みんなで不幸になろうキャンペーン?

 他所の地域はどうだか知らないが、東京の(関東の?)節電はちょっと異常な域に達しているのではないか?

 とあるカンファレンス、会場は節電なので涼しい服装で出席しろという。そこで夏らしい服装で赴くと寒いの何の。これで節電だというなら普段は極寒仕様の冷房なのか? 一方では本当に切実に冷房が必要なラッシュ時の地下鉄で、無常にも確実な節電が行われており乗客は朝から体力を消耗しきって通勤することを強いられている。病院の待合室があまりに暑く、汗だくになって風邪が悪化したという知人もいる。この無駄な電力配分は何なんだ。
 また、普段から危機管理を考え東京電力に頼らず電力を確保できるよう準備してきた会社までが節電を強いられるというバカな事態も発生している。

 要するにもはや電気が必要とか無駄とかそういうことはどうでもよく、節電しているというポーズが重要になっている感じだ。「欲しがりません勝つまでは」って感じ? 節電する必要がないところでも、あるいは節電すべきでないところでも、とにかく節電、みんなで節電。電車のようにクレームが出やすい施設では特に節電アピール。
 普段から極寒の冷房をしているような施設は当然改めるべきだが、病院や電車はきちんと空調を効かせるべきだし、平時から危機管理していた会社が節電につきあう必要もない。悪い意味での足の引っ張り合いをしてみんなで不幸になっても、良いことなど何もない。マスコミの扇動なんかに惑わされずに落ち着いて、もっとまともな電力消費を行おうぜ。ばかばかしいよ。

東京が明るかった頃