめに。小さい方は現在店になくて,取り寄せて水曜日以降ということになった。このためポチは,しばらくフィルタなしで過ごすことになった。ポチは,昨日よりますます元気がないといった感じで,目もうつろだし,餌も昨夜食べたのを最後に今日はとうとう一粒も食べなかった。水面に浮かんだ水草にひっかかったまま,頻繁に息を吸っている。死ぬ間際のモアやモアジュのように,水底から力を振り絞って水面に空気を吸いに上らなくてもよいのは,弱ったベタには楽かもしれない。死期が近づいてきたので,流れのあるフィルタなどない方がよいのかもしれない…。
 水槽の方は,小型カラシンを10匹も入れて一挙に魚の数が倍になったので,劇的に変化した。ファイヤーテトラが群れて上の方を泳ぐので,他のカラシンたちも,今まではずっと水草の後ろに隠れていたのに,出てきて見えるところで泳いでくれるようになった。これでようやく適正な魚の数になったのかも。

 2002年08月25日(日)

 朝起きると,昨夜寝る時は浮いている水草にひっかかっていたポチは,ナナの中に身体をつっこんで動かなくなっていた。昨夜私たちが寝たのは2時頃だったので,それから今朝の間に死んだのだろう。ポチらしく,ナナに挟まれて,静かに死んでいた。取り出してみると身体は綺麗で,顔も穏やか。せめてもの救いだった。体長は43mmくらいで,58mmのモアや52mmのモアジュよりだんぜん小さかったことがわかる。生きている間は大きさなんてわかりにくいものだね。遺体をなでてあげて,他のベタたちが眠っているシルバースターの鉢に埋めてあげた。昨年9月6日に我が家へやってきて約一年。6匹目のベタだったけど,賢いポチには一緒に過ごした一年の間に沢山の発見があった。ポチ,ありがとう。そしてさようなら。

 2002年08月26日(月)

 夕方水槽を見ると,大きい方のネオンテトラが死んで,ヤマトヌマエビ3匹に囲まれて食べられていた。照明がついた時は普通に泳いでいたのに? ネオンテトラは以前もこんな風に,ついさっきまで元気で泳いでいた筈の子が死んでしまったことががあった。昨日ポチが逝ってしまったばかりなのに…。他の子には変わった様子はない。昨年の9月8日に3匹買ってきたネオンテトラの1匹で,1ヶ月前に一緒に買ってきた中で一番大きかった子が死んでしまったので,残りは1匹になってしまった。


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