☆1月の星空

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2003年1月の星空情報

 冬のにぎやかな星座に土星と木星が加わり,豪華な星空となります。
 12月18日にを迎えた土星はおうし座を逆行しており,5日にはおうしの角の先端にあるかに星雲(M1)に近づきます。来月衝となる木星もかに座で観望好期です。

 一方,金星は明け方の空で11日に西方最大離角を迎え,やはり観測好期。
 特に月末28日〜30日頃は,細い月と火星・金星・水星が集まって美しい光景を繰り広げます。水星の高度は朝6時頃で8度くらいですから,南東の空が開けた場所で探してみましょう。

 4日の朝に極大を迎えるりゅう座ι(しぶんぎ座)流星群は,月もなく最良の条件です。
 この流星群はピークが鋭いので,明け方に向かって観測をすると流星が増えていくのを楽しむことができるでしょう。しっかりと防寒対策をして見てみましょう。


南中する星座 (冬の星座

 午後8時(20時)に南中を迎える,観察しやすい星座たちです。

 【上旬】 とけい座(☆) ・ ペルセウス座
 【中旬】 エリダヌス座 ・ レチクル座(☆)
 【下旬】 おうし座 ・ かじき座(☆) ・ちょうこくぐ座

 ☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。

見やすい星雲星団 (星雲星団を見よう星雲星団一覧表

 【惑星状星雲】 M1 (かに星雲,おうし座)
 【散光星雲】 M42 (オリオン大星雲,オリオン座)
 【散開星団】 M35 (ふたご座), M36・M37・M38 (ぎょしゃ座), M45 (プレアデス,すばる,おうし座)
 【銀河(系外星雲)】 M81・M82 (おおぐま座)


 惑星用語の説明はこちら
天文現象
3新月新月:05時23分
4
りゅう座ι流星群(四分儀座流星群)が極大:9時
6
小寒:03時28分。太陽の黄経が 285度になる。
10上弦の月上弦:22時15分
11
月が最遠:10時。視直径29分34秒
金星が西方最大離隔(-4.4等,離角46度58分)
17
冬の土用の入り:太陽の黄経が 297度になる。
18満月満月:19時48分。
20
大寒:20時53分。太陽の黄経が300度になる。
大寒から立春の間に寒中見舞いを出す。
24
月が最近:7時。視直径32分18秒
25下弦の月下弦:17時33分


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