パソコン通信の昔からネットの向こうに依存しまくりの精神生活で、私の精神はほぼネットの海の中に存在している。ゆりかごから墓場まで、目覚めから就寝まで。
しかし、ここ数年、SNSがどんどん居心地悪くなってきていることも事実だ。見たくもない他人同士の会話に落ち込んだり、世界にはこんなにも大勢の人がいて楽しそうに過ごしているのに私は孤独なんだなと落ち込んだり、兎にも角にも不必要に後ろ向きになって心が乱される。ネットさえ見なければ私は一人で幸せな時間を過ごしているだろう。強制されているわけでもないのに好んで精神衛生に悪そうなことに時間を費やすのは、人生の時間が限られていて、しかも残りがかなり少なくなってきた事実を思えば愚の骨頂ではないか。
ハイクもtwitterもみんな止めてしまえよと思いながら2年くらい過ごしているだろうか。しかし現実世界ではほぼ他人とのつながりを持っていない私には、今更SNS全てを断絶して日々を送る勇気はとても出てこない。ぼっち耐性度はかなり高い方だけど、さすがにそれは寂しすぎる気がする。だけど悶々と居場所のない気分に苛まされたり、時に針のむしろに座っている気分になったりしながらも、たまに起こる幸せを待ち焦がれていることにいい加減疲れてしまった。
まったく堂々巡りだね。結局は強い心と勇気だよ。踏み出す勇気。現状を捨てる勇気。ぬるま湯から抜け出す勇気。あるいは孤独の海に少しも動じない強さ。
とても難しい。
考えても結論は出ないし勇気も出ないし、だからそんな面倒な考え事から逃げ出してドールさんと酒を飲む。