☆9月の星空

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2003年9月の星空情報

 9月になると日没時間が早くなり,夕方早い時間から星が見えるようになってきます。
 また,9月に入ると明け方の空で黄道光が観望好期に入ります。黄道光は空気の澄んだところでしか見えませんが,山などへ行く機会があったら黄道に沿って光の帯が伸びているのを探してみましょう。

 重陽の節句の9日の夜は,大接近を終えたばかりの火星と,中秋の名月をひかえた月齢12.8の月が豪華に並んで,かなり目を引く光景となるでしょう。
 11日の中秋の名月は,珍しく満月と重なっています。中秋の名月とは,仲秋(陰暦8月)15日の月ですが,通常は満月当日ではなく前後になります。中秋の名月は別名“芋名月”といい,昔から里芋を供える習慣がありました。

 22日のかに座CXの接食は,今年の条件の良い接食の一つです。接触となるのは千葉県の鹿島灘から琵琶湖北部を抜けて山口県岩国市・徳山市あたりを通り,周防灘から福岡県行橋市・福岡市,佐賀県唐津市あたりを通る線上です。かなり広い範囲を通る接食ですから,接食の限界線をしっかり調べて近くの線上へ行ってみると,月の凹凸に見え隠れする星の姿を見ることができるでしょう。
 なお,この線より南の地域では星が月に隠される星食(えんぺい)となります。

 27日には水星が西方最大離角となりますが,午前5時の高度は約10度です。ほとんど真東の空に-0.4等の明るさで輝いていますから,東が開けた場所で確認することができるでしょう。


南中する星座 (秋の星座

 午後8時(20時)に南中を迎える,観察しやすい星座たちです。

 【上旬】 いて座 ・ くじゃく座(☆) ・ ぼうえんきょう座(☆)
 【中旬】 こぎつね座 ・ や座 ・ わし座
 【下旬】 いるか座 ・ けんびきょう座(☆) ・ はくちょう座

 ☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。

見やすい星雲星団 (星雲星団を見よう星雲星団一覧表

 【惑星状星雲】 M27 (あれい状星雲,こぎつね座), M57 (環状星雲,こと座)
 【散光星雲】 NGC7000 (北アメリカ星雲,はくちょう座)
 【球状星団】  M2 (みずがめ座), M15 (ペガスス座), M30 (やぎ座), M56 (こと座)


 惑星用語の説明はこちら
天文現象
1
月が最近:04時。視直径32分29秒
3上弦:21時34分
8
白露:10時20分。太陽の黄経が 165度になる。
9
月と火星が接近:21時49分 (1度15分)
10
水星が内合
11中秋の名月
満月:01時36分
12
宇宙の日
16
月が最遠:18時。視直径29分32秒
19下弦:04時03分
20
秋の彼岸の入り
22
かに座CX(6.1等)の接食(北限界)
23
秋分:19時47分。太陽の黄経が 180度になる。
26新月:12時09分
27
水星が西方最大離角:9時 (離角17度52分)
28
月が最近:15時。視直径32分56秒


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